フィラデルフィアの夜に XXXⅣ - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

わたしがいのることは

とても重い

みんな経験したことがあるであろう、とても重い"ちょっと"が詰まっている。

錠9

生きる

声なき声を拾いたいと思ったことはあるか

わたしは、ある。 あなたの胸を叩き 何故なのかと問いただしたい そう呼び止められた時 わたしは何と答えられるだろうか。 静かにだが確かにこの詩からは 張りつめた足音が聴こえる

ぼんじゅーる

天皇陛下万歳

知的破産者及び愚昧界の金字塔

平成天皇と存命中に呼び不敬を極め、大正・令和を外す選別賛美。明治から平成まで乱暴に万歳する時代錯誤と挑発精神が光る奇作。

大人用おむつの中で

好きです。

切れのいい、知性あふれる現代詩だと思いました。

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)



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フィラデルフィアの夜に XXXⅣ    

フィラデルフィアの夜に、針金となっていきます。  美術館の裏から少女像が出されました。 著名な彫刻家の作品ではあるものの繊細な出来のため、光の下に出るのはとても久しぶりになります。 細心の注意を払い、美術館の入り口近くにアクリルケースに入れての展示となりました。  展示されるのを少女像の作者である彫刻家も手伝い、夜になってようやく作業は終わったのです。  職員にとっても彫刻家にとっても、明るい光の中その少女像は何も変わらず一点を見つめるだけだったと言います。  ドン。 何かの音。  大きく何かがどこかに激しくぶつかった音がしました。 一瞬、一瞬だけ皆がその方向に顔を、眼を向けました。  そして、また少女像に視線を戻した時。 少女像が消えた。  透明なアクリルケースの中、そこにある少女像。 代わりに針金が陣取る。 その少女像、その形を針金が形作る。 ぐにゃぐにゃぐにゃ、と顔に髪、服まで。執拗にまで正確に、針金で。 すると姿は崩れ、動き出す。 髪は、急激に伸び始めそのピアノ線の髪は、アクリルケースへ打ち立てる。 頭を振り乱さし、針金同士が擦れぶつかり合う不協和音を悲鳴、罵声、絶叫であるかの如く美術館中を知らしめていく。  自らを破壊するかのような速度で。  何もできない人々、絶望した顔で圧倒され続ける彫刻家。 針金となった彼女は、アクリルケースの中で竜巻として暴れ続ける。  光が、斜めから差し込んでくる。 漆黒だった闇だった夜の外が、柔らかな色彩を帯びてくる。 朝、その光が彼女をぼんやりと照らしてきた。  彼女は小さくなっていく。 針金が千切れ、小さくなっていく。 その千切れた針金は、虫のように這いながら、アクリルケースの穴から外に出ていく。  あっ、と気づいた彫刻家はその千切れた針金を捕まえようとするも、素早く逃げてどこかへ行ってしまった。  少女は、像だった、針金の塊となった少女は、朝日が上がる頃、いなくなってしまいました。  ただ美術館には壊れかけたアクリルケースがあるのみです。 少女像はもう、記録と人々の記憶の中にしかいません。 その中でただ、一点を見つめるのみです。


フィラデルフィアの夜に XXXⅣ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 910.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2022-09-18
コメント日時 2022-10-01
#現代詩
項目全期間(2025/12/05現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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叙情性00
前衛性00
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 エンタメ00
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閲覧指数:910.6
2025/12/05 22時16分59秒現在
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    作品に書かれた推薦文

フィラデルフィアの夜に XXXⅣ コメントセクション

コメント数(2)
カオティクルConverge!!貴音さん
作品へ
(2022-09-30)

素朴な疑問ですけどフィラデルフィアは針金しかないんですか? 詩文の中では綺麗な感じですけど私が以前調べたとき、今やジャンキーの街になってましたけど そこには触れては行かないのですか? ずっとこの感じで続けていくんですか?

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羽田恭
カオティクルConverge!!貴音さんさんへ
(2022-10-01)

元々フィラデルフィア・ワイヤーマンと仮に称されている人物の、ゴミ捨て場から見つかった針金を使った作品群に触発されて書いております。 なので針金オンリーでいくつもりです。 またこの作品群は必ずしも綺麗なだけではなかったかと。 何回かは犯罪者やその犠牲者も出していますし。 常識とルールの範囲内で好き勝手にやる所存です。

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投稿作品数: 1