「松も時なり 竹も時なり」
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幻日
戸の間に光が挟まれて哭いた こびりついたは垢だったな 障りだけが模様する美しい塵芥にうんざりもするんだ 流れて逝けるのなら僕は君の腹を裂いて美しい花になりたい 光の渦に巻き込まれ戻れるなら出逢えなくても怖くはないのだ 今は煌々と明かりに群がる過去を塗り潰して闇に呑まれる日々だ 然し死にはしないのだ。ただのうのうとその時を待つモノに等しい 生きたまま死んでいたような、うたかたの錯覚を覚えたいのに みえているのだ、ゆらめきは逆風をも模倣し、俄然狂っている 但し気づかれていないはずだ。それはとうぜんを引き起こすだけの すまないと謝れもしないのは私が悪いと知っているからだ 今の怠惰にときどきを委ね、許されていることに安堵する 何時まで続けるのか 何処まで往けるのだろうか 底に幸せがあると言う、誰が、諭したのだろうか 生暖かい風が私を腐らせる、生かさず殺さず続つけるように 触りも持たず、飼い慣らされる。易しいだけの嘘に締めつけられ いっそ殺せばいいのか、ならば罪は、私にこの身を懐くのか 自らを着せることしかできやしない。星界は中身など空なのだから、 わたしそらにはなれない。穢らしい雲が描いた月明かりの庭先にて
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幻日 ポイントセクション
作品データ
コメント数 ： 2
Ｐ Ｖ 数 ： 316.3
お気に入り数： 0
投票数 ： 0
ポイント数 ： 0
作成日時 2025-11-01
コメント日時 2025-11-02
Ｐ Ｖ 数 ： 316.3
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作成日時 2025-11-01
コメント日時 2025-11-02
#現代詩
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
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- 作品に書かれた推薦文
幻日 コメントセクション
コメント数（2）
滔々と流れる詩行を堪能できました。ただ、最後らへんの星界はモバゲーの星界神話と勘違いしてしまいそうで、若干躓きがありました。
0モバゲーと勘違いするほどありきたりでしたかねー確かにー。まったくしらんけど。 5年ぐらい前に書いたものなので自分でも躓いていますが。まあきれいに書いていた時期もありましたね。コメントありがとうございます
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