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底夏
此の世で一番低い夏ともなると もう涼しくて秋だ 私たち以外に誰もいない 78歳の王子よ 哀しみの王位継承者よ 戴冠せず底夏の畳に横たわる 昨夜は メザシだけ食べたという 来週、問答を楽しみにまた来る 福祉の名の下 この愛が永遠でありますように
底夏 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 932.3
お気に入り数: 2
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2025-08-11
コメント日時 2025-09-01
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


こんにちは、 >>福祉の名の下 >>この愛が永遠でありますように なんでしょう、この一文が非常に印象に残ります。何か沢山の含意が詰まっているように感じました。
0ありがとうございます。ちょっと標語みたいかなとも思いました。福祉とか行政用っぽいお硬い中にもやはり愛があってほしいという意味合いです。
1淋しさの中にも、親密な関りがある。老人の実態でしょうか。メザシっていうのがいいですね。 福祉とは、幸福のために。愛は永遠に続く?
0黒髪さん、ありがとうございますm(__)mふと、老人に関わる訪問介護とかそういう仕事をしている方々に想いを寄せて書いてみました。永遠の愛は理想なんでしょうね。それでも理想を追いかけるのがいいのかなと個人的には思っています。福祉の福は幸福の福。福は幸より神がかってるのかななどと思いました。
1コメント失礼します。 王子という高貴でプライドの塊のような存在とメザシだけ食べて畳に横たわる庶民的な私の対比が好きです。王子というのは自身のことについて自嘲的に使われていられるのであまりそういう意図は無いかもしれませんが、この対比によって社会の上部層と下部層の対立までも表されていて、現代の資本主義に対するブラックユーモア的な思考も勝手ながら感じました。 個人的にはこういう少しシュールでありながら個人と全体を詩の中に同居させたものが私の好みにぴったりです。良いインスピレーションをいただきました。ありがとうございます。
1無私無中さん、もったいないコメント大変ありがとうございます。あまり、何かを意図して詩を書いてないので、逆に新鮮です。よい気づきをこちらこそありがとうございます!
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