自己紹介、私が言葉を書く理由。
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ゴミ
100円単位で命の取引 うどん屋さん マクドナルド 廃墟となった百貨店の敷地に住む浮浪者を、彼の命綱とおぼしき増えていく｢ゴミ｣を、毎日見ている通勤者の波 私 汚れたくないと仰ぐ青年 汚れてもいいのと俯く女 政治的思想に溺れる主婦 毎晩念仏を唱える親父 何が欲しいの何が気に食わないの何も要らないのなにもなにもなにも 何もかもが欲しいの出来ることなら全部抱いて支配したいの ｢私の母は私を産んだ時に死にました｣ 産んでなんて頼んでない産んでなんて頼んでない産んでなんて頼んでない誰のせいだよ誰のせいだよ誰のせいだよ誰だ誰だ誰だ！！！ 私は誰だ！誰なんだ！！！ 明日廃屋の百貨店で｢ゴミ｣を集めるのは私かもしれない 明後日かもしれない 明明後日かもしれない いつか顔が潰れて働けなくなるかもしれない 今かもしれない 一生無いかもしれない タバコの吸いすぎで気道が塞がれた日 性行為で粘膜がただれた日 取り返しのつかない毎日 地面に吐き捨てた唾 消費 追悼 穀潰し 私 毎日見ていた浮浪者の心臓は今日停止したらしい 百貨店のゴミは片付けられていた
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作品データ
コメント数 ： 9
Ｐ Ｖ 数 ： 885.3
お気に入り数： 0
投票数 ： 0
ポイント数 ： 0
作成日時 2018-02-23
コメント日時 2018-02-28
Ｐ Ｖ 数 ： 885.3
お気に入り数： 0
投票数 ： 0
ポイント数 ： 0
作成日時 2018-02-23
コメント日時 2018-02-28
| 項目 | 全期間(2024/04/20現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
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- 作品に書かれた推薦文
ゴミ コメントセクション
コメント数（9）
自らをムチ打つような作品ですが、歌うようなリズムがあり、読むときの緩急を意識したような改行が施されており、内から沸き上がる思いをただ書きなぐったかのように見せつつ、なかなかよく考えられた(あるいは何度も口ずさみながら練られた)作品なのではないかと思いました。 立ち上がりの一行に引き付けられます。働いて得るはずの金銭が、命に直結するということ。様々な経緯によって家を、家族を、仕事を失った人にとって、まだ食べられるのに処分される食品とは、いったいどのように目に写るのか。 語り手は、捨てられる食品を｢ゴミ｣と見る側にいるけれど、そのことに特権的意識を持ったり、別世界のこととして突き放して傍観するのではなく、むしろ 汚れたくない、関わりたくない、と傍らをすり抜けていく側にいる自分を含めて、傍観者を｢ムチ打って｣いる。そして、付け焼き刃の思い付きの善意や、表面的な社会正義などを唱える人々にも共感したり同意したりできずにいる。 その根っこにあるのは、もしかしたら、自分が母を｢殺して｣しまった、ということへの自罰感情なのかもしれないと思いました。 原罪的な罪に対する、根元的な感情、そのことに、個人的な視点と社会的な視点の双方からアプローチしているところがとても良いと思いました。 罪と罰と存在理由、人の無力の自覚と、感覚を麻痺させられない鋭敏さに傷つく繊細な感性。 しんどいだろうとは思いますが、その混沌の中から、文学は生まれるのだと思います。
0こんばんは、はじめまして。 女性が読むと、ちょっと辛い詩ですね…。ごめんなさい 泣きそうになってしまいました。
0こんばんは、はじめまして。 女性が読むと、ちょっと辛い詩ですね…。ごめんなさい 泣きそうになってしまいました。
0こんばんは、はじめまして。 女性が読むと、ちょっと辛い詩ですね…。ごめんなさい 泣きそうになってしまいました。
0ごめんなさい。なぜか４連投になってしまいました…
0鹿さん初めまして。 コメント返しは控えていましたが、色々と考え巡りまして、レスさせていただきます。 まずはもしも私の表現で辛い思いをされたのであれば、大変に、申し訳ない気持ちです。 お詫び申し上げます。 加えて もし、差し支えなければどんな解釈をしたのか、簡単にでも知りたいという気持ちです。 コメントありがとうございます。
0うわわ、連投レスといい、何から何まで ごめんなさい。 傷ついたとか、そういうことではないんです。 詩の内容が、割と私の過去と被る感じだったので、 共感というか、深く心に刺さり過ぎてしまって 泣いてしまったんです。 解毒の為の涙なので、なないろさんが気に病むことは 全くありませんよ。 むしろ、この作品を読ませてくれてありがとうと 思っています。 また、素敵な作品を読ませて下さいね。
0鹿さん そう言って頂けて、嬉しいです。 たまにまた、投稿させていただくと思いますので、よろしくお願い致します♪優しい方ですね。ありがとうございます。頑張ります！
0コメントをくださる皆様へ 打たれ弱さゆえにコメントの返信はなかなか出来ませんが、全て拝読させていただいてます この場を借りて、御礼申し上げます 感謝しております そして、キュレーターの皆様にも。
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