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走る   

作成日時 2019-04-04
コメント日時 2019-04-04

凍れる水を溶かす春風 を受けながらわたしは一心不乱に走っていた 細胞が芽吹いて 終点という概念はない 袖をまくしあげた少年とすれ違う あ。 とおもって止まってしまった 血の匂いがする 又幻臭だ 最果てよりもとおくある天国には 発明によって今はスマートフォンで繋がれる 子供じみた遊びを、真に受けてしまった ひいたカードは「死者蘇生」 天国への扉はノックしても仕方ない 自分の力でこじあけるしかない そこは霊性に溢れている 知ってる? 霊性はインスピレーションの訳語なんだよ 幽体と化したわたしは もう孤独じゃない 人語もわたしには通用しない 友人も恋人も介せない さらば みんなみんな青春という夢のなかで眠れ わたしは森にいる いつもの森にいるから── ──走る 走る 病んだ肺は爆発しそうだ 花ひらく細胞 古今 春の題の雪への嘆きもありゃしない  


項目全期間(2019/12/14現在)投稿後10日間
叙情性44
前衛性00
可読性33
エンタメ00
技巧44
音韻00
構成00
総合ポイント1111
 平均値  中央値 
叙情性22
前衛性00
可読性1.51.5
 エンタメ00
技巧22
音韻00
構成00
総合5.55.5
閲覧指数:428.1
2019/12/14 17時53分18秒現在
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コメント数(2)
エイクピア (2019-04-04):

抑制された抒情が程よく詩語として放出されていると思いました。 >ひいたカードは「死者蘇生」 こんな終止か休符の様な詩行の後でも、軽いユーモアで詩行がまだ続く。 森に居るという表明は、公の公宣であると同時に、Moriを忘れるな、つまり死を忘れるなと言う宣言ではなくて、抒情が抑制されている状態を言って居るのだと思いました。

南雲 安晴 (2019-04-04):

多読ではない私も、古今和歌集はざっと読みました。それで『袖をまくしあげた少年とすれ違う』というところの含意もなんとなく分かるのですが、他にも古今和歌集を連想させる箇所があったらもっとおもしろい詩になったのではないかなと思いました。 あと、走っている割には走っている感じが伝わってこなかったです。 ちなみに、こんなところですみません、引用の書き方(>の記号と文字列を斜体にし、文字色を変えるやり方)が分からないので私はいつも『』を使っています。引用の書き方を教えていただけませんか。すみません。

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