フィラデルフィアの夜に 58 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

わたしがいのることは

とても重い

みんな経験したことがあるであろう、とても重い"ちょっと"が詰まっている。

錠9

生きる

声なき声を拾いたいと思ったことはあるか

わたしは、ある。 あなたの胸を叩き 何故なのかと問いただしたい そう呼び止められた時 わたしは何と答えられるだろうか。 静かにだが確かにこの詩からは 張りつめた足音が聴こえる

ぼんじゅーる

天皇陛下万歳

知的破産者及び愚昧界の金字塔

平成天皇と存命中に呼び不敬を極め、大正・令和を外す選別賛美。明治から平成まで乱暴に万歳する時代錯誤と挑発精神が光る奇作。

大人用おむつの中で

好きです。

切れのいい、知性あふれる現代詩だと思いました。

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)



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フィラデルフィアの夜に 58    

フィラデルフィアの夜に、稲妻が落ちます。  何も見えない夜の事です。 酷く静まり、いつもある喧噪さえ聞こえてきません。 じっとりと湿った空気が重りとして圧し掛かってきます。  光。 突如として。  光。轟音。 稲光が落ちた。  雷。 突如として大雨が降り注ぎ、稲妻もまた爆弾の如く着弾する。  雷 何かが、煌めいた。  雷。 何かが、うねり、歪み、この地の土の中から出てくる。光を帯びて。  雷。 輝く細長い何かが稲妻の弾着のたびに、見える。  雷。 蛇の、蛞蝓の、蚯蚓の、蛭の、その如くのたうち、這いずり。  雷。 蛇の、蛞蝓の、蚯蚓の、蛭の、その如くのたうち、這いずり回り蠢き犇き。  雷。 這いずり周り蠢き犇き、何かを形作ろうとしている。  稲光が雷光が、白銀に反射させる。 這いずり回り蠢き、細い細い銀色の針金が何かの意思に従い、動く。 それは、十本の棒を作り。 十本の棒の土台を作り上げ。  合掌した。  大きな雷鳴。雷光。稲光。轟音。 合掌する、祈りを捧げる手の形が、ぬかるんだ土の上に作り上げられています。 その向こうには人の顔に見える汚れが、壁に描かれていました。 煤と汚れとカビによって、まるで誰かが描写したかのような、悲しそうな、微笑んでいるかのような、御顔が。 大雨が涙として、全てを流し去ろうとするかのようです。  大きな雷、稲妻が漆黒の中、照らし続けました。  光。 朝日が、一筋入り込みます。 澄んだ空気の中、祈る何者かの顔と手がそこにはありました。  誰もまだ見つけていない、祈りが。


フィラデルフィアの夜に 58 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 435.4
お気に入り数: 1
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2025-09-15
コメント日時 2025-09-17
#現代詩
項目全期間(2025/12/05現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
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閲覧指数:435.4
2025/12/05 21時13分38秒現在
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    作品に書かれた推薦文

フィラデルフィアの夜に 58 コメントセクション

コメント数(4)
黒髪
作品へ
(2025-09-17)

フィラデルフィアシリーズは、いつも雰囲気がありますね。作品によって、色んな文体を使い分けられる羽田さんは、実力者だと思います。単純に割り切れない生。雷と祈りの情景に、こころ感じるところがありました。

0
中田満帆
作品へ
(2025-09-17)

なかなか業物だとはおもうのだが、最初と最後の空白は不要とおもいました。

0
羽田恭
黒髪さんへ
(2025-09-17)

気が付いたらここで58作品も書いてしまっているこのシリーズですが。(合計85作品目) しつこく書き続けるうちに色々やれるようになったようです。 このシリーズ特有の不可思議な世界観が上手く出せたました。

1
羽田恭
作品へ
(2025-09-17)

空白は状況変化と時間経過を現すのによいかと思いましたが。 余分でしたかね。

0

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投稿作品数: 1