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群青
透き通る夜の襞を、 闇の底に沈める太陽。 地平線の果てには、 月の岩肌の嶺々が、 遠く連なる、遥か。 海の母体は、 空の父性と繋がり、 宇宙は其処此処で、 新たな滅亡を指し示す。 夢幻泡影。 君の面影を、誰に求めても。 群青色の世界は、 沈黙を保ったまま。 それでは、 遣る瀬無いだけで、 あの時の世界の輪郭を、掌の中で握り潰すように、転んで、孕んで、つんのめって、砕け散って、何も無くなって。 それでもいい。 君が笑ってくれたから。 ほんの一瞬、 未来が拓けた気がして。 椿の花が綻んだ春を思い出して、 蒸した宵、君の背中に宿りし永遠を、彷徨った。 記憶の先に、君の手触りを、余すところ無く。 宇宙よ、ただいま。
群青 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 684.7
お気に入り数: 1
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2025-10-09
コメント日時 2025-11-05
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


あいかわらず、攻めて来ますね!限界が見えるのか、と思われつつも、毎月予想を超えた世界に辿り着いていらっしゃる(情景描写の美、その豊かさと試みの芸術)ので、心配しながらも、また安心しました。頑張ってください。
1遅くなりました。 本当にありがとうございます。 まだ基礎もままなりませんが、 いつか一人前の表現者になりたく、 頑張ろうと思えました。 また少しずつ活動していけたらと思っています。 感謝です。
1君が笑ってくれたから。こんなキラーフレーズが詩を締めていると思いました。宇宙よ、ただいまと言う終わり。拓けた未来、海の母体は空の父性と繋がって居る。こんな確信に支えられて、この詩が有るのだと思いました。
1コメント誠にありがとうございます。 心より感謝申し上げます。 海や空の営みには、思うところがありまして。 そういうことを土台にまだ何かは書けるかな、と手探りのなかで歩もうとしています。 恐れ多いながらも、とても嬉しいコメントでした。 遅ればせながら。 失礼いたします。
0~海の母体は、空の父性に繋がり~ いいですね。 一~二連を読めば壮大な世界観が拡がっていくのかと思えば、 三連 君の面影を、誰に求めても~ 君という呼称が出てくることで、 一気に身近な世界観に展開されてきます。 ハードにインスパイアされたものがPOPな舞台へと移り変わる印象。 ここからアイドルグループが出てきます。 それでもいいんだけど、 ならば終わり、~宇宙よ、ただいま。 では少し素っ気ないではないのか。 はじめの壮大な世界観へ帰ってきて欲しかった。
1遅くなりました。 貴重なご講評誠にありがとうございます。 心より御礼申し上げます。 まだまだ修練が足りていないのだと思います。 お言葉参考にさせていただきつつ、成長してゆけたらと思います。 感謝申し上げます。
0間違えておりましたので、改めてこちらに。 コメント誠にありがとうございます。 心より感謝申し上げます。 海や空の営みには、思うところがありまして。 そういうことを土台にまだ何かは書けるかな、と手探りのなかで歩もうとしています。 恐れ多いながらも、とても嬉しいコメントでした。 遅ればせながら。 失礼いたします。
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