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夢と現実   

作成日時 2017-12-06
コメント日時 2017-12-23

子どもたちは夢があった 希望があった ものの意味がすぐにわかった 見えない空の世界が見えた 子どもたちは翼があった 自由に世界を飛べた 大人たちは地面にいた 地は醜かった 変な怪物がいた 子どもたちの世界は見えてなかった 大人たちは何かと戦って 子どもたちを守っていた、らしい 子どもたちはそんな大人たちを かっこいいと思うようになった 自由な空から地面に降り立った いつでも飛び立てるとそのときは思ってた 地は固く冷たかった 石が痛かった 変な臭いがした それを大人の世界だと大人たちは言った その固さが良いんだ その痛みが気持ちいいんだ その臭いがまた味があるんだ 大人たちはみんな笑って言った 地に降りた子どもも 大人になりたくて頷いた だんだん体が重くなった 翼はなくなった 空が見えなくなった 物事の意味を考えなくなった 希望は持たなくなった 夢はいらなくなった 子どもたちは子どもではなくなった でもあるとき空を見上げた かつて見た空を思い出した 夢を夢見た 希望を夢見た 美しい景色を思い出した でも翼はもうなかった 汚れた地上で思い描く世界は 実際にはそれほど美しくなかった それに気づいていないふりをしているのか 気づく力すら残っていないのか 夢を見て 希望を持って そんな幸せを探している ずっと


項目全期間(2019/09/16現在)投稿後10日間
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2019/09/16 05時35分43秒現在
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コメント数(4)
み う ら (2017-12-06):

投稿ありがとうございます。 生まれてから大人になって、そして終わるまで、世界を感じるのは自らのみであり、世界を断じるのも自らであり、希望をもたらせることも他者でなく、幸せを探し続けることも他者でなく自分であり、しかし、皆、同じだと、そんなことを感じる作品でした。今後ともよろしくお願いします。

糸井翼 (2017-12-08):

三浦果実さん。コメントありがとうございます!嬉しいです! 私の漠然とした言葉で、何かを感じていただけたことがとても嬉しいです。

百均@B-REVIEW ON/ (2017-12-20):

子供と大人の違いは、僕は現場に立つか立たないかみたいな事だと思いました。戦うという事は向き合うという事だとも思いました。空の上から見ているだけだと分からないし、ヒーローはやっぱり幻想ですよね。地に足の付いた戦争、あるいは戦士そのものは、泥臭さの中にあります。みたいな事かなと思いました。それでもこうしてやっていっている以上、泥水の中から光を掴みたいみたいな事を思いました。

糸井翼 (2017-12-23):

百均さん。コメントありがとうございます!嬉しいです。 コメントをいただいて、私と読者の大人への考え方が違ったのかなと思いました。私は 「 大人」に否定的なので…。まだまだ幼いのでしょうかね。 百均さんは大人としてこの詩を見ているのかなと感じました。

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