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作成日時 2019-09-10
コメント日時 2019-09-11

少年は虚ろな器 名もなき少女は伽藍堂 静まり返った電子街海道 無数の懐中時計が漂っている 心なき少年の幽遠の泪 少女 白い両手で両目を鬱ぐ 黙祷 外史を偲ぶ 壊れた鉄葉の螺旋 飛ぶ 無人化した沈黙の管制塔 不純物だらけの配線でつなぎ合わせ ユガんだ線で創る名無しの器 交わる心拍数 点滅し続ける 満ち欠けの合図を鳴らす 鵜に模した鳥類が散る 水面に波紋を奏でることさえ 知らず儚げに微笑をした 消滅する不確かな現実の音 小さな明かり そっと灯す パラダイム 謳う


項目全期間(2019/09/16現在)
叙情性2
前衛性0
可読性0
エンタメ0
技巧1
音韻1
構成1
総合ポイント5
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧0.50.5
音韻0.50.5
構成0.50.5
総合2.52.5
閲覧指数:328.9
2019/09/16 05時37分27秒現在
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コメント数(4)
み う ら (2019-09-10):

一時期、当掲示板内にて一行空けの必然性について話題になっていたことがありましたが、本作は一行空けの意味・無意味ささえも思わせない完璧な活用ではないかと思います。つまり一行それぞれが完結され且つ自立していながらも作品トータルとしての共存が成立されているように思うのです。活性剤としての役割をブランクがはたしているともいえ、活性剤に含まれる毒にもなりえる組成の意味にも空行が思えてきました。私はよく詩文におけるリアリティを求める持論を述べておりますが、「沈黙の管制塔」などの語句にリアリティはありません。しかし本作にはリアリティがある。リアリティという言葉を代えていえば、「作者の息遣い」となりますが、空疎な空行にその息遣いを私は感得しました。際どいところですが、読んでよかったです。しかし、二度読み返してみたくなるほどにはなれませんでした。それはいい意味でのジャンクな作品であり、一度の消費で流されてしまってよいようにも思えました。

沙一 (2019-09-10):

さまざまなイメージを喚起させてくれる言葉遣いが、好みです。 二行分の間を空けて前後に連を分けており、前半は絶望を、後半は結ばれる希望を、謳っているように読めました。その転換点が空白なので、読み手として想像して埋めてみるのもいいのですけど、なにかしら示唆をあたえてほしかったなとも思います。

つつみつつみ (2019-09-11):

拝読させていただき、私の頭の中で1つの絵画が描かれていくような印象を受けました。 >不純物だらけの配線でつなぎ合わせ つなぐべきものが不純物であるということ、日常でも感じることがあるので、とてもリアリティーを感じました。 >ユガんだ線で創る名無しの器 歪んだではなくて、ユガんだと書かれているところが、ますます歪んでいる様子を想像できて面白いと思いました >消滅する不確かな現実の音 なんと言って良いかわからないのですが、この文が好きです。

DeleteDelete (2019-09-11):

細かい部分まで批評してくださってることに感謝です。みうらさんの感じたことは此方が意図してるイメージと合ってます。一度の消費で読み流してしまっていいのです。「ユガんだ線で創る名無しの器」の下には「交わる心拍数 点滅し続ける3つのコウサイ」とあったのですがなくしました。みうらさん、妙一さん、つつみさんレビューありがとうございます

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