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しゅうまつ
庭。朝顔の種を花壇へ落として、わたしは来年の夏を待っています。夏があまりに長いので、多くは志半ばで、青い文字のように、萎れました。 たくさんの朝顔がわたしの庭に現れては消え、の点滅を繰り返して、交差点なのですか、ここは。 誰にも見舞いの言葉を言いたくないとき、薄墨で書く、祖母の死に際。 目玉焼きの中心に突き刺す菜箸のゆらゆらする細い文字のようで。 エー、おわりましたので、終わりましたので。 店仕舞いのお知らせが、けたたましく鳴っています、爆音の蛍の光、が夏を引き裂いて
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しゅうまつ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1021.7
お気に入り数: 2
投票数 : 1
ポイント数 : 70
作成日時 2025-12-26
コメント日時 2026-01-25
| 項目 | 全期間(2026/01/28現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 30 | 0 |
| 前衛性 | 10 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 10 | 0 |
| 音韻 | 5 | 0 |
| 構成 | 15 | 0 |
| 総合ポイント | 70 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 30 | 30 |
| 前衛性 | 10 | 10 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 10 | 10 |
| 音韻 | 5 | 5 |
| 構成 | 15 | 15 |
| 総合 | 70 | 70 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


詩の価値の良否関係なく、また難解さ読みやすさの 比重に関係なく 感想を付けるのがむつかしい詩というものがあって、 この詩はわたしにはそういう部類にあたりまして、 読むことよりも、どう感想を伝えればいいのか、 そのことに時間がかかりました。で、結局、そのまんま、 感想を書くのがむつかしかったといっておくに 留めます。おかしな感想ですみません。
0コメントありがとうございます。 正直なコメントが1番助かります。お時間ありがとうございました。
0庭。で庭のことは完結しています。 色とりどりの浮かんでは消える朝顔、薄墨で描いた祖母の死顔、どれもゆらゆらと細い線で頼りない。 爆音で引き裂く「終了」と、ここで言われているものが中途で終わってなくて、何だかほっとします。
1夏、 あまりに長くて 青いインクが滴る、 瞬間、に染まってゆく。 花の、青と、警報と、薄曇りの、 空、 あまりに終わらないから、 この夏に、溶けてしまうのかと 思った、古い絵本の、表紙の、 切り裂かれた、 かけら、から あまりにうすくて あわい 空、 と夏、 終りの、 日の切れ端。
1コメントありがとうございます。 なんだか嬉しいコメントです。ありがとうございます。
0コメント欄に美しい夏をありがとう。
1季節の循環と喪失が、朝顔や台所の情景を媒介に静かに滲む作品です。 淡々とした筆致の裏に、言葉にできない痛みと生活の綻びが震えます。
0読み応えがあります。
0コメントありがとうございます。 色々捉えていただき嬉しく思います。ありがとうございました。
0コメントありがとうございます。 読み応え……!嬉しいです。ありがとうございます。
0印象的なフレーズが多いと思いました。爆音の蛍の光。解釈欲を掻き立てられるのですが、余計な解釈はこの詩の雰囲気が壊してしまうかもしれず、控えようと思いました。目玉焼きのところも印象的で、詩的緊張が有ると思いました。
0こんばんは。 >>目玉焼きの中心に突き刺す菜箸のゆらゆらする細い文字のようで。 僕はこの連で立ち止まりました。 もう少しちかづけば 中央の黄身が溢れて なにかを掴めそうな気がしました。 >>エー、おわりましたので、終わりましたので。 それまでの空気感からより現実的になる一瞬が 淋しい。
0気になります。 これは私の悪い癖で、青い文字ってどういう意味やねん、点滅を繰り返すほど頻度高く朝顔って咲いては枯れるものか? そして交差点、というのは信号の点滅ということ? など意味を探そうとしてしまいます。 ただその後を読み進めていくうちにそういう楽しみ方をする詩ではないのだなと思いました。 特に後ろの四行は、何が書いてあるか不明瞭ですが、言葉の連なり方のセンスとでもいうもので成立している感がし、切れ味鋭い、私には書けない作品だと思いました。このような文量でとどめるのは勇気がいるでしょうが、とどめられる精巧さがあると思います。
0この詩、すごく静かなのに、途中から一気に胸の奥をざわっと掴まれました。 朝顔や庭、来年の夏を待つ時間ののんびりさがありそうなはじめから、気づいたら「終わり」や「店仕舞い」の音が現実として割り込んでくる。 感情を、無理に言葉にせず、でも確かにそこにあるものとして置いているのが好きです。 最後の「爆音の蛍の光」が、夏の終わりというより、時間や人生そのものを強制的に区切られる感じで、読み終わったあともしばらく余韻が残りました。
0コメントありがとうございます。 詩的緊張!目指したいところです。精進いたします。
0コメントありがとうございます。 詩的なコメントですね。
0コメントありがとうございます。 わたしは短いのしか書けないのでこの長さになっています。
0コメントありがとうございます。 余韻を残せるものをいつかかきたいので励みます。コメントありがとうございました。
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