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小説家
どんな言葉も腹立たしい程、安っぽく感じる。今の私には。 私が小説を書き始めたのはそんな日だった。 昔から劇を見るのは好きだった。 多くの喜劇を見てきた。 一つの悲劇を見た。 でもそのたった一つの悲劇の中に一片の真理は隠されているように感じた。 小説を書いている。 空虚な私の青春を埋めるように、主人公に自分を投影する。 誰のためでもない。 文字は活字にされ、私の小説は景色を失う。 また、殺風景な文章になってしまった。 最後の仕上げに、「は」を「が」に変えた。 誰に見せることもなく、何枚もの原稿を捨てた。 私にしか紡げない言葉などない。
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小説家 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 557.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-11-11
コメント日時 2025-11-13
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


>>文字は活字にされ、私の小説は景色を失う。 >>また、殺風景な文章になってしまった。 ここの2行が特に印象に残りました。自分の感情を何とか見える形に表したいのに、うまく出力できないもどかしさが、自分にも身に覚えがあるからこそ刺さりました。
0え~先ほど偏執狂者にされてしまった者ですが、 確かに、わたしは幸せよりも不幸を夢に見る偏執狂者かも知れない。 特に最近は弱者感情から逃れられないので、 益々人間を嫌う世界に偏ってしまう。 それでも女性好きなのです。 特に女性を性的なモノとして眺めてみるのが好きな、 セクシャルハラスメントを自らを容認しています。 人間が関係する世の出来事の裏側も、 実はフィクションで、 嘘偽りに彩られた世界なのだ。という 夢も希望もない、 あるのは機械に支配されて人類もそのうち機械化してしまう。 という悲壮感だけです。 ここに書かれてある内情も悲壮感ですね。 それでいいと思う。 楽観主義者は詩なんかと関わりを持つんじゃねーよ。 それが矛盾した僕の意見でもあります。
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