フィラデルフィアの夜に XXⅤ - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

エセ詩人

いでよ、エセ詩人!

コトダマ とはよく言ったものだ。 ハキダセ と 男は言う。 おまえは誰だ? わたしは何者だ?   

湯煙

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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フィラデルフィアの夜に XXⅤ    

 フィラデルフィアの夜に針金が芽吹きます。  車が行きかう道の側。 廃墟となった小屋。 そこに、誰もいると知られていない驢馬がいました。 なぜそこにいるのか、驢馬がしゃべれない以上わかりません。  ただ、年を取り病にかかり、飢えていました。  地面に寝そべり、ただ時間が過ぎるのを待つだけ。 もう何日も、何週間も。 声も挙げず、ほぼ動かず、虚空を見つめています。 前に出している、右前足を見つめます。  夜の薄明かり、毛並みの色彩が、変わる。  前に出している右前足。 その体毛が、鈍く光り出す。 その前足は輝く体毛と共に形を、姿を変えていく。 足先から少しずつ紐の様にほつれていく。 螺旋を描き出しながら、右足が針金へと変わっていく。 そしてその姿を次々に変えていく。  普段感じていた痛みが消えると共に。  よく分からない形、初めて見る何か。 針金が輝きながら地面を這いずり回り、次々に驢馬の前で姿を変えていく。 時に覚えている誰かの顔を取り、懐かしい世界が現れる。 遠い記憶を時に呼び覚ましながら。 かつての想いを味わいながら。 右足は変幻自在に動き回る。  そんな右足に勢いが付く。 その拍子に驢馬の体が、より広い方へと引っ張り出された。 見ると、薄明かりに沃野が広がっている。  右足の先から、自分の体から、豊かな野原が生まれている。 子供のころ走った、あの世界が。  銀に輝く、草が芽吹き、花が咲いていた。 驢馬の周りに、新たな世界が広がった。  朝。 もう、あの沃野は消えていました。 でもあの驢馬は立ち上がる事ができていました。 驢馬自身、もうあきらめていた足に力が入り、痛みをこらえながらも歩きだしました。 人目に付く事でしょう。 それが良い事になるか悪い事になるのか。  驢馬はまたあの沃野を見る事ができるとどこか確信しながら、朝日の中を歩き出しました。


フィラデルフィアの夜に XXⅤ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 0
P V 数 : 700.5
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2021-07-13
コメント日時 2021-07-13
#現代詩
項目全期間(2024/04/20現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:700.5
2024/04/20 19時53分57秒現在
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    作品に書かれた推薦文

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