2020.4.19ピエロの走り書き  - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

十月

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

真清水るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

死んだベテルギウス

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

七月の雨

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow

桃太郎の神殿

幻想的な具体、具体的な幻想

時刻、刻々、刻むということは生きるということである。生きる、生まれる、死を予感する全ての事象が望む新たな幻想、書かれるべき詩、読まれるべき詩がここにある。

狂詩人

優しい人が好き

淡くうかびあがる差異のせつなさ

自分にとって「優しい人」と他者にとって「優しい人」は同じ「優しい人」だろうか。同じ言葉を使っていながら思いうかべるものは同じだといえるだろうか——

沙一

死ね、ニュートン

こいつはいい

こいつはいいよ。文体とイメージは翻訳ランボーの剽窃だが詩の勢いはホンモノ。

豆大福の日

ひとつ私に くださいな。

仮に、お伽噺のような平和があるとしても 敵は、存在するする。人には 雉、猿、そして犬のようなタイプの人のように個性が色々であっても、共通する敵が いる。敵に勝つために、もっとも大事なことは、共通する喜びに きがつくこと

真清水るる

ひらいて、とがって

ひらひらとひらかれひかれて

ひざこぞう、に出逢ってください。そして手をのばして作品の言葉にためすすがめつ、触れてほしい。

ほば

薬売り

胡散臭さがたまらない

怪しいものや不思議なものが好きな方におすすめしたい、世にも奇妙な掌編——

沙一

書かざる言わざる、雄弁に水銀を

黙って笑ってろ、沈黙は金

これを見ているあなた、恥ずかしくはないんですか? 答えられないのですか。 なんでですか。 理由があるという訳でもないのですか? ああ、そうか。 全部、冗談だというのですね。

鳴海幸子

夏は夜。月のころはさらなり

田舎の夜道は暗くとも、恋は華やかで明るい——

沙一

あなたとどんぐりとハナミズ……

悪意のないホローポイント弾

ここには○○の残酷さが描かれている。 ○○が何なのかは、読めばわかる… …かもしれないし、わからないかもしれない。 感じ方は「人それぞれ」だから。

R

祖父の痕跡

黙想を貫いた彼が最後にみたものは…

祖父の遺物が並んだ「私」だけの世界… 彼の深層に踏み込むべく「私」は宝物箱に触れてしまうのか…祖父とは一体何なのか…

つつみ

直列つなぎ-うんこ!!(……

青春の現代詩

青春はいつも、エロくて汗臭い。そして切ないけど優しいところもあり、美しい瞬間もあるけど、昆虫たちも僕らも命を捨てて夫婦になることを受け入れる。それが生きるということだから。個人的には、僕は飯田華子さんの紙芝居を観に行きたい。

蛾兆ボルカ

ちがう星

ピッチャーとキャッチャーみたいだね

それから時々 おなじ星

三浦果実

いつまでもあいさつをしてゆ……

伝説の流行語はここから始まった

「かきかきたぶんしない」は伝説になった。わからない人には永遠にミューズは来ない。

三浦果実

粘土

こんにゃろっというやり場のない怒れる者よ

ほの暗い系男子がたどり着いた極北のモノローグがきみにはわかるまい

三浦果実

菊の花

2020年10月の裏番長/裏大賞

これの良さがわかるまで詩を書くんじゃない

三浦果実

死んだベテルギウス

地球は退屈な諦念に埋め尽くされてる

重力に支配された地球人にはわかるまい

三浦果実

風吹き抜ける青

残酷なロマンティズムがきみにはわかるまい

そのまま生き地獄で野垂れ死にするといいという孤高の美

三浦果実

ぢんせぃ

その喪失感は夢かうつつか

ネットとリアルがボーダーレスな、デジタルネイティブ世代の感性──

沙一

潮風

潮の香りにのまれるように

不思議な気配が手招きをしている

ほば

空の下

大自然という舞台への出奔

二人が走り出す。広大な大自然という舞台へ。

羽田恭

明るい朝の歌

明るい朝のうらには、暗い夜があった

外をみつめることが、内をみつめることにつながっている──

沙一

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2020.4.19ピエロの走り書き     

あの娘が 太陽の黒をかじれば 眠りから覚めた赤子が 夢物語を手にぶらさげて 「そう」 と頷いては空を射貫き 血塗られた服を着こんでは 「さあ」 と呼びかけて民衆の王に変わりゆく 月を眺める群衆の血 水面に映るリストの傷 幼い女の子が流す涙 灰色に覆われていくブルースカイ 速まるのは鼓動ばかり 遠のくのは幸せ 赤子が夢見たのは恍惚で 赤子が手にしたのはディストピアで 赤子が送られるのは断頭台で いつか切り落とされるは王の首 世界最大規模のエンターテイメントショーに 招かれたのは自死を決めていた僕ら 運ばれるのは死の床の棺で 僕らは赤子に埋葬されていく 黒服のレジスタンスが淘汰されるのは避けられず 僕らの気取った物言いとスタイリッシュな立ち居振る舞いは それは若者を熱狂させて街頭でのバリケード戦へと導いたものだ だけど頭目を失ったフォロワーの若者たちは 無軌道な情動の化け物へと成り代わり 今では女の情欲を追い回すだけ 太陽が沈もうとしている 最早僕らでさえ手がつけられない 赤子のお目覚めだ それは凋落が定められた上での ライジングだ 赤子が夢見たのは理想郷で 赤子が築いたのは残骸で 赤子が送られていくのは絞首台で いつか締めつけられるは王の首 響く 痛みの音だけが 響く 痛みの音だけが 響く 痛みの音だけが 響く この東京で 世界最大規模のディナーショーに招かれたのは国賓クラスの人々だけだ 強靭なセキュリティを抜けて会場に忍び込んだ暗殺者集団の「奇形児」は 銃を乱射させて殺戮の限りを尽くした 「奇形児」の過激な思想はネット上でも 国政レベルでも秘密裡に危険視されていて それが人々の明るみに出たのは最大の悲劇の場だったわけさ あとは赤子の王の首が切り落とされるのを待つだけ 全くもってやるせない 響いているよ この胸に 響いているよ この耳に 響いているよ この瞳に 響いているよ この咽喉に 響いているよ このこめかみに 響いているよ このみぞおちに 響いているよ この胸に 痛みの音だけが 2020を迎えたこの東京で


作成日時 2019-01-30
コメント日時 2019-02-18

2020.4.19ピエロの走り書き  ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 732.0
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0
#受賞作
項目全期間(2021/10/28現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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叙情性00
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可読性00
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閲覧指数:732.0
2021/10/28 05時01分00秒現在
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    作品に書かれた推薦文

2020.4.19ピエロの走り書き  コメントセクション

コメント数(4)
༺❦柿原 凛☂༻
(2019-01-30)

2020っていうことは東京五輪を意識されてるわけですね。 ということは「奇形児」は五輪反対派を指していて、赤子はその組織の連中もしくは取り巻きといった感じですかね。 もしかしたら「AKIRA」みたいなパラレルワールド的な東京をイメージされたとか。(AKIRA見たこと無いのでよく知りませんが。笑) 一方で、「灰色に覆われたブルースカイ」でぱっと浮かんだのが北京五輪だったんです。 “速まるのは鼓動ばかり 遠のくのは幸せ”っていうのが、北京の汚染された空気の中でランニングしていた市民ランナーが肺がんになったという話を指しているのかなぁと。そう考えると、五輪というエンターテインメントに招かれたのは汚染された空気の中で走っていた選手たちであり、棺はスタジアムなのではないかと。 そう考えると、「棺」を作ることを反対した影響力のあるアスリートが民衆を躍動して「新国立競技場建設反対」→「東京五輪反対」につながるんじゃないかなと思いました。 その中で、「痛みの音」っていうのはもしかしたら「ミュンヘンオリンピック事件」のことを指していたりして。 となると、「東京五輪反対」というよりは、そもそも「五輪反対」を叫ぶ詩なのかなと感じました。

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stereotype2085
(2019-02-08)

柿原さん、コメントありがとうございます! お返事遅れました。この詩はですね。東京五輪反対の詩ではないです。そのようなディティールに富んでいることも事実ですが。この詩は政治的寓話、寓意の詩として読んでも充分なのではないかと思っています。首を斬りおとされる王とは、別にナポレオンでもロベスピエールでも皇帝ネロでも、何ならヒットラーでもよいのです。それぞれのパラレルワールドにおける独裁者、暴君、墜ちるべき人、星を思い描けばよいのです。そこからこの詩の読み取り方も見えてきましょう。以前僕は「瞑想する世界」という詩で「政治的ファンタジーの詩を書いているのか」という批判めいた指摘を受けたこともありましたが、辛辣な寓意、寓話性を持つファンタジーならそれでも特段構わないと今では思っています。だがしかし柿原さんがこの詩から多くのイメージを喚起していただけたのは事実であり、嬉しい限りです。痛みの音が「ミュンヘンオリンピック事件」を想起させるとは、予想外でしたが、それもなかなかいい風味が出ているなと思います。それではまた。

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AB
(2019-02-10)

うまく言えないのですが、 命、削り続けて生きてゆくのだから、何のために生きてゆくのか、みたいなことを抑えぎみな詩文で情景が浮かんで、響く、響いてる、の部分で音が、大げさに言えば魂が揺らされ、内なるところにしみていいと思います。 ん、うまく言えない。

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stereotype2085
(2019-02-18)

仲程さん、コメントありがとうございます! お返事遅れました。抑えぎみな詩文で、何のために生きていくのかとの情景が目に浮かんだとのこと。嬉しいです。この詩は最近投稿した「ハレルヤ」に比べて伸びやかさがない、弾けていないという印象を持っていたのですが、今一度読んでみると深みがありますね。実は「世界最大規模のディナーショー」とか「世界最大規模のエンターテイメントショー」とかのくだりは「なろう」で完結済みの自作詩集の一つから拝借したのですが、とても小気味良く、それでいて不気味で不穏、くわえてポップなイメージを喚起させるのに成功したと自分では思っています。痛みの音が響く、響いてるの部分で魂が揺らされ、内なるところに染みて行ったとのこと。この詩は自分が想像した以上に効果的な要素をはらんでいたのかもしれません。とても嬉しいです。ありがとうございました。

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