別枠表示
きみへ
こちらでは 君と僕が出会った季節になりました。 君は元気に過ごしていますか。 僕は君に。 話したいことが。 話さなければならないことがたくさんある。 ここで語るには多すぎるくらいに。 僕たちが紡いだ思い出には。 それを共に思い出す時間が。 あまりにも。 あまりにも少なかったように思う。 それでも。 僕の頭には 君の記憶が。 君の笑顔が。 こびりついて離れない。 まるで 血塗られたペンキのように。 いつまでも降り頻る雪のように いつまでも いつまでも あぁ いつまでも
ログインしてコメントを書く
きみへ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 491.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-11-26
コメント日時 2025-12-01
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) |
|---|---|
| 叙情性 | 0 |
| 前衛性 | 0 |
| 可読性 | 0 |
| エンタメ | 0 |
| 技巧 | 0 |
| 音韻 | 0 |
| 構成 | 0 |
| 総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


途中までは亡き人への穏やかな 挨拶のように読んでいたのですが まるで 血塗られたペンキのように。 いつまでも降り頻る雪のように という衝撃的な展開から 作者の痛みのようなものが伝わってきました。
1ありがとうございます‼︎ 読んでくださって嬉しいです 初めは終始穏やかな感じにしようと思っていたんですけど、ふと思いついて変えてみました‼︎ 伝わったようでよかったです
0はじめまして作品を読ませていただきました。 静かな文章なのに読み終わるころに胸の奥のほうで じんわり思い出が溢れだす不思議な余韻の残る作品 読んでいて、ふと、自分にも忘れずに育ち続けている 「思い出の木」のようなものがあることを思い出しました。 若い頃、たった2度だけ偶然出会った友人との邂逅の思い出です。 少し長くなりますが、書いてみます。 と思ったのですが、これだけで独立した文章作品に出来そうなので、 そのときのためのデッサン程度の文になります。 「 中学を卒業して全く違う環境で高校デビューしてガリ勉君と 陰口たたかれていたかもしれない頃の思い出です。 ある休日にコンコースで中学の頃のクラスメートにバッタリ会った。 背が僕よりも高くなっていて彼も毎日勉強していてくたくたになっているなんて 話題に花を咲かしていた。そこにかわい子ちゃんがやって来て「待ったー?」 と彼の腕を身体ごと抱きしめてきたので、ウブの僕は呆気に取られてしまった。 今日はデートの日なんだと彼は僕に謎のウインクしてから去っていった。 学生の頃、また、偶然、同じ場所で、彼にあった。 背が信じられないかもしれないけどもっと高くなっていて190センチの大男で、 子供の頃からの目標のパイロットを目指していてそちらの学校に通っている とのことで、制服姿が目に焼き付いてきて、いい男になったなあなんて 言ったらお前だって深く輝いているぞなんて言ってきてなんだかふたりで大笑い。 その後、一度も会っていない。 人生のなかで30分×2程度の経験なのにいまだあの瞬間から伸びて樹木に 育った世界が自分のなかにあり、伐採できていない。 伐採できていないどころか、ときどき、樹木に出来ている果実をもぎ取り、 スライスにしては「思い出は練りアンコの鍋に入れてかき混ぜて?」なんて 暇のときに謎の儀式のときの謎の呪文のときに使っている有り様 ほんの短い時間だったのに、なぜなのだろう今もその木は伐採できなくて、 気づくと実った果実を手に取っては、昔のことをそっと味わってしまう。 そんな、とるに足りないかもしれない小さな思い出です。 」 だからなのか、yuriさんの詩の 「思い出す時間があまりにも少なかったように思う」 という言葉が、とても静かに胸に響きました。 そして、 「君の記憶が、君の笑顔が、こびりついて離れない」 というところも、どこか優しくて痛みがあって、 ー記憶って量じゃなくて、刻まれ方なんだなー とあらためて思いました。 最後の 「いつまでも いつまでも」 という繰り返しは、まるで思い出が波のように寄せてきては、 少しだけ過去の自分の肩を抱いてくれるような 今の私を認めてくれるような柔らかい余韻を感じました。 短い詩なのに大事なことをそっと思い出させてくれる作品 感謝します。ありがとうございます。
1本当ですか⁉︎ こちらこそ、読んでくださって、コメントをくださって本当にありがとうございます。 このコメントを読んで、この作品があなたのもとでとても愛されたんだろうなと感じました。 きっと、作者の私よりも深く。 そして、この作品もあなたの思い出を愛することができたのではないかと思います。 あなたの語った思い出は、私の拙い文よりもよっぽど素晴らしいと感じました。 どうか頑張ってください
0