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チックチック
チックチック 先生の説教にローファーがタップダンス 交番に引っ張られる足はねてスキップ リラックスへ逆らった髪さか立った チックチック陽気に歌うのどに何か言いたげ な私 ヒジの折り目に隠した食べのこしの在処―― (私は嫌いだけどみんながコソコソ美味そう に食べているのを見たからしかたなく私も食 べたら非常に醜悪な味だった) ――を 鼻のひんまがった葦がしゃべった (もちろんみんな私を睨んだ) ロバの耳さきから魔女の爪さきまで ぽっと赤くなったのを鏡が見せた 不思議とそれが自分らしく見えた チックチック勝手に踊る指を組み敷いて上に 寝たら気持ちいいかなと考える私 ネットで調べて試しに幽体離脱したその晩は 空が高く紺く透き通って水と油のように月が 朝をどこかに追い出したむしろ日曜の正午よ りずっと晴れやかだった けれども下腹部がトゥラッタトゥラッタわめ く午前七時三十分なので しかたなく家に帰るのだった私
チックチック ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 703.5
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-10-24
コメント日時 2023-10-25
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


ポップアートのような感じの詩ですね。 テンポよく書かれているのがとても印象的です。 「ネットで調べて試しに幽体離脱したその晩」 「水と油のように月が朝をどこかに追い出した」 といった表現が新鮮でいいと感じました、
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