99頁、なくしたのはたぶん - B-REVIEW
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エセ詩人

いでよ、エセ詩人!

コトダマ とはよく言ったものだ。 ハキダセ と 男は言う。 おまえは誰だ? わたしは何者だ?   

湯煙

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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99頁、なくしたのはたぶん    

2月末、透明な朝に僕は右手を失い、左手を色濃くした。 3月末、「黎明する明日」はそれとなく意味の通らない一文。 4月末、革命的なキスに彼は何となく意味を見いだせない。 ……XXXX,Er,Eg,Eq ――英単辞書の続きは狂いそうな夢の醒めた後、閉ざされたページ、閉ざしたカーテンを焦がす朝日による月曜日だった。焦げるトーストは現実の中、ヘイストは架空の画面の中。僕の母は悲鳴を上げるが、1チャン、3ch、2の999スレッドは何時も通りにいつもの透き通る白桃を切り刻んでいた。 そう、君が無抵抗の熟れた胡瓜或いは無垢だ! 無垢だ無垢だ無垢だ!  いや何時も顔がむくむ白昼夢明けを3cm毎に毎日刻むように。 さて、焦げたトースト、彼のヘイトスピーチはややもすれば八十八ヶ所巡りの巡礼者の挫折苦節春節解説を求めるも、現実的な事を気取ってしか書けない哀れな左脳型透析機にとって、今の季節は視えもしない10℃前後じゃないと納得できないらしい。 例えば生焼けのTVの画面グルメ番組で唐突に殺人が行われれば、死体は透明化するか? 例えば生放送の半裸が全裸のRHCPにすり変われば、例え生半可なアナウンサーが一拍ずれても微妙に曖昧に概念的完璧主義の私からすればその一時間の曲はお終いだ。 そしてなおも焦げるトースト、かつてのS県ペットショップの熱帯魚のような風貌のオーナーは身体を透明にすればいいと冷たくのたまうが、果たして小麦粉・添加物・その他諸々が粉もどき儚い時として意味も無く崩れ舞い散る朝に、それらを完璧にクリアに出来るかと言えばどうだろうか。 セックス 紅葉が絡み狂う現実  纏う衣 交ざる百舌鳥 唐揚げみたいな動物性比喩  揚げ油の凝固に夫婦愛を確かめな 君はずっと笑っていた  僕はそっと快速に「   」 やがて、不可能を可能に化膿する膝を気障にカールすれば赤い世界が視えるとエレベーター五階で乗り込んできた君は嗤いながら嘯く。それでも、焦げたパンは未だに、そう30分も経ってパパが茹でたパスタが狭間で湯切りか首きりかはっきりしないかと思う内にもあぁ〆切に〆サバの消費期限、八兵衛すらうっかり10分カップ麺、ついにアクリル板に落下した食パンの30secondsには流石の丹下の眼帯もはらりと落ちる。 燃え尽きたのはジョー、眼先の白髪になったおめえではなく、この俺の、見えないが多分残り少ない頭髪だと。


99頁、なくしたのはたぶん ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 1002.4
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-09-06
コメント日時 2018-09-30
項目全期間(2024/03/29現在)投稿後10日間
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閲覧指数:1002.4
2024/03/29 20時15分57秒現在
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    作品に書かれた推薦文

99頁、なくしたのはたぶん コメントセクション

コメント数(6)
かるべまさひろ
(2018-09-09)

語と語の繋がり方が好きです。

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まりも
(2018-09-13)

〈いや何時も顔がむくむ白昼夢明けを3cm毎に毎日刻むように。〉 〈現実的な事を気取ってしか書けない哀れな左脳型透析機にとって、今の季節は視えもしない10℃前後じゃないと納得できないらしい。 例えば生焼けのTVの画面グルメ番組で唐突に殺人が行われれば、死体は透明化するか?〉 インパクトのあるフレーズ。 イメージは右脳主体というけれど・・・詩も音楽も右脳型思考回路から生まれるのかもしれません。 ※実際の右脳/左脳ということではなく(脳梁で繋がれているし)型、という便宜上の表現です

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北村灰色
(2018-09-24)

かるべさん コメントありがとうございます。 リズムというか流れをいつもの作品以上に意識した作品なので、その点を気に入って頂けたのかなと思いました。

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北村灰色
(2018-09-24)

まりもさん コメントありがとうございます。 私が創作や楽器演奏を行う際、かなり高い比率で右脳的、感覚というか本能でやっている(不意に極端な左脳型の表現や演奏を意図して突っ込んだりはしますが)ので、そうした面がこの作品には顕著に表れている気がします。

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三浦果実
(2018-09-26)

「終われない世界観」だと北村灰色作品をずっと評してきた。https://www.breview.org/keijiban/?id=771 で最近、灰色さんのツィキャス放送で初めて灰色さんの即興詩を聴いた。それはめちゃくちゃ上手かった。で、わかったんだけれども、北村灰色さんの作品に必ず憑いているもの、それは言葉を使う器用さだと思う。その器用さはテクニカルな枝葉なレベルにとどまらず文体・スタイルにまで昇華されていて。言葉を使う器用さって、作者が受け手に対して、イメージ通りにイメージを百発百中で言葉にして伝えられるということ。料理は完成していて読んでいる私はそれをそのまんまに美味しく食べてしまう。逆に言うと読者に想像の余地が無いのかもしれないし、世界を終われない強制力を持ってして読者を誘うもの、つまり読者は共犯者になっていく。なくした100項目にはたぶん、読んだ人間が書いた終われない世界が書かれている。

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北村灰色
(2018-09-30)

三浦さん コメントありがとうございます。以前から評していただいた「終われない世界観」というのは、確かに私の作品に纏わりついているモノであり、それが色でもあると思っていますが、その点以上に即興性や言葉を使う器用さというのが、私の表現のポイントであるのかなと何となく思いました。

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