潮風 - B-REVIEW
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羽田恭

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カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

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きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

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海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

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きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

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きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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きょこち(久遠恭子)

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だれのせいですか

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sorano

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ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

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潮風    

希望は罪かも知れませんが 止められなかったのも事実 急ブレーキの跡が生々しいです 轢いてしまった感触だけがあって 亡骸は何処にもありません 私は空を見上げます 制限速度は誰のためにあるのか? 少なくとも私には必要ありません 私は私のぐったりした身体を乗せて 今日も湾岸線を走ります フロントガラスに雨が突き刺さるので 「もっと届け」と叫びます そして少しだけ窓を開けます 雨粒はみんな中に入って来たがります 不幸は武器かも知れませんが 暖かいものを含んでいます 嬉し涙はみんな嘘です 本当は手放したい順番が見つからないのです どれだけ探しても 欠けてしまったピースは見つかりません というより、戻って来ないのです お陰で駐禁を切られました 警官は私の隣にいる私を指差します 「愛人です」と答えてすぐに 「恋人です」と言い直しました 私は空を見上げます カーステレオが叫んでます サンフランシスコは晴れだそうです 私以外誰もがサングラスをしています そうやって自分の孤独を守っているのでしょう 幾つもの急ブレーキの跡が 海へと続いています 潮風が少し しょっぱかったです



潮風 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 13
P V 数 : 2374.6
お気に入り数: 5
投票数   : 2
ポイント数 : 9

作成日時 2020-11-19
コメント日時 2020-11-30
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/03/19現在)投稿後10日間
叙情性32
前衛性00
可読性11
エンタメ00
技巧43
音韻00
構成10
総合ポイント96
 平均値  中央値 
叙情性0.81
前衛性00
可読性0.30
 エンタメ00
技巧11
音韻00
構成0.30
総合2.32
閲覧指数:2374.6
2024/03/19 14時50分38秒現在
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    作品に書かれた推薦文

潮風 コメントセクション

コメント数(13)
ほば
作品へ
(2020-11-21)

警官は出てくるんだけど他者はどこにいるんだろう。轢いてしまったものも感触だけがあらわれて、実体はみえない。海に消えていくブレーキの跡。皆、どこかに置き去られたような気配を感じました。ざわざわとして落ち着かない。でも制限速度は誰のためにあるのか?と他者を気にはしているんですよね。

0
妻咲邦香
ほばさんへ
(2020-11-22)

コメントありがとうございます。他者ですか? うーん確かに居たり居なかったり。あ、でも自分も他者みたいなものですから。何か必要なものを置き去りにすると言いますか、放り投げていく感じにしたかったので。

0
n
作品へ
(2020-11-23)

静かに自分を放り投げながらも、ひたと前を見据えてゆく姿が眩しいです。眩しい詩ではないのかもしれませんが、読み終わるとそう思いました。

0
妻咲邦香
nさんへ
(2020-11-23)

コメントありがとうございます。自分の芯だった部分でさえも落としていく、非常に不安定でコントロール不能な、慣性だけでかろうじて走ってる感じを出したくて。何処に着地するのか自分でもわからない感じに出来たらいいなと思って書きました。

0
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2020-11-23)

轢いてしまった感触だけがあって 亡骸は何処にもありません 不思議な詩句です。 警官は私の隣にいる私を指差します 「愛人です」と答えてすぐに 「恋人です」と言い直しました ここもまた不思議な詩句です。 使ってある言葉はやさしいのですが、内容がむずかしい。

0
入間しゅか
入間しゅか
作品へ
(2020-11-23)

読ませていただきました!不思議な作品でした。 どこか俯瞰してるようなただ自分が暴走するさまをあくまで冷静に見つめる自分がいるような感覚になりました。

0
妻咲邦香
田中宏輔さんへ
(2020-11-24)

コメントありがとうございます。言われてみれば、書いた私自身も不思議だなと思います。何処まで説明して良いのやら?と思いますが、轢いてしまった人は実は私の隣にいる人です。そしてそれは私自身なんです。難しいですね。

0
妻咲邦香
入間しゅかさんへ
(2020-11-24)

コメントありがとうございます。この詩の中にいる自分はおそらくかなり混乱しています。ただ、取り乱しても誰にも救ってもらえない事を知っているので、冷静を装っているのです。そんな気がします。

0
鱗子(揶白)
作品へ
(2020-11-25)

思いの鋭さを感じました。

0
妻咲邦香
鱗子(揶白)さんへ
(2020-11-26)

コメントありがとうございます。思いの鋭さ、それは意識した事がなかったです。参考にします。

0
楽子
楽子
作品へ
(2020-11-27)

すごく良いです。良質な物語を読んだような満足感がありました。 ロードムービーのような終着点のある果てのなさと、湾岸沿いを走っていく視点 薄暗い死、それから喪失感、そしてそれらを置き去りにまだ走っていく視点 とにかく前に進んでいく描写の美しさ、鬱さが、 そのままやみくもに気だるげに生きる人生のようで、とても素敵な詩でした。

0
妻咲邦香
楽子さんへ
(2020-11-30)

コメントありがとうございます。言葉の意味を繋げたまま、物語としての意味や時間軸をほぐしていくような感じにしたかったので、自分でも整理出来てなかった部分が、コメントを読んで少しわかったような気がします。ありがとうございました。ロードムービー、そう言ってもらえて嬉しいです。確かに私の詩はこういう感じの多いかもしれません。

0
妻咲邦香
さんへ
(2020-11-30)

コメントありがとうございます。ブレーキの跡は、自分のブレーキなのか、かつての誰かのブレーキなのか、その2つを含ませながら、しかも自分のブレーキであった場合、何故かそれを客観的に何処かから見ている、という不思議な感じにしたかったのでした。

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投稿作品数: 2