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多様性の時代
夜の帳が下りる頃、僕は押し入れからやっと出る。日光の光が嫌だからだ。僕はそこで２食食べている。３食食べるお金がない。大学を中退してからずっとこの生活が続いている。父が死に母が死にもう一人だけ。何をするかといえば自分のこの生活を克明に綴っている。僕は幻想的なことが好きだ。というより今のこの状態の生活以外は全て幻想的なのだが。テレビも見ないし本も読まない。中年になった僕は精神病ということになっている。僕は一切認めないのだが、現実問題としてそれで生活保護を受けるしか僕の生きていく道はない。僕の書くものが一切なんの役にも立たないことは知っている。でも全国には似たような仲間がいるようでネットで近況を話している。彼らも昼は寝ていて夜になると動き出す。何を話すのかと言えばもはや何もない。一切への興味を失っているからだ。僕や彼らのような人は増えている。でももう既に心の葛藤は若い頃に終えている。普通の人が働いて家庭を持ち生活を成り立たせているのに僕らが寄生していることは知っている。だからと言ってもうどうにもなるものではない。若い頃は職業訓練を受けたがまるで続かない。僕はみんなに知ってもらいたい。これが僕たちの普通の生活だと。一切働かない。でもこれで僕らが保護を打ち切られ餓死しても一向に構わない。苦しいかもしれない。でもこれが僕たちの生き方であり死に方なのだ。世間一般の生活とはかけ離れているかもしれない。でも僕らから見れば世間一般の方がどうかしている。死ぬほど働かせられ作ってしまった子供に何千万円もかけている。それに対して飲み屋で愚痴を言う以外何も反抗したりしない。彼らは人間というロボットなのだ。僕らはまともな人間なのだ。人はそれぞれである。もっと自分に素直に生きるべきだと僕らは思っている。僕らのような人間が増えれば日本はやっていけなくなるね。でもそれがどうして悪いの。日本がなくなっても世界がなくなってもそれがどうかしましたか。この世がなくなることに僕らは皆んな賛成しているのです。もしかしたら僕らは人間の進化系かもしれませんよ。僕らは立派に適応しているんです。僕らもあと何年かで死ぬでしょう。それがどうかしましたか。人間は皆死ぬのです。死んで終えば皆同じですね。生きてても死んでいても大差ないんですよ。いろいろな人間がいるでしょう。多様性の世界がやっとやってきて認められ始めたのです。
多様性の時代 ポイントセクション
作品データ
Ｐ Ｖ 数 ： 430.1
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ポイント数 ： 0
作成日時 2024-02-15
コメント日時 2024-02-15
| 項目 | 全期間(2024/04/30現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
どんな生き方をしようと自由だし、世の中の 役に立たない存在であろうと一向に構わない。 そもそも役に立たないからダメだということ はない。役に立たなくてもいいことは一杯あ る。役に立たない存在は失せろ。そういう思 想は優生思想だ。そして今の世の中は優生思 想が満ち溢れている。 この書き手の唯一の間違いは「世間一般」を 批判してロボット扱いしていることだ。 これは裏返しの優生思想と変わらない。自分 が自由に生きてるなら「世間一般」も自由と して認めなければそれまでの語りが全部ウソ になる。......つまり この書き手は、じつは「おれはおまえらより ずっと上等の人間だ。おれは偉いんだ」と腹 の中で思っていることがばれている。書き手 が自律的な存在であろうとするのなら「世間 一般」などという概念＝他者を誹謗するよう なことをいうものじゃない。哀れな自分を認 めたいなら哀れでない他者も認めることだ。 自分の哀れさなどが他者を批判する根拠にな るわけがない。
0まあ、これはフィクションであり、そうまともに取らないで楽しんでほしい。
0バカがいい加減なこと言っているでいい。そのつもりで書いたのだから。
0だから「書き手」と書いてるだろ？ フィクションであると仮定した上で「語り手」 の考え方を批判していることもわからないかな。 それからこういう問題は今、喫緊の問題であっ てたとえば「役に立たない老人は自決しろ」 なんていう思想がテレビで敷衍されているだろ？ そういう問題をどうやって「楽しめ」るんだ？ あまりふざけたこというなよ。 読み手の自由な読解を制限するなら最初から 社会問題を抱えた作品の投稿などするな。 なにが「多様性」だ。ぜんぜん多様性を認め られる性格じゃないじゃないか。 もっとまじめにやれ。
0分かったから興奮しないで。
0真意がどこにあるのかよくわかりませんでした…。
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