大虐殺の後で - B-REVIEW
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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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居場所をありがとう。

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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羽田恭

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二酸化窒素

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大虐殺の後で    

1994年 ルワンダ大虐殺を覚えている 私は若かった フツ族過激派によるツチ族の大虐殺は熾烈を極め 鉈や棍棒を手に殺しが吹き荒れ ルワンダの人口の10~20%が殺された ツチ族とフツ族は実はたいした根拠のある違いはなく 体形や豊かさなどにかこをつけて 外国勢力が分断して統治しようとしたそうだ 憎しみをあおり 人が他者を否定して仲良く協力しないようにする それは民族紛争や労働者の非正規やパートの階層性を思わせる 違いを愛するのではなく、認め赦すのではなく憎ませる罠だ 戦争で稼ぐ悪知恵者たちがいるように しかしルワンダ大虐殺の後 都市キガリはアフリカでナンバーワンの復興を見せた 立ち並ぶビルに整備された歌壇の花が揺れる ゴミの落ちていない 女が夜に出歩ける安全な活気ある街への変身だ そこへたどり着く人々の努力があっただろう でも悲惨な戦争のあとでボロボロになっても 人々が本気で生活や社会の改善に闘えば世界は変わる キガリはそれを証明した人々のための都市だった 復興の過程で傷ついた人々は詩をつづった 生きる意味を、願いを、夢や希望を 焚火を懸命に熾(おこ)すように 言葉が立ち上がる時、人々も立ち上がった 詩の力の本領を見て私は感無量だった 人らしく生きたいと願う時 詩は人の魂の首元に添えられた襟なのだと 願いの翼のように 詩の襟よ



大虐殺の後で ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 37
P V 数 : 2329.3
お気に入り数: 1
投票数   : 5
ポイント数 : 0

作成日時 2022-12-21
コメント日時 2022-12-29
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/03/29現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:2329.3
2024/03/29 22時45分18秒現在
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    作品に書かれた推薦文

大虐殺の後で コメントセクション

コメント数(37)
三浦果実
作品へ
(2022-12-21)

三浦は本当はヒューマニズムな詩を書きたいんですよね。でも絶対に書けない。それを書くには相応の内実が伴う必要があって。なので書いても自分史までだったりします。本作が見事なのは、上滑りしない言葉の遣いにあって。それって読者側の主観、読みの感覚でしょうと云われればそう。でも、なんだろう、それこそ言語化する力がなくて(笑)。以下の引用部なんて、そう簡単に書けない。 >言葉が立ち上がる時、人々も立ち上がった 詩の力の本領を見て私は感無量だった 人らしく生きたいと願う時 詩は人の魂の首元に添えられた襟なのだと

0
鷹枕可
作品へ
(2022-12-21)

詩人は人の心を、尊厳を。否定も肯定も為し得るものであると、ふたたび思い出させて下さりました。 殺伐へ傾れ行く世情の只中、そして元来の人否人である私の精神に対し、表現はその襟口を掴まえていなければならぬと、薫陶を授かりました様な心境でございます。 孤独は表現の起源なれど、突き詰め過ぎればみずからを鬼と転じせしめることもございます。 人間性の根幹が君子か鬼のそれかは夫々相違もございましょうが、 希望を記述とすることの甚だ難しく、破滅の方向に顔を向けざるを得ない、因果な性質の自身にも。 若しや最後の甘露を授けて下さったのかも、と、勝手にも思えるのでございます。 素晴しい詩を、ありがとうございました。

1
三浦果実
作品へ
(2022-12-21)

再コメント、すみません。勇気がわいてくるなどと簡単な言葉で評してはいけないのでしょうが、この作品を読むと気持ちが強くなります。その気持ちを真人間になると言い換えてもいい。私は放っておくと排他性が強くなる傾向が正直あります。その排他性をこの作品を読むと黙らせてくれる。 詩の力、そう表すことが気恥ずかしいけれども、詩の力ってある。

0
YUMENOKENZI
作品へ
(2022-12-22)

湖湖さん 感動しました(涙)

0
湖湖
湖湖
さんへ
(2022-12-22)

コメントありがとうございます。 ルワンダ虐殺のドキュメンタリーを見て書いたのですが、キガリの街にはアフリカじゅうから人が上ってきて、東京へ上京するような猥雑もあるようで、ブルジョワタウンという印象は受けなかったです。日本の戦後の自由で明るい高度経済成長を思わせました。 戦争の荒廃から生きるために誰もが必死で頑張ったのではないか、と感じました。

1
湖湖
湖湖
三浦果実さんへ
(2022-12-22)

コメントありがとうございます。 私も日常は日本で個人的に生きていて、詩の活路をあまり感じない部分、日本での詩の不人気のイメージなどがあったので、テレビのドキュメンタリーで、私達よりもはるかに困難な状況の人たちの中で詩が機能していることの原初性、本質性に打たれたんです。 私もヒューマニティは一番、子供時代からの読書で感動したので、そういうことを書けるようになりたいという願望はあります。詩の力を見て私も勇気が出たのです。 革命のときに詩が檄文のように飛び交うような奇跡もいつの日か日本で起こるかもしれないですね。

0
湖湖
湖湖
鷹枕可さんへ
(2022-12-22)

コメントありがとうございます。 そうですね、言葉の力は物事を肯定も否定もできる刃物ですね。 どう作品を彫刻して道具とするか、詩人に任された言葉の自由の中に信念や愛、善や真実や美への志向が含まれているといいな、と思います。 私も若い頃はヴェルレーヌが「所詮われらは土星の子」と言ったことに共感する者でしたし、若い時代の自分は鬼っ子そのものでしたが、歳を経るにつれ、せめて少しずつ賢くなり、君子と鬼っ子と何物にも想像力を持つ、仙人のような力量を持てればいいなぁ、なんて思ったりします。私も日本人として日常は詩を書くことに軸を持つのが難しいのですが、他国のルワンダでの詩の機能性の爆発に目が覚めるような感無量を覚えて幸せです。 あなたにも甘露になったなら幸いです。それに要らない情報かもしれませんが、私もあなたの御病気と同じ病気をたぶん患っているんですよ。そんな親近感も込めましてまたよろしくお願いします。

0
湖湖
湖湖
YUMENOKENZIさんへ
(2022-12-22)

詩を書く人たちに伝えたかったので感動して頂けて本望です。どうもありがとう!

1
湖湖
湖湖
さんへ
(2022-12-22)

コメント、投票、ありがとうございます。 ルワンダのドキュメンタリーをテレビでやっていたんです。そこで詩の朗読があって、そういう記述があっただけなので、ただ、戦争を潜り抜けた言葉だったので、詩の言葉が生々しく、パワフルだったので感動したんです。すみません。

2
湖湖
湖湖
さんへ
(2022-12-22)

コメント、投票、ありがとうございます。 ルワンダのドキュメンタリーをテレビでやっていたんです。そこで詩の朗読があって、そういう記述があっただけなので、ただ、戦争を潜り抜けた言葉だったので、詩の言葉が生々しく、パワフルだったので感動したんです。すみません。

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湖湖
湖湖
さんへ
(2022-12-22)

野蛮に武力でへ威圧するときりがなく、言葉で和平するものですから、国際社会でも言行一致を求め、約束を守らなかったらそれ相応のペナルティを課すのが妥当ですね。

1
湖湖
湖湖
さんへ
(2022-12-23)

モノ言えば唇熱し、永遠の夏、という感じに熱血漢で愛と人道に志さないといけないんでしょうね。

0
作品へ
(2022-12-23)

実際に大虐殺の現場を体験した人なら、もっと肉薄する、魂に踏み絵を要求する、抜き差しならぬ心の叫びをぶちまけるだろう。ここには、情報と作者の想像しか書かれていない。人の不幸は蜜の味。人の痛みを利用していないかと、作者に問うてみたい。

1
湖湖
湖湖
類さんへ
(2022-12-23)

知ることが卑劣な利用だとは思いません。過分な言葉を言われたようなタブー感を感じました。蜜の味がニュースやドキュメンタリーから知恵を得ることなのなら、そういう批判をする人もいるのですね。悲惨が当事者しか語れないならば、疑問を感じます。

1
湖湖
湖湖
さんへ
(2022-12-23)

戦争を知らない世代が溢れると戦意が高揚するそうですから、私などは子供時代に反戦の本を読んで、堪らない嫌悪と平和主義ですけど、戦争を知る平和教育が足りていないのかもしれないですね。私は若い頃に世界旅行しましたが、旅をすると世界を人を愛します。多様性を受容しようという寛容や友愛の基礎にいいです。

1
作品へ
(2022-12-23)

知ることは個人の自由だよ。しかし、それで当人が報われるかどうかは別だよ。悲惨は当事者しか語れないのだよ。あなたは何も語っていないのに等しい。ただ情報と自分の想像を書いただけだ。それでは語っているとは言えない。疑問を感じるようでは、言葉を使うことの責任の重さを知らないのだろう。まずあなたは、言葉を使うことの致命的な痛みを知るべきだ。

1
湖湖
湖湖
類さんへ
(2022-12-23)

軽口だとおっしゃりたいのであれば、それは人の感じ方ですからいいですけど、私には私の悲惨の経験があり、人は悲惨の様々な経験から違う他者の内容でも俯瞰したり、共感したり、慰め合ったり、成長したりできると思っています。より良い社会を作る意識を高める良い力にもなると思います。若い頃は私にとって言葉は無力で、私は現実に打ちのめされて無口な人間でした。過酷な病気の経験や犯罪被害などから違った立場の人の悲惨にも共感があり、そういう話をするのにはあまり障害を感じません。悪いのだとも思わないです。戦争経験がないから迫真の戦争経験は書けませんけど、文学者が戦争を扱うように会話に昇らせることはタブーではないはずです。他者の悲惨を語ることを封じるような言質は変です。ドキュメンタリーの題名は「アフリカから愛をこめて」でした。私はある程度、感動して、それを受け取ったつもりです。

1
作品へ
(2022-12-23)

他者の悲惨はその他者が書くべきで、あなたには書く資格が無い。あなたにも私にも悲惨はある。だから自分の悲惨を、肉体的に書くべきだ。どんな偉大な文学者でも、ご自身が味わっていない戦争は語るべきではないと俺は思うよ。戦争を体験した文学者が戦争について書かれたものは読まれるべきだと思うし、俺も読むよ。夜と霧とかね。だからね、この作品はどこまで行っても俯瞰的なものにしかなれないの。当事者たちは俯瞰なんてできないのね。本当に体の芯にまで食いこんだトラウマを精一杯震えながら泣きながら書いているんだ。あなたは、この作品を書くとき、震えていたのか。言葉が涙のように止まらなかったのか。あなたの悲惨は、あなたにしか書けない宝物だ。アフリカから愛をこめて、のドキュメンタリーと感動したそれまでの過程とか心の動きを書くべきだったよ。そうした方がまだ迫真だったわ。自分のことを書きなよ。

2
作品へ
(2022-12-23)

しかしね、小林よしのりの戦争論のように戦争体験者へのインタビューとか戦争に纏わる知識をかき集め、繊細な手つきで詳細に戦争について書かれたのなら話は別だよ。小林よしのりは戦争体験者ではないけど、そこまで突き詰められたのなら胸を打つものがあるよ。想像でドキュメンタリーで受けた感想想像感動では軽薄な印象は拭えないんだわ。もうこんなことするなよ。以上。

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湖湖
湖湖
類さんへ
(2022-12-23)

私はこのドキュメンタリーを見たことで詩を書く者として勇気を貰ったことをここの方たちにもお裾分けしたかった気持ちも有ります。それは叶いました。小林よしのりと比較して下手なら書くべきではないとも思わないです。憎しみの反対は無関心と言いますがタブーは無関心に似ています。もう書くなよ、なんて人に言うのは乱暴でおかしい。これにて会話を閉じさせて頂きます。

1
三浦果実
作品へ
(2022-12-24)

3度目のコメント、すみません。私の持論なんですが、作品にはその作品が発表される空間まで作品だという考えです。今作をSNSでみつけていたら、知り合いが出した同人誌を付き合いで買ってそこでみつけていたら、類さんが示そうとされていることと同じ感を私は持っていたと想像します。これはホントに個人的な感じかたでしかありませんが、ビーレビという空間は24時間テレビみたいなものには堕していなくて、発表空間が作品に含有されているとすれば、私が作品から受け取った感触は偽善ではないかなと思う一方で、この作品を無自覚に好意的に語れば語るほどに偽善的に作品をしてしまうように思いました。 コメント欄、学べる、考える機会になりました。

1
湖湖
湖湖
三浦果実さんへ
(2022-12-24)

おはようございます。 私もこの詩は詩誌に投稿するようなものではなく、三浦さんも仰ったようにbレビという空間を意識して書いたもので、コミュニティのためにコミュニケーションとして詩の形式を利用して詩を書く者としての感動をおすそ分けしたかったんです。 高度にレトリックがある凝った詩を目指し山頂を競うのも一つですけど、詩は病者や子供や障碍者、弱者などには生きるひたむきの表われだったりする、杖のようなものになりうると思っているので、ちゃんと詩を書く人を大切にしなきゃ、高級趣味で教養人の遊びで厳しい批評ばかりあるのも良くないと思っているんです。 また、表題が「大虐殺の”後で”」とあるように、「大虐殺よ」ではなく、ドキュメンタリーも戦後の復興を扱ったものだったので、そこで詩が面目躍如だったことの感動がこの詩の粗方の主体で、人に伝えたかったのは、誰の状況よりもつらいと想像に難い大虐殺のあとですら、人は社会を作り変えられる、そこに詩も役割が担える、ということの発見、悦び、それを皆さんに伝えたくてこの詩を書いたんです。詩は無力じゃないと日本で信じるのはすこし難しいからです。 私も病気で詩をよすがに生きていますが、知恵遅れの子が、せんそうこわい!って10回書くのも詩だと思うんです。悪意と下劣が無ければ下手でもそれはあまり責めず、よくなるアドバイスをするように親切を心がけてコメントしています。 ただ24時間テレビのような愛は地球を救う、というスローガンを掲げはしませんが、愛よ、地球を救え、だったら同意します。私は不幸だった時、味方や聴いてくれる人が居なかったことが一番つらかったから。 それに、社会的な詩も稚拙であっても話題としてどんどん人が不幸や戦争についてタブー視しないで社会性を活性しておしゃべりするツールとして詩は機能できるのではないか、そんな希望を詩に見ています。それに詩が個人の事実しか書けない、というのは自主規制なのでしょうか、創作で完全なる空想や事実と空想のコラージュなどの自由も許されてよいのではないか、などとも思いました。 思いつくことをバラバラに書いてしまいましたが、読んでくださってありがとう。 三浦さん、丁寧に書いてくださりありがとうございました。

1
湖湖
湖湖
三浦果実さんへ
(2022-12-24)

すみません。大虐殺という誰の状況よりもつらいと想像に難い、ではなく、想像に難くない、です。失礼しました。

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湖湖
湖湖
さんへ
(2022-12-24)

こんばんは。私の考えは三浦さんへの返信の中に書いてあるのでそれを読んでくださいね。 それで納得できないのであれば、社会的詩は稚拙であってもどんどんやるべし、という考えは私個人に帰結するものなので仕方ないですね。類さんは正直に書かれたのなら、私も正直に偽善と受け取れる軽薄な詩に見える、という評価を受け取るべきかもしれないですね。ただ、類さんの言葉は、私が人の不幸を蜜とする偽善者で言葉の重みも痛みも知らない愚か者だ、という過分な内容なので攻撃的過ぎて、言葉が雑で失礼な方だと感じました。私は社会的なことを書くと、生意気な女を嫌う男に虐められる履歴が多々あるので、またそれかな、と思った次第です。それは実際は分かりませんけどね。よくやられるんですよ。

1
鷹枕可
作品へ
(2022-12-24)

昔、カルチャーセンターにて然る有名歌人の方に、「テレビで見た情報は歌にするな」と指導された事を思い出しました。 曰、情報化されたモノには発信者の主観が介入するから、だそうでございます。私は、この教えに未だに違和感を抱えて居りまして。 純粋な経験、確かにそれは有無を言わさぬ説得力があるだろう、而してそれを突き詰めれば。書物、音楽、映像、美術、あらゆる表現が現実の二次創作であって、それを引用する事の全てを。 禁忌とせねばフェアではないのではないか、と甚だ疑問を懐いた訳でございます。 純粋な経験とは何か、これは最早哲学的命題である訳でございまして、そこを批判するのはお門違いなのではないのか、と思いました次第でございます。 少なくとも私は、当作品に偽善の匂いを感受する事はございませんでした。とだけ、附け加えまして。私からの発言を、終えたいと存じます。 つまり、書かれたものが正しいものかどうか、という尺度の、正しさを何所に依拠するかという、問題。

2
湖湖
湖湖
さんへ
(2022-12-25)

独りよがりが美しいのかはどういう意味か察しかねますが、お気遣いのある言葉をくださりどうもありがとうございます。類さんの言葉からは私は人情より人格否定を受け取ってしまったのであなたの感じ方には驚きましたが、もうこのくらいにしときたいと思います。ありがとう。

0
湖湖
湖湖
鷹枕可さんへ
(2022-12-25)

私も同じように思います。純粋な経験、なんて。詩にはなんでも搭載していいんじゃないかしら。コミュニケーションの萌芽に会話よりもちょっと実の詰まったものとして使えると思います。 俗悪でなければ何を書いてもよろしいかと。そう思います。 偽善の匂いを感じなかった、と言ってくださって救われました。 すごくうれしかったです。ありがとう。

1
藤 一紀
作品へ
(2022-12-25)

こんにちは。 >外国勢力が分断して統治しようとしたそうだ >憎しみをあおり >人が他者を否定して仲良く協力しないようにする >復興の過程で傷ついた人々は詩をつづった >生きる意味を、願いを、夢や希望を >焚火を懸命に熾(おこ)すように >言葉が立ち上がる時、人々も立ち上がった >詩の力の本領を見て私は感無量だった いくつか抜粋しましたが、「外国勢力が分断して統治しよう」と考え、「憎しみをあお」る場合、そこでは〈言葉〉が大いに役に立つでしょう。そこには〈行為としての言葉〉というものも含まれます。 何も復興の時ばかりに言葉が力をもつわけではない。戦意高揚させるために詩がいかに利用されてきたかはこの国の詩の歴史を見ればわかることで、その意味ではある時言葉や詩は毒であり、ある時は薬であるという両面をもっています。その点でこの作品の言葉は一面的な印象をもちました。 仮にどちらか一方に寄せて書こうとしたのであれば、例えば〈薬〉の側を強調したかったのであれば、対比として〈毒〉も強調せざるを得なくなると考えるのですが、残酷さも悲惨さも新聞記事のようで体に食い込んでくるものではありませんでした。復興も一直線で皆無事とはいかないところを作品の言葉は、あたかも語り手の高揚であるかのようにまっすぐ走り抜けている点で些かリアリティに欠けているように感じました。 頑張ってください。

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湖湖
湖湖
藤 一紀さんへ
(2022-12-27)

コメントをくださりありがとうございます。 ドキュメンタリーを見た感動をさらっと書いてしまったので、社会問題はみなさんこだわりがあって紛糾するのだな、結構、責任が重いんだな、と感じています。リアリティに欠けていると言われ、確かに足りないと分かります。 言葉の毒の面に配慮するような思慮を持って落ち着いて詩を書けるようになりたいと思います。

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湖湖
湖湖
さんへ
(2022-12-27)

コメントをくださりありがとうございます。あなた様のコメントは罵倒家だなんて思わないです。 ただ、表題詩「ギフト」の体験を読ませていただきましたが、あなた様のようなご苦労をなさって育った方には貧困者や困難者を描く時、もっと迫真を求められるお気持ちはもっともで共感の深さが違うのだろうな、とひた、と感じるものです。ただ、迫真で書くアプローチを取らない詩でも偽善者とまで書く必要はないように思うので、幼稚な詩、という評価は受け取ります。ありがとうございます。 ドキュメンタリーを見た感動をさらっと書いてしまったので、社会問題はみなさんこだわりがあって紛糾するのだな、結構、責任が重いんだな、と感じています。リアリティに欠けていると言われ、確かに足りないと分かります。 言葉の毒の面に配慮するような思慮を持って落ち着いて詩を書けるようになりたいと思います。 また、お付き合いいただければ幸いです。

1
湖湖
湖湖
さんへ
(2022-12-27)

アフリカの現状を書いてくださってありがとうございます。勉強になります。 世界的な搾取構造の非道は許しがたいことですね。 詩を書く時、資料ではないので、何もかもを書くわけにはいかず、音楽のようなリズムも大事で、社会的な詩を書く時にはそのバランスが難しいと感じました。

1
妻咲邦香
作品へ
(2022-12-27)

コメント欄をざっと読んで、詩人らにこういったことを語らせられるのならこの詩は十分有りだなと思った。自称詩人らのプライド合戦に作者が絶妙な距離を保ってついていけてる、どころか軽く料理すらしてしまっているところが好感が持てました。コメントでの立ち振る舞い込みで評価します。

4
鷹枕可
作品へ
(2022-12-27)

最後に。皆様、詩を技術論の段階でしか語っていらっしゃらない様でございますので。 たとえば此の描写が不足である、偽善である、等々。 それらとは、「本当に良い詩」に必須なものでございましょうか。 「上手い詩」には必要であるかも知れませんが。正直に申しますと、所謂「非の打ち所の無い上手い詩」には当方、辟易致して居ります。 各々が自己に求める分には構いませんが、他者に完璧を求めますのは、如何なものかと。 目利きでも何者でもございませんが。ずぶの素人の私に於きましては、当作が「充分に良い詩」であったことを附け加えさせていただきまして、私からの発言を終えたく存じます。

2
湖湖
湖湖
妻咲邦香さんへ
(2022-12-27)

コメントありがとうございます。 いやぁ、軽く詩人たちを料理なんてしてないですよ。 私は子供の頃は読書をかっつりやりましたが、思春期から病気人生で病を繰り返して、教養を積む余裕が無かったので、此処の方々からの指摘に、体験的個人的思考でしか対応できないのです。ですので冷や汗をかきながら懸命に書きました。それにキツイ書き方をされるとすぐ狼狽してしまう精神のリアルな弱さがあり困ってます。HSPなので脅されたりすると病気になってしまうんです。ただ、自分の信じたい世界観を詩に載せたり、空想を形にするのが好きで、詩を書くのが楽しいので、褒めて頂き励みになりました。 どうもありがとうございます。m(__)m

3
妻咲邦香
さんへ
(2022-12-28)

コメントありがとうございます。 詩人としては間違ってるかもしれないけど、あくまで詩人としてはね。詩人が詩の前にこぞって立ちはだかろうとする行為が滑稽に見えた、ただそれだけのこと。でもぶっちゃけ言えば詩人でいたかったらその受け取り方ってどうなの?ってこれっぽっちも思わなかったのかな?っていうのはある。 私は詩人にはなれそうもない気もするけど、万が一なれたとしてもこういう詩人にはなりたくないなあと率直に感じたんです。特に誰を差したというわけでもないのですが、貴方のプライドを傷付けたと言うのなら貴方にだけは申し訳ないと謝ります。不満があるなら全員にも謝りますよ。ただし私の感じた印象は変えられない。 私は詩を、詩人として読む気は毛頭ない。この先もずっと。

2
妻咲邦香
さんへ
(2022-12-29)

もちろん謝ります。傷付けるのが目的ではないので。申し訳ありませんでした。ごめんなさい。 ただし今後同じような場面、同じような状況に遭遇した場合、私は何度でも同じようなことを感じますし、何度でも同じようなことを言います。それだけは明言しておきます。

0
妻咲邦香
さんへ
(2022-12-29)

アイロニカルにごめんなさい。 鏡に向かってごめんなさい。

2

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