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最北端
確かがいつか行った旅行の話 その風景を想像するのは楽しい コーヒーを一杯飲み干し寝転がって 体の最北端をストーブであぶる まどろめば、岬が見える スマホでさっき見た鮮やかな青 耳鳴りの向こうに吹く風は もらって帰ったおやつの匂い
最北端 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 589.7
お気に入り数: 2
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2025-04-05
コメント日時 2025-04-24
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


初めまして。 最北端。 北方四島なのか、 身体だとしたら‘頭’のイメージです。 ‘おやつ’の実体がイメージできませんが、 おやき…は無理があるので、 素朴な固くなったあんころ餅だったら良いな、と思いました。 (よもぎ餅なら固くないです) ありがとうございます。
0レモンさん、はじめまして。 コメントをありがとうございます。 初めて投稿してみました。 お昼を食べながら、歳上の親類から 若い頃に宗谷岬に行った話を聞きました。 でも自分の心の中では、何処にもない岬のイメージになって行くのがおもしろくて詩になった感じです。 レモンさんの最北端も素敵です。 今後ともどうぞよろしくお願いします。
1宜しくお願いいたします。
0良い詩です。 綺麗さを求めて書かれた詩ではないように思いました。 特徴的なのは3連目で、「スマホでさっき見た鮮やかな青」というひどく現実を意識する光の張力と、対比してまどろみがある。「コーヒー」による覚めと、「ストーブ」による熱せん妄が引き起こす岬。 他の感覚でも、その異境の「風」の音と、「帰っ」てきたあとの「おやつ」の匂いといった現実という二面性が混ざり合っている。 話を聞くだけじゃ、まったく感動を追体験できない。だからこそ無邪気に、遊ぶように、主体独自の想像の仕方(旅行の仕方)がある。それがスムーズに展開していく(この世界では慣習化されているようなスムーズさ)。 良い詩です。
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