B-REVIEW 9月のお題詩「ネットとリアル」×「カタルシス」 - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

エセ詩人

いでよ、エセ詩人!

コトダマ とはよく言ったものだ。 ハキダセ と 男は言う。 おまえは誰だ? わたしは何者だ?   

湯煙

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



作品を
別枠表示

B-REVIEW 9月のお題詩「ネットとリアル」×「カタルシス」    

日頃よりB-REVIEWをご利用いただきありがとうございます。運営の沙一です。 秋になると、空も澄んできて、「月が綺麗ですね。」 9月4日の公式ツイキャスにて、9月のお題は「ネットとリアル」×「カタルシス」に決まりました。 どちらか一方のお題でもかまいませんし、一作で両方のお題にチャレンジしていただいてもかまいません。 「ネットとリアル」 ホロスコープでは、太陽星座は表向きのオフィシャルな人格、月星座は内面のプライベートな人格を表しているといいます。現代の情報化社会では、ネットとリアルでペルソナを使いわけている方もいるのではないでしょうか。あるいは、ネットとリアルの境界は淡くなりつつあるともいえるのかもしれません。 ネットとリアルでの個人的な在り方を感じられる詩を募集します。 「カタルシス」 台風一過の青空のように、浄化を感じられる詩を募集します。 「リアル」で溜まったストレスや欲求を「ネット」で発散して「カタルシス」を味わおうとするような方もいるかもしれませんが、ここは荒れることを禁じたサイトですからね。念のため。 以下、ルールを説明いたします。 ①この投稿のコメント欄では、お題に沿った詩の投稿を無制限に行えるものとします。 ②ここのコメント欄に投稿された詩の全ては、ビーレビ杯不参加とさせて頂きます。 ③システムの関係上、コメント欄に匿名で詩の投稿はできません。 ④コメント欄では縦書き機能は無いので横書きになります。それか、自力で頑張って縦書きしてください。 ⑤投稿者に対する返信として、連詩や返詩も可能です。 ⑥ハートの数を個人的に得点として競ってみるのもいいかもしれません。なので気に入った作品にはぜひハートをつけていってください。 ※無論、マナーガイドラインに反することは禁止です。運営の開催する企画でカードを発行するようなことになってほしくはありませんので、くれぐれもマナーガイドラインを厳守していただきますよう、よろしくお願いいたします。 B-REVIEWマナーガイドライン&ルール(必読) https://www.breview.org/forum_blog/guideline_and_rules それでは皆様、よろしかったら遊んでみてください。


B-REVIEW 9月のお題詩「ネットとリアル」×「カタルシス」 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 12
P V 数 : 1616.4
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2022-09-11
コメント日時 2022-09-23
#現代詩 #ビーレビ杯不参加
項目全期間(2024/04/18現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:1616.4
2024/04/18 10時34分32秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

B-REVIEW 9月のお題詩「ネットとリアル」×「カタルシス」 コメントセクション

コメント数(12)
仁川路 朱鳥?|
作品へ
(2022-09-11)

「破損文書ふふわよぬぬるかさか」 この文章を書いているわたしが、明日もわたしでいられるかどうか、もしくは、あるいは、1秒後も、 分裂しています、裂けられています、個々の視界、個々の境界の中で、無自覚な混ぜ物、アマルガム、 歯科医の中に、目医者があって、その中にさらに神社があると、経典の出典がわからなくなります、 断絶の中に生きていて、その文脈の中で生きているものだから、ときどき呼吸をどの肺で行えばいいか、わからなくなります、 存在の証明はジャクソンポロック状の模様で行われるべきだろうか、わたしたちは、何によって存在を示すべきなのか、そもそも存在しなくてもいいんじゃないか── 増殖する細胞、壁、三陸産茎わかめ、のように、陳列された、灯籠の道を通る わたしのような存在が、どこに委託されて、位相を形成するか、その秘密は、 魔法は、科学の顔して堂々とし始めている、パクリ野郎が 頭部の丸を見ている、顔もしくは動物のそれが、添えられたピザ、目が合う、イービルアイ、 揺らぐ風の中に家を建てる、ふわふわの地盤に腰を下ろし、永遠だと信じたりして、文字に打ち込んで 少し間違えば404、もしくは規制の中に消されて、振り返る間もない左向きの人体、通る電車 つながりの可能性を見出して、架空の線を引っ張っている、乗っ取りを示唆する情報、あなたは信じられるか、 「みかかちゃん」のラブレターに涙した、そんな学生時代を歩んでから、今は手紙も届かない いや、一度もないですね 来るのは外見への誹謗中傷 どうにもならないものへの、 名前は人類の祈りであり、 また呪いでもあります 手探りな創作キャラクターでさえ 個々の人格を持ち始める もはや現代において ネットの細い糸の世界で。 ひとつの肉体にひとつの精神、 ひとつの魂にひとつの価値観、 相関性は壊された アルバートホフマンが、 スティーブ・ジョブスの霊が 夜な夜な枕元に立っている 輝くトラペゾヘドロンのように 物事は、 人間は千の貌を持つのだから 従うか 従わないかは 本能という邪神による、 焼き尽くせインモラル、 欲望という名のたこ焼き 肉体を脱却せよ 『表現とは姿形を変えた復讐である。』(仁川路永扇短編集、「詩はいつだって胸の奥に」より引用)

2
薄楽
薄楽
作品へ
(2022-09-11)

「ネットペルソナ」 私は私が私でなくなったときに私になる 私になった私は 目には目をのハンムラビ法典を生きる そして その時空において私は神のごとく 神のごとくに再生するのだ いくつもの いや 無数の 何億光年先まで広がる 星々の世界のように ああ そこに広がる 残忍な星々の陶酔の瞬き ああ 私の夜空には 私の 夥しい 神がおり 悪魔がおり 今日も 騒がしい沈黙を がなりたてている

0
妻咲邦香
作品へ
(2022-09-13)

「カルタシマス」 い、インドにはインドの流儀。 ろ、呂律が回らずおかしいな。 は、ハブ酒呑んでいい気分。 に、肉ばかり先に食べないで。 ほ、北海道だよおっかさん。 へ、変な日本語使わないでよ。 と、友だちになれなくて残念。 ち、チキンカレーしかありません。 り、理科の実験で大失敗。 ぬ、ぬるい風呂もたまにはいいな。 る、ルールを覚えて出直しだ。 を、「を」で始まる言葉なんかない。 わ、私に何かご馳走してください。 か、「カタルシス」が確かお題だったな。 よ、喜ぶのはまだ早いったら。 た、玉ねぎ買い忘れてやがる。 れ、レトルトばかりじゃ身体に悪い。 そ、疎外感を感じています。 つ、勤め先が倒産しそうだ。 ね、猫をマタタビで手懐けた。 な、なかなか見込みのある奴だ。 ら、ラムだっちゃ、ダーリンが好きだっちゃ。 む、胸を張って生きてゆけ。 う、裏返しても何もないよ。 ゐ、「ゐ」って言われても、どうすりゃいいの? の、乗らないなら置いてくぞ。 お、恐ろしいこと考えないでよ。 く、首の後ろが昨日から痒い。 や、やめてやる、こんなバンド。 ま、ますます商売大繁盛。 け、結婚してくれませんか、うちの息子と ふ、普通郵便だと間に合わないよ。 こ、こんな事してどういうつもり? え、エブリバディセイハロー、イエーイ! て、手土産も持たずに来やがった。 あ、飽きてきたけどもう少しの辛抱。 さ、サラダを付けるか悩むところだ。 き、昨日から言ってることおかしいよ。 ゆ、優勝すると思ってたのに。 め、メキシコに親戚がいるんだ。 み、見たけどつまらない映画だったよ。 し、島流しの刑って言われたんだけど。 ゑ、「ゑ」ってよく見たら変な形。 ひ、暇なんだから手伝いなさい。 も、森進一のモノマネします。 せ、せっ○すしたいが相手がいない。 す、寿司食べたの久し振り。 ん、「ん」なんて最後あったっけ?

0
薄楽
薄楽
作品へ
(2022-09-17)

「ラップトックカタルシス」 特区、特区、 ここは恋愛特区 規制撤廃 自由恋愛 いつでもどこでも誰とでも 純愛パパ活パブやり放題 恋のインフラ 愛のインフレ 恋は薔薇色 不倫は文化 愛の不時着 未だ応答なし 奪い奪われふりふられ 愛の戦場 恋の洗浄 ロンダリン ピルは厳禁 悪徳は萌え サド侯爵も仮釈放 産婦人科はすでにバスチーユ できたお子様 国有財産 産めよ増やせよ 兵士量産態勢 準備完了 特区、特区、特区 ここはとっくに コカイン特区 ドラッグストア一万軒 規制撤廃 いつでもどこでも バイバイ 治外法権 園児も妊婦もラリラリ 大統領 総書記 首相 大臣 乱離骨牌 八百屋のおっさん 魚屋のおばちゃん 舌がまわらず ラリルレロ 医者に警察 食後にコカイン 桃色アメーバ 心神喪失 コカイン裁判 人殺し無罪 弾道ミサイル どっかに 着弾中 特区、特区、特区、特区、 ここはこれから宗教特区 布教も寄付も勧誘も 治外法権無制限 カミサマイカサマ 魔女狩りショジョ狩りムショ帰り 個人の権利はジュウリンリンで 避妊厳禁 現金歓迎 カミはミテイル カミはキテイル カミはミサイル カミはコガイル カミサマ最強 カミサマ反共 カミはネオコン カミはコカイン タックスヘイブン 天国は地獄 地獄は天国 そこのけそこのけ 教祖が通る サタンロンダリンリン リンダの脳に 埋め込むチップ 売れ残りの 純国産 サカミチデジタルアキハバラ ゴリンフリン 右翼に左翼に ネオリベネオコン イカにタコ 保険通販タワマン 派閥談合原発 国家戦略特別区 賄賂密告 風俗キャバクラカブキチョー 就活婚活妊活 エヌエイチケー プーチンラスプーチン 宇宙開発軍備拡張核拡散 天神バンバン ビッグバン 特区特区 大阪トックニ 維新トック 万博トック カジノ特区 オワリノハジマリ ロンダリン リンリンリンダタカハシ オレのダチ トックは解放 トックは自由 トックは欲望 トックは膨張 トックは風穴 トックは抜け穴 トックは解禁 トックはポルノ トックはモリカケ トックは買収 トックは出鱈目 トックは衰退 トックは破壊 トックは破廉恥 トックはジタバタ 不幸は幸せ 幸せは不幸 ああ しんど 人間ドッグで シンゾートック トック、トック タンクトップ ティックトック ビッグマックトック コッカセンリャクトック トウキョウトッキョキョカキョク トウキョウトッキョキョキャキョク トウキョウトッッキョキョキャキャキョク トウキョウトックキョキャキョク きゃりーぱみゅぱぴゅ しくじりました いきなり派遣 過労死特区 ホンマによーいわんわ トック トック トックニ ヒガクレテ ボクハ アサカラ ハラペコ トック トック シンゾウジンゾウカンゾウ ウリモノニ カワリマツタケ

0
野良 ○弧
作品へ
(2022-09-17)

ネットとリアルを語る指数 私の先入観は、何事に対しても懐疑的な自助努力だという自負が、生活全般に於いて、私に存する。善き事が為せず途方に暮れて居たとしても、他人に対してはその責務を感知しない様に努める。 相互利益の有用性を含み、他者の優れている能力に、賛辞と感謝を述べる事も有る。何も他人事では無い客観的事実を否定する者ではないと、私は己れを信用している。故に上記に於ける何者をも懐疑している私の生活意識に対する盲点が浮かぶ。それは、欲望という曇りのない人の姿で有り、その瞬間を、私が捉える事が出来るのかという、矛盾点だ。 この域を思案する私の様な、またはそれに類する他者は、異性、もしくは同性との交際に於いて、お互いを理解し合える事は、容易ではないと私は感じる。 交際相手には何等、咎は無く、交際相手の心根が腐って居ようが、法律の許す限り、意思の表示は尊重されるべきだ。 対する者を尊敬出来ないので有れば、貴君はその息苦しさから、逃避する事により、幸福を勝ち取るのだ。何人もその行動を咎めてはならない権利を、貴君は法律に因り、有している。自由とは、尊いものと考える私は愛に殉ずる覚悟を生き方としている美学を持ち、社会に対しても現在は、何をしても幸福を感取する事が出来ない者で有る。つまり、世の中は嘘つきばかりと考えている中で、同類の異性との、結び付きを欲するので有る。 故に私は思考の柔軟性及び、多様な認識が必要と感じる者として、その向上に努めようと思うのです。知識は私の心を豊かにするもので有るという認識に基づいて、それを信用する者として、己れを恥ずかしく思う様な恋がしたいと考えるのです。私は随分と、そう思ってる。素直に生きる事を自由だとも。嘘にまみれている貴君等の生き方は、さぞかし格好良い物なんでしょうねと思いながらも、私は己れの道を、唯、生きたいと思います。

0
羽田恭
作品へ
(2022-09-17)

「カタルシス」 紙の上で 走り出す 文字が 文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が文字が    白かった 紙の上で 次々に生み出され 埋め尽くし 絡み合い 舞い踊り 書かれ 綴られ 織り込まれ 天と地の間において既に完成された 文字が 詩が 言葉が 目の前の神の上 秩序が破壊され 完成へと突き進んでいく 気が付いた時 ボロボロの体に 満足げな心と 生まれ出でた 一編の詩が 机の上に転がっている

0
羽田恭
作品へ
(2022-09-17)

「ネットとリアル 感触」 抜く 凹凸を皮膚に感じながら パソコン モデム 充電器の コンセントを 眼 耳 閉じ ただ      呼吸 かすかな 内臓感触だけが 残り 膨らみ 縮む 縮み 膨らむ 脳裏が暴走し ケバケバしい映像と 妄想が 馬の様に走り出し回る 仮想も 現実も 同じだった ただ 今 仄かな 内臓の感触が 現実を教えてくれる 「今まさになすべき事を熱心になせ」 どこにおいても

0
Snydam
Snydam
作品へ
(2022-09-19)

「net-real catharsis=slain-heart caster」 人は、リアルでは建前で動き ネットでは本音を露わにして 生活しているという言説が まことしやかに囁かれていますが 一方で、そうではなく リアルでもネットでも各々 表と裏の両面を用いているのではないか との意見も見られます。 実際 リアルでの取るに足らない体験に 大袈裟なくらいに喜びを示す表の姿 生身に浸みる酒に酔い 周囲に日頃の怒りを吐く裏の姿 ネットで痛ましい出来事を知ると これ見よがしに哀しみを寄せる表の姿 匿名性を盾にはしゃぐ輩を窘め 赤子扱いする楽しみを味わう裏の姿が 確認されています。 一部では 静謐な大地、荘厳な海、雄大な空、無限の宇宙 といったもの自体にではなく 日々の生活の中で圧し殺され 心の内に蓄積していった喜怒哀楽の感情を 体外に放出したその一瞬の 時間と空間の交叉点にこそ 計測不能の瞬間風速で吹き抜ける カタルシスが存在するのではないか との主張がなされています。

0
エイクピア
作品へ
(2022-09-19)

「ネットとリアル」 ウヨウヨシテ居るネットウヨ 雨が降って居る 犬が野ぐそをしている 道路のアスファルトが匂って来た 私はアイスクリームを買いに コンビニに出かけた ネットの詩作を中断して ネットウヨとの論争を中断して コンビニへ アイスを買いに ベルギー産チョコレートが挟まれて 岩塩が混ぜられて ビスケットで上下を抑えられている アイス ネットウヨたちにも分けてあげたい あなたにもチェルシーあげたい見たいなのりで 独り言つ まさに自宅と言う現場で 私は死んで居るのかもしれなかった

0
妻咲邦香
作品へ
(2022-09-22)

「ネットリでアル」 視界の上半分は空なので ミサイルは頭の上を通過して 知らない場所へと飛んでいきました キスは目しか見えません 鼻はぶつかるし 唇は相手の位置を探し回ります 総理大臣はお手洗いの洗面台の前で ハンカチを忘れて来たのに気が付きました ほとんどの芸能人は更衣室がわからないようなので 新人が道案内をする役目となります 床が滑りやすいから気をつけてください そこ頭ぶつかりますから腰を屈めてください 上手な人しか生きられない動物園で 上手な人ばかりがよく喋り 上手じゃない人はいないことになってます ターミナル駅には親切な人しかいません 親切な人はこれから悪いことをします 親切なまま人を傷付け 親切なまま逮捕され 親切なままニュースで報道されるのです 泣いている人なんて見たことないので 泣きたくなったら、泣く以外の方法を考えます もしも泣いてしまったらフォロワー全員に通知が行きます ピロロンという音がして、あ、今のは命中したみたいですね 幸せは自慢する他に使い道がありません 世界のほぼ全てが知らない愛で支配されてるというのに 実際の視界の半分以上はよく知ってる恋で満たされています 選び抜かれた思い出は消えないインクで出版されました 何度も読まれてるうちに、今ではすっかりフェイクニュースの素材です 生い立ちは誰かの140字小説を参考にしました やべぇタグまでコピペしちゃったよ 挫いた足を引き摺って、私はこれから買い物に出かけます 娘は台風の日に生まれました 名前を「琴葉」と言います ちなみに私が名付けました その世界には文字と画像と動画しかありません 妻は今では三段腹です

0
A・O・I
作品へ
(2022-09-23)

今を封じ込めるコトバにワタシを模倣する コピー用紙にサプリと塩タブを何重も塗り潰して すがたかたちなんてどうでもいいので 今を描いている黒塗りの未来を描いて 叩きつけておりますがなにか問題でもありますかね 現実なんて興味ないです どうせ絶対現れるものでしょうし 逃れられませんから、 のうのうと暮らしていたいところです コトバに込めることは現実逃避ではありません 深層心理に頼って読み解かれる文面にはたしかに 今の思いがのっていますが ですからこれがワタシの詩と申しますけど おもしろいかな、ひとのこころなぞ 思い寄せればそう見えるものですから 私自身が納得している、それが一番面白いネタで わかってほしくもありませんから、 今の姿がちょうどいいです カッコつける気もありませんからどうぞお勝手に 嘘もホントもどれも今しかなくて くだらねえかなこれもひとつの現実でしょうよ

0
A・O・I
作品へ
(2022-09-23)

「カタルシス」 今し方までボクとおなじぐらいの松林の、障子の破れ目がそこいらから背に射して、唇を添えて、通じるオルゴールのようにまわっていたよ。熱したそこをものにして向こうは 鳴る。不可思議にも意識の割愛は、似合っている、天鵞絨の本を綴じて。対等な親友の花の中を辿ってここに戻ってきた、あぶく銭/盆の松。そこに舌を這わせるは微温い水に、浮いた和金の一匹が ほぉとかたどる/両面折り紙の、彈けるような淡白の、いっぱい詰まったカレイドスコープの一片、(道ならぬと文字通りのろけ、)書き付けてある定刻にぼぉんと、よろめく古時計がなりやした。『ソの海そのものの、』へやに入るのは、ゆらゆらとした池の照り返しでどこかあたたかい、「それが℃の一間の頂上でもムジョウ、ヒトの生きた証でございます。」わたしとあなたの狭間でマーガレットが咲いています。常夜灯の物陰から限りあるミは井戸水で一息に、シロイハを巳ております。ぽちゃんどちゃんと大きな声で呼んでいる、麗らかなおはなばたけで輪唱が鳴り止まないので困ります。隣のうちの塀の外にはシが二階の格子から、草笛を吹き、うたいあげ 熨して 輝いている晴天の赫が、砂糖菓子のような幾何学模様を画いているよ。気が済むまで/復.

1

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 2