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作成日時 2018-05-31
コメント日時 2018-06-10

「二番目の方がいいよね」 群集の中からこう言う声が聞こえた 二曲できたから披露したんだ でも歌い終えると僕は 早くも自分の曲を両方ともほとんど忘れて 売れっ子が巧みに歌唱する有名な歌を 群集に背を向けて知らず真似して口ずさんでしまっている あたかも自分で作ることが 無意味だったとでも主張しているかのよう 群集は散った 僕の歌も散った 「二番目の方がいいよね」 なんて言葉が思い出になっている 別に一番目の方がいいってことであったとしても同じことなんだけどね 今回はたまたま二番目の方が良かったみたい そしてなんで二番目の方が良かったのか それは僕にだって分かっているんだ それはどう言えばいいのだろう 内容の問題じゃあない 歌になるかどうかって話なんだ 不思議だね 話せば同じように人の心を動かす事なのに 歌にすれば一方の方が他方より良いなんて だからなんだかおかしくなって ちょっと虚しくなって 僕は一人 余所の人の受けのいい歌を口ずさんでいるってわけなんだろう


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2019/12/16 10時01分27秒現在
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コメント数(4)
湯煙 (2018-06-03):

ブルースを感じました。ストリートシンガーのつぶやきでしょうか。詩とはまた違う難しさや対し方があると思わされます。

南雲 安晴 (2018-06-04):

湯煙様、コメントありがとうございます。 私は最近、厄介な事態ですが、自分の作品に自分で何か語を加えることは、テキストを改変してしまうような感じがして、ためらいがあり 、テキストを読んでいただき、思われるままに受け取っていただきたいと感じています。 ただ私自身も、自分でこの詩のテキストを読み、感じるところがあるのですが、湯煙様のコメントにあることと重なる部分があるような感 じはしています。 本当に申し訳ないのですが、この詩のみについては、というか詩一般についても、今あまり語れそうにありません。 なので無理はせず、何も言わないことにします。 時間が経てば、事態は変わるかもしれませんが。 どうか御容赦ください。 しかし曖昧ながら、一言。 或る虚しさ、或る疑いに、私はとりつかれているようです。

花緒 (2018-06-09):

作品と自分との距離について語っている作品として読んだ。悪くない気がする。

南雲 安晴 (2018-06-10):

コメントありがとうございます。 私は最近は詩はあまり書かず、短歌ばかり作っています。原稿用紙を言葉でどんなに多量に埋めてみても、だいたい最後は短歌になってしまいます。 詩作は難しいと感じます。今の私にとって詩作は、水のような素材で石像のような確かな物を表し立てるような感触の作業です。 何によらず創作における私の心がけとしては、一つにはやはり既視感を感じさせるものは作らないようにすることです。詩も、歴史が長く、豊かな成果があるので、同じことをしないように注意し実行することはとても難しいですね。

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