〈安閑夜話〉 二枚のとりもも
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雨空の下の孤独
幽けし雨音に、僕は違う土塊のゆめを、 思い馳せているから、僕は何時の日か、 御前の眼前から消え去りたいと、思って いるしょうがない、根っからの風来坊さ 明け透けな御前の仕草は、やはり女であ るけれど、心残りは風に吹かれて散るが 定めと、雨空の下の孤独が僕に囁きぬ 御前が健やかに生きて、幸多きな姿を母 御に見せる迄は、僕も懸命に俗世で足掻 いてみせようか 可愛いすずめが鳴いているけれど、空模 様どうか早々、明けて繰れ 風に吹かれて、意気地も消え失せてしま う様な、脆弱なこの僕の魂を、御前には 救えやしない チンピラ風情の女すがりには、僕は不向き な情けの持ち主でね 霧雨に打たれて、僕がゆめみの野良だろ うが、御前に恥はかかせないつもりだ 理由のわからない僕の見栄を、蛙の奴は 聴いても繰れないけれど
雨空の下の孤独 ポイントセクション
作品データ
コメント数 ： 2
Ｐ Ｖ 数 ： 1343.5
お気に入り数： 1
投票数 ： 0
ポイント数 ： 2
作成日時 2020-06-01
コメント日時 2020-06-15
Ｐ Ｖ 数 ： 1343.5
お気に入り数： 1
投票数 ： 0
ポイント数 ： 2
作成日時 2020-06-01
コメント日時 2020-06-15
#ビーレビ杯不参加
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 1 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 1 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 2 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 1 | 1 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 1 | 1 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 2 | 2 |
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- 作品に書かれた推薦文
雨空の下の孤独 コメントセクション
コメント数（2）
揃えてある文字数はスマホを意識したものでしょうか？ スマホ画面だとピッタリと収まってくれます。 独特の感性をお持ちの方だと読んでいたんですけども、もしかすると作品ごとに独特の世界観を作り上げているのかなとか、思いました。人物も背景もしっかりと構築された上に作品を書かれていますから、人相や立場を想像しやすくていいですね。一人語りには、重ねてきた経験の割に幼い雰囲気が見え隠れし、強がりが滲み出ているところなんかは、好きな人物像です。 言葉から受けるイメージが思いがけないところへ飛ぶところに詩の良さ、強みがあるという意見も多いですが、強い思いを純朴に語る作品もいいなーと思いました。
0千才森 万葉さん私の拙い詩にコメントありがとうございます。おっしゃる通りです。スマホのメール機能で詩を作っているので、前半は意図的に揃えようとしています。 ですが、これは自分が読み易くする為の遊びみたいなもので、投稿するにあたっての濁点の推敲を忘れている不完全な偶然です。(出来た詩をコピーして、そのまま貼り付けて投稿しています) 私は技巧を凝らす楽しさよりも、ドラマや人物像を好んで、詩を書いています。あまり現代詩的な先進性や、昨今の流行とは無縁な創作アプローチなので、異質かもしれませんね。まぁ、そんな事を言えるレベルでもありませんが、自由に楽しんでいます。笑 なので、あまり皆さんの、お茶を濁さない様に今回から現代詩タグを外しております。勿論、ビーレビ杯も。でも、界隈の人の意見も気になるのでみたいな。笑 そういった具合です。失礼しました。(。・ω・)ゞ
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