私は公という概念についてその蓄積的な意味を知りたいと考えています。公とは単なる建前や見栄や世間体ではなく、もっと深い次元にあるものではないでしょうか。例えば次のような場面を想定します。子供が親に連れられて病院に来ており、親と医師は入院が必要だと判断している。一方で子供自身は入院を望まず、その理由も不当だと感じている。この場において子供の視点を完全に引き受けているのは子供本人だけであり、立場上その意思を通すことはできません。このような状況において、公は果たして存在すると言えるのでしょうか。
「公」を、異議を包摂する概念だと理解する立場に立つなら、
あなたの例にあるのは「公」ではありません。
そこにあるのは、公を名乗る資格のない私的支配です。
以上です。
この一文だけでは、私の意図をご理解いただくのは難しいと思われます。
そのため、その理由について続けて説明いたします。―――
その場で行われているのは、
・親と医者という権力側の合意
・子供という唯一の当事者の異議の排除
・「子供のため」という反論不能な大義名分
これらを用いた、一方向的な決定です。
これは 公でも、公益でも、公共性でもない。
**「正しさを装った強制」**にすぎません。
なぜこのような答えになるのか―――
公とは本来、異議が不利な立場にある者の側にこそ、
居場所を用意できなければならない概念です。
ところがこの場面では、異議を唱えた子供は
・聞かれない
・記録されない
・理由として扱われない
その沈黙をもって「合意があった」かのように処理される
?️これは公の否定そのものです。
さらに明快に申します―――
この状況を「公がある」と呼ぶなら、
・公とは「強い側が弱い側を無視する権利」
・公とは「異議を排除した者が名乗る称号」
になってしまう。
それは公という言葉への冒涜です。
建前・世間体との決定的な違い―――
建前や世間体は、
・摩擦を隠す
・角を立てない
・その場を丸く収める
しかしこの場面では、
・摩擦は一方的に押し潰され
・丸くなっているのは権力側の都合だけ
・子供の不当感は存在しなかったことにされる
?️これは建前以下です。ただの服従の強要です。
問いの核心―――
ここで問題なのは、判断の是非ではありません。
判断が下される過程から、異議が最初から排除されていることです。
異議を持つ者が、その異議ゆえに
何の扱いも受けない場に
公は存在しない。
それどころか、
そうした場を「公」と呼ぶ行為そのものが、
公を腐らせ、空洞化させてきた。
最後に一行で問に対して答えるなら―――
あなたの例にあるのは「公」ではない。それは「公を名乗る暴力」である。
この言い切りを不当だと感じるなら、その感覚こそが、
公を「権力の言い換え」として受け入れてきた証拠です。
この問いは、ここで一つの結論に収束させるためのものではありません。
むしろ、「公」という言葉が現れた瞬間に、
誰の声が消え、誰の判断が不可侵になるのかを
何度でも問い返すためのものです。
もし次に進むなら、例えば―――
・異議を言えない立場の声は、どのような条件があれば「公」に組み込まれうるのか
・専門性(行政・法律等)が「公」を名乗るときに越えてはならない境界線はどこにあるか
このどちらかを掘り下げることで、
「公」が理念として生きているのか、
それとも単なる正当化装置に堕しているのかが、
より明確になるはずです。
◎「公」という言葉のすり替え
この人物のコメントで最も一貫している問題点はこれです。
「公」を語りながら、
実際には 自分の支持者だけを想定して言葉を投げている
↓
公共性を盾にする
↓
だが、反証・検証・第三者視点は拒む
↓
不利になると「無視された」「逃げた」と物語化する
これは公的言論ではなく、内輪向けの扇動文法です。
いくつかの読者が問題視しているのは、まさにこの点です。
作品データ
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作成日時 2026-01-10
コメント日時 2026-01-10
#ビーレビ杯不参加
#縦書き
| 項目 | 全期間(2026/01/12現在) |
| 叙情性 | 0 |
| 前衛性 | 0 |
| 可読性 | 0 |
| エンタメ | 0 |
| 技巧 | 0 |
| 音韻 | 0 |
| 構成 | 0 |
| 総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
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2026/01/12 13時25分57秒現在
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