別枠表示
漂泊
何処へも逝けず翳と惑わし ここに身を散らかす 硝子のボトルシップが波間に辿り着いて 後悔の記録だけを遺して、彼方の存在を示す 光と伏す。時に寂び憑いた緑青が 取り憑かれた陽に、何を捧げよう 報われない愛と救われない心を詰めて 木の実に焦げ点いた残照に少しづつ溶け込んでゆく 穏やかに見えなくなる雪解けの春のこと 跡形もなく、偽りとしか思えない生き様を浮かべ 海にとけこんだひと
ログインしてコメントを書く
漂泊 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 694.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-11-03
コメント日時 2025-11-11
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


おはようございます。 ボトルシップというんですね、あの硝子瓶の正体は。 あらためて考えてみると 普段は何かを瓶に詰めて流そう、なんて気持ちはすっかり忘れてしまっており、まるで波の音がそばで聴こえるようなそんな余裕を 自分自身、 日常に忘れてしまっているなぁ と急にふと思い出しました。 自分が瓶に詰めてしまうものはなんだっけ? 漂泊して(させて)いるのはなんだっけ? なんて考えさせられる作品でした。
0こいつも5年ぐらい前なので、何でしょうね。ありきたりポエジー語連発って感じですよねえハジュカシ。当時はこれが精一杯だったのだろうなと、懐かしく思いますが。いま書くとすればそうですねえ、海に溶け込むってこと=ボトルシップとして波間にたどり着く=titleは漂泊。なのでそれぞれの視点にあわせてみて、それぞれの立ち位置で汲んでいっても面白いのかなと思いましたね。コメントありがとうございます!
0シンプルな抑揚を奏でながら進む詩ですね。 このように情景が浮かぶ読みやすい詩は大好きです。
0情景を思い浮かべることはできたとして、漂泊としてただよわせるところまでは、持ってイケてない感じもするのですが、なみだつような余白はあるのかもしれませんね。好んでいただけたようで嬉しく思います。コメントありがとうございます
0