どぉか
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ALICE
僕はチェシャ猫。導きの猫 今日も君は誰かと楽しそうに笑っている。 小さいころに読み聞かせたおとぎ話覚えているかい？ ガラスの靴を落としたシンデレラは王子様と幸せに暮らした話。 幼い子ならうらやましがるのに君は口をとがらせていたね 「そんな人生はツマラナイ」 ガラスの靴をスニーカーに真っ白なドレスを青いワンピースに、ティアラは黒いリボンにつけかえて 不思議の世界を旅したい。案内役のチェシャ猫にからかわれながら夢の世界へ。 赤の女王様においかけられて、変な帽子屋と不思議なお茶会？ 眠りねずみと三月うさぎは陽気な歌を、花々はそれに合わせてコーラスしてる、 君のはじける笑顔が可愛くて。 楽しい楽しい夢の世界。 僕はそんな世界で君と暮らしたい。 でも。 君は歳を重ねた 美しく、残酷に 楽しい夢は終わりを迎えて 君は現実に戻りくなさそうに僕を見て。 「もっと、ここにいていいんだよ」 そんな僕の誘いも無視をして。 醜く残酷な現実世界へ足を踏み入れたんだ。 幼い時に見た夢は泡沫。 幼い時に見た友人は幻影。 すべてを幻として切り捨てて君は今日も生きていく。 死にながら生きていく。 そう 僕の中のアリスはどこかな。 目の前にいる子はALICEじゃない 僕のかわいいかわいいALICEはどこだい？ 探し続けよう 永遠に。かわいいかわいいALICE 僕の愛しいALICE 返事をしておくれ。 君のために用意した 君のサイズの青いワンピース、黒いリボン、汚れ一つない真っ白なスニーカー 駆けていく君を想像して。一生懸命選んだよ。 ALICE ALICE 僕のかわいいALICE ああ、そんなところにいたんだね。 どうしたの？何故、おびえているの？ 大丈夫、僕が来たんだから怖いものはないよ さぁ、君のつまらないドレスを真っ赤に染めて 恐怖にひきつったその顔は、僕が笑顔にしてあげる 周りの叫び声は僕らを称えるファンファーレ 祝福の唄を聞きながら僕もそっちへ逝くよ。ALICE ALICE ALICE 僕の愛しいALICEは 僕の腕の中で 美しい夢の世界へ…… 目覚めぬ甘い、甘い悪夢へようこそ、ALICE ボクハ キミヲ ニガサナイ
ALICE ポイントセクション
作品データ
Ｐ Ｖ 数 ： 431.9
お気に入り数： 0
投票数 ： 1
ポイント数 ： 0
作成日時 2024-02-15
コメント日時 2024-02-17
| 項目 | 全期間(2024/04/29現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ALICEと僕の関係性に共感します。 男はいつも、待たされる方。女性が主人公の映画は多いですよね。 お星さまはいつだって女性。男性が守ってあげて、夢を叶える。 夢へと誘うチェシャ猫、という設定が上手いと思います。 母体を持った、ALICEを迎えたいんですね。彼女の心は、まだ少女のまま。 男もまだ少年かもしれない。
0作品読ませていただきました。 一見、アリスがモチーフのメルヘンチックな内容かなと思いきや、後半から段々怖い展開になっていくのにドキッとしました。 君は歳を重ねた 美しく、残酷に 楽しい夢は終わりを迎えて 君は現実に戻りくなさそうに僕を見て。 この表現が、アリスが大人になってチェシャ猫の元を離れていく寂しさや哀愁が伝わってきて、いいなと思いました(. ❛ ᴗ ❛.)★
0そうですね。チェシャ猫は猫でありAliceを導く者。彼もまた、悪夢へ誘われた猫かもしれないです。Aliceが母体とは面白い解釈をしていただいてうれしいです。いろんな見方をしていただくとAliceとチェシャ猫の関係性が万華鏡みたいにころころと変化して色々楽しいかもしれません。コメントありがとうございます。
0作品、拝読ありがとうございます。アリスは少女から大人へと変貌を遂げました。幼少期は楽しく、幻想的な夢物語を。不思議の国のアリスは子供のころの想像力をうまく掻き立てます。だから、主人公も同じく不思議の国の住人を創り上げ楽しくおかしく過ごしていたかもしれません。でも、歳を重ねた彼女の心は小さい時より大人になり、優しかった友達たちのことを忘れ現実を見なきゃいけなくなる。チェシャ猫はさみしくて、離れていくアリスを止められない。そんな気持ちが伝わるように書いたのでわかっていただきうれしいです。コメントありがとうございます。
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