011-020 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ひらいて、とがって

ひらひらとひらかれひかれて

ひざこぞう、に出逢ってください。そして手をのばして作品の言葉にためすすがめつ、触れてほしい。

帆場 蔵人@⚰

ねね

私は、こんな詩に出会いたい。

読者が 作品世界に囚われて、しばし 動けなくなるような 動けない時間を持つことで、自由を得るような そんな詩に わたしは 出会いたい。

真清水るる

薬売り

胡散臭さがたまらない

怪しいものや不思議なものが好きな方におすすめしたい、世にも奇妙な掌編——

沙一

書かざる言わざる、雄弁に水銀を

黙って笑ってろ、沈黙は金

これを見ているあなた、恥ずかしくはないんですか? 答えられないのですか。 なんでですか。 理由があるという訳でもないのですか? ああ、そうか。 全部、冗談だというのですね。

鳴海幸子

夏は夜。月のころはさらなり

田舎の夜道は暗くとも、恋は華やかで明るい——

沙一

あなたとどんぐりとハナミズ……

悪意のないホローポイント弾

ここには○○の残酷さが描かれている。 ○○が何なのかは、読めばわかる… …かもしれないし、わからないかもしれない。 感じ方は「人それぞれ」だから。

R

祖父の痕跡

黙想を貫いた彼が最後にみたものは…

祖父の遺物が並んだ「私」だけの世界… 彼の深層に踏み込むべく「私」は宝物箱に触れてしまうのか…祖父とは一体何なのか…

つつみ

直列つなぎ-うんこ!!(……

青春の現代詩

青春はいつも、エロくて汗臭い。そして切ないけど優しいところもあり、美しい瞬間もあるけど、昆虫たちも僕らも命を捨てて夫婦になることを受け入れる。それが生きるということだから。個人的には、僕は飯田華子さんの紙芝居を観に行きたい。

蛾兆ボルカ

ちがう星

ピッチャーとキャッチャーみたいだね

それから時々 おなじ星

neue Ära records

いつまでもあいさつをしてゆ……

伝説の流行語はここから始まった

「かきかきたぶんしない」は伝説になった。わからない人には永遠にミューズは来ない。

neue Ära records

粘土

こんにゃろっというやり場のない怒れる者よ

ほの暗い系男子がたどり着いた極北のモノローグがきみにはわかるまい

neue Ära records

菊の花

2020年10月の裏番長/裏大賞

これの良さがわかるまで詩を書くんじゃない

neue Ära records

死んだベテルギウス

地球は退屈な諦念に埋め尽くされてる

重力に支配された地球人にはわかるまい

neue Ära records

風吹き抜ける青

残酷なロマンティズムがきみにはわかるまい

そのまま生き地獄で野垂れ死にするといいという孤高の美

neue Ära records

ぢんせぃ

その喪失感は夢かうつつか

ネットとリアルがボーダーレスな、デジタルネイティブ世代の感性──

沙一

潮風

潮の香りにのまれるように

不思議な気配が手招きをしている

帆場 蔵人@⚰

空の下

大自然という舞台への出奔

二人が走り出す。広大な大自然という舞台へ。

羽田恭

明るい朝の歌

明るい朝のうらには、暗い夜があった

外をみつめることが、内をみつめることにつながっている──

沙一

震え 揺れ 回る

一気に詩情が注ぎ込まれていく。 それが 震え 揺れ 回る。 詩を詠み終えても、止まらない。

羽田恭

生きるためにパイを焼く

どうしようもなく生きていくということ

ただパイを焼く。それだけなのだけれど、衒いも奇抜さもなく心にぶつかってきて揺さぶられる。

帆場 蔵人@⚰

別れ

靴の哀しみ

歩くための存在でありながら、誰かが履いてくれないと歩き出せない存在が、絶望して待機してる

蛾兆ボルカ

パパの日曜日

しがない日常に飽きてしまったすべての人へ

ごく平凡な日曜日のパパが、壮大で絢爛豪華な世界へ旅立つ——

沙一

「中央公園より」

わかりあえなくたっていい

人種、国籍、性別、年齢、人間同士のわかりあえないディスタンス、そんなことよりも、おたがいに笑っていよう、ここはみんなの公園だから——

沙一

わたしの髪は生きているのか……

心を亡くしてしまいそうなときに

ささやかなお洒落をたのしむ、それは自分が自分であることをわすれないために、ひつようだったのかもしれない——

沙一

angel coffee?……

一瞬と、永遠

幸せなコーヒーと、降りやまない雨、好きな人といるとき、あなたならどちらを選びたいですか?

沙一

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011-020    

みんなが知らない街が消えた。 嫌いな野菜を飲み込んだみたくあっけなく覆いかぶさって流し込んで吸い込まれていったよ。 消え入りそうな呼吸を前に愛を語る大衆文化へ。 いろんな人かいたなっていまでも思い出せる。 いなくなって欲しいと願ったわけでもないのにいっぱい見えなくなってしまったよ。 微かな呼吸をみて正しい尊さを謳うニュースキャスターへ。 夢を見て歳を取る。夢だけが老いて私たちを残していく。それだけが生きがいであると願っていると知ってて夢は私たちを置いていくんだ。 声高に愛だ心だと必死に叫ぶなにも失っていない生還者へ。 横たわる人たちを見て心が痛んだだろうか。飲み込まれた彼らの方がなにもかもずっとずっと痛いはずなのに。 どうせなにも知らないあなたたちへ。 あなたたちは息をしているのにこれ以上なにをのぞむの?


作成日時 2020-05-09
コメント日時 2020-06-04

011-020 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 9
P V 数 : 1088.6
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0
#現代詩
項目全期間(2021/05/07現在)投稿後10日間
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閲覧指数:1088.6
2021/05/07 00時28分55秒現在
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    作品に書かれた推薦文

011-020 コメントセクション

コメント数(9)
小林素顔
作品へ
(2020-05-09)

拝読いたしました。 >夢を見て歳を取る。夢だけが老いて私たちを残していく。それだけが生きがいであると願っていると知ってて夢は私たちを置いていくんだ。 この1行を改行せずに1行の文として残したことが印象的でした。そこで繰り返される「夢」という語が印象的な使われ方をしているなと思いました。 夢が人を残して置いていく構図というのは新鮮かなと思いました。そしてそこを中心にして前後を解釈すると、今のコロナ禍における芸術家の存在意義を問うているようにも思われました。 もしコロナ禍をテーマにしていないとしていたら、私の過ぎた解釈をご容赦ください。

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桐島かがり
桐島かがり
作品へ
(2020-05-10)

なんとなく大震災を思い浮かべました。全く違っていたらごめんなさい。 どうせなにも知らないあなたたちへ。この言葉が胸に刺さりました。

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蛭夏
蛭夏
小林素顔さんへ
(2020-05-11)

コメントありがとうございます。 夢を持つことは誰でもできますが、誰もが追いつけるわけでもなく、ましてや死んでしまうとそんなことも関係なくなってしまう。でも持った夢は生き続けるんじゃないか、そんなふうに考えました。 それこそコロナによって亡くなった人にも夢においていかれた人はいると思います。そう考えるとやらせないようなと。

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蛭夏
蛭夏
桐島かがりさんへ
(2020-05-11)

コメントありがとうございます。 その通りです。特に東北大震災はイメージとして大きいです。タイトルは震災の起きた年から今日までという意味も込めて。 自分自身、被災した人間ではないので「どうせなにも知らないあなたたち」というのは、自分にも向けた言葉でもあります。

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羽田恭
作品へ
(2020-05-11)

今の状況を思い浮かべてしまいますが。 >あなたたちは息をしているのにこれ以上なにをのぞむの? 息をしているだけでは苦痛なのだろうなと。退屈させるというのは刑罰になりうるので。 >夢だけが老いて私たちを残していく 浅き夢見し酔いもせす では、即興で返詩の短歌を。 人が消え 死体が並ぶ 整えろ 心整え 夢酔いもせず

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カオティクルConverge!!貴音さん
作品へ
(2020-05-14)

他者様のコメントは基本、見ないで感想を書くように努めているので 被っていたらすみません。 災害の詩と思いながら読ませていただきました。 ですがコロナにも通じる所がある様に思われます。 私が良いなと思ったのは こういう時にポジティブな所にばかり目を向けた作品がポンポンでするんですけど 負の一面をしっかり救い上げて書いている所です。 本当に悪い出来事を忘れないってしたいなら 綺麗にせず負も何らかの形で残すべきじゃない? そんな考えの元、震災の詩をまだ書いているので共感出来ました。 私自身は被災地の出身で、震災の負と向き合い残そうと書いてまいりました。 来年が10年になるので書くのも最後にしようと勝手に思っています。

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蛭夏
蛭夏
羽田恭さんへ
(2020-05-14)

コメントありがとうございます。 息をすること=生きていると意味を込めていました。多くの人が亡くなる、そして亡くなっていった人がいる中で生きているのに、といった具合に。 返詩ありがとうございます。儚き夢と散らぬように。

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蛭夏
蛭夏
カオティクルConverge!!貴音さんさんへ
(2020-05-14)

コメントありがとうございます。 お言葉通り災害、特に東北大震災は強く現れていると思います。というのも私は被災者ではなく、しかしそれが起こった日が自分の人生で特別な日だったからです。 もう10年近く経って、私の好きなアーティストの曲を聴いていたら突然そのときの感情が蘇ったので、その勢いと現在の気持ちを混ぜて書き上げました。 恐らく震災の負の側面には私も含まれていて、部外者である自分の個人的な大きな気持ちが後半で多分に現れています。 だから被災した方や、そこに関わっている方たちに対しては、こんな詩を作ってごめんなさい。でも読んでいただき本当にありがとうございます。 そういう気持ちでいっぱいです。

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藤 一紀
作品へ
(2020-06-04)

こんにちは。死を見つめることは生きているうちにしかできないから、見つめた上でどう生きるか、そういうことではないかなと思います。死者のみならず、誰にとっても私は彼らにとって他者の生を生きるしかないし、私の死も誰にとっても他者の死だから、そこを引き受けつつ、生きる側を向くというのは大事じゃないかな。つまり、この詩は、語り手を含むとはいえ、問いかけの形で終わっている以上、語り手の生きる側への姿勢をまだ見出せていないと思います。

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