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よるのなかのふたり
ぼくときみは おんなじひにうまれて おんなじゆめをみて ずっと てをつないでた よるは まっくろで なんにも みえないのに ふたりなら こわくなかった でもね あるひのよるは すこしだけ ちがってて しずかで おちていきそうで ねむってるみたいだった そのよるのなかで きみだけが ほのかに ひかって ぼくのてを ひっぱるように そっちへ いこうとした ぼくは いやで てを ぎゅうってしたのに きみのては あたたかいまま やさしく ほどけていって よるのなかに ふわって まぎれちゃった ひとりになったぼくは のまれると おもったのに きみのての ぬくもりが まだ ぼくのてに そっと のこってて よるは まっくろのまま あたたかかった
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よるのなかのふたり ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 512.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-11-17
コメント日時 2025-11-19
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


ひらがなのやわらかい文体で怖い話しを読まされるのもいいな、と思った。 でも、怖さが足りないと思った。 例えば、~ぼくは、いやで~ この前くらいに、~きみのめのなかのひかりがたてにわれて、ぼくをにらみかえした。 ヘビのように、あかいしたがまきつこうとした。 なんて、茶々だけど、想像されたら少しだけ鳥肌が立つかな? わからないけど。
1※ ~きみのメのなかのひかりがたてにわれて~(ヘビとか目とかはカタカナがいいかな)なんて、
1貴重なご意見をいただき、感謝いたします。ありがとうございます。
0夜の中の黒さの違いが 伝わる様で良い作品だと思いました。 作品が全て平仮名で書く事で 作品で感じる怖さが恐怖に繋がっていな所も 個人的に良いかなと思いました。 作品の中のきみの優しさが 恐怖を和らげている様でした。
1全編ひらがな表記+「いやで」、「ぎゅうって」といった言葉遣い、そして >ぼくときみは >おんなじひにうまれて >おんなじゆめをみて >ずっと てをつないでた という冒頭の描写から、双生児の片方が母の胎内に取り込まれてしまう「バニシングツイン」という現象、かつ取り込まれずに生まれた側による詩なのかなと感じました。 なおかつ >きみのての ぬくもりが >まだ ぼくのてに >そっと のこってて という描写から、消えてしまった片割れの一部を持って生まれた「キメラ」の様態も示しているのではないかと感じました。 私は怖い、というよりも悲しい詩だなと思いました(「よる」にとっても、「ぼく」にとっても)。
1あああ、身体的に読めたんですね。 僕は死者のように読めた。 現実的な、そういう見方もある。 そうなると書かれた背景が異なってくる。 意識的な怖さじゃない。 おもしろいですね。ちょっとドキリとしちゃった。
1ご評価いただき、光栄に存じます。そのようにお言葉をいただけて、大変嬉しく思います。
0評価していただき、誠にありがとうございます。そこまでお読み取りいただき、心より嬉しく存じます。
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