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小雨踏む路地
皿に溜まった水を啜った それはネオンの膨らみだった 身体がざらりと崩れていった 差し掛けた傘の内側で 題名 『容姿により、蟻と名付ける。』
小雨踏む路地 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1317.6
お気に入り数: 0
投票数 : 5
ポイント数 : 0
作成日時 2025-02-15
コメント日時 2025-02-21
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
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| 叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


>身体がざらりと崩れていった >差し掛けた傘の内側で めちゃくちゃ10代の感性だな。あなたの年齢は知らないが、20代以降なら好い意味で若々しいのだろう。
1二度目まして。 あら? まさかの「蟻」かぶり。笑 そう考えると、ずいぶんスケベ?(失礼)。 正直、「まだここまでは翔べてないなあ…」と思います。 今は「お花さん」のアンチテーゼとして、 「キャベツの悲鳴」を考えてます。 (たぶん、私の内緒メモに書くでしょう)
1お読みいただきありがとうございます! ぐ、20代ですら……。 なるほど、10代の感性なんですね。詩文に対する感性がいまいち育っていなくて。 わたしは元々詩書きではなくてライトノベルを書いてたんですよ。 文が若く見えるのはそのせいなのでしょう。 今も小説、散文の方がメインです。 詩は本当に難しいですね。吸収させてもらいに来ています。
0お読みいただきありがとうございます! どうもどうもです。 まさかの蟻かぶりでした。コメントでちょっとビビりました汗 この作品は自分の中では異質な扱いでして。 わたしは詩らしい詩をなかなか書けないんですけど、この作品は天啓のように降ってきた言葉たちだったんですよね。 理屈で書いていませんから狙って同じようなのは、うん、しばらく書けないでしょうね。 詩らしい詩が書けた、と思って持ってきた作品です。 詩を書かれる方々にはどう見えるんだろうと興味があります。
1こんにちは。 少なくとも私は、 とても良いと思います。 一見、暗い世界の連なりのように見えますが、 瑞々しく、 空間の広がり、奥行き、 お見事だと思います。
1ああ、頻繁にごめんなさい。 ただ、敢えて言わせて頂ければ、 「佳い」ではないです。 他の方がどう思うか解りませんが、 私にとっては「心地良さ」がもの足りませんでした。
1なんというのでしょうか、繊細なキラキラ感がありますね。これ見よがしじゃない瑞々しさというか。 勝手な感想なのですが、もっと長く書いてもよいのではないかなと思いました。 あと、僭越ながら、もう少し思い切って(なりふり構わず)書いてもいいんじゃないかと思いました。 せっかくのこういう場所なので。
2千才森万葉さんには、何年か前にもコメントを付けていただいたことがあるのを名前を見て思い出しました。 お久しぶりです。 このタイトルは、蟻は踏まれてしまったことを暗示しているかのようですね。 サブタイトルもあって、そこには「容姿」という強烈な言葉を置いています。 >差し掛けた傘の内側で 差し掛ける(隠しながら)不完全な善意、完全な悪意どちらとも取れるこの行動はこの詩を象徴しているように感じました。
1おお、ありがとうございますm(__)m 確かに自分でも空間、視点の動きや単語が作用して奥行きはあるな~って思っていたので良かったです。 佳くない。ごもっとも。路地裏の雰囲気をそのまま持ってきていますから、得体の知れないヒリヒリした感じが付きまとうんでしょう。さらに雨ですし。 わたし自身も気に入っているんですけど、あまり長居はしたくない詩ですね~。 真面目な明るい作品も書いていきたいです。 いい詩が書けても大抵暗いので。
1わが身を顧みますと、どう考えても蟻の方なので、何だかとっちらかった感想になりました。 気になさらないで下さい。 そもそもいろんな読みが存在すると思いますこの作品には。
1お読みいただきありがとうございます! ほうほう。 キラキラとか瑞々しさは予想外でしたね。他の方が仰る若さも意外でしたけども。 個人的には、書けたときに『古い』と思ったんですよ。時代遅れの物を書いてしまった感覚。やっぱり書き手と読み手では印象が変わるんでしょう。 文章の効果を出すためにも、この辺を近づけていきたいです。 長さ。そうなんですよね、書きたいんですけど書き方がわからない(笑)こちらは偶然出来上がった作品だったもので。 この雰囲気を狙って書けるようになりたいなと思っています。これを3連ぐらいは欲しいですね。長く繋げられたら書いているわたしは絶対に楽しい。 ずっと昔にもこちらにお邪魔していた時期がありまして。その時は自由に書きすぎてそれはないだろって怒られたこともありましたあはは。 こぢんまりとしすぎているのは、わたしも思うところがありますから、もう少し色んな方向へ広げたいなと考えています。
2うーん… ヒリヒリ…。 狙ったのですか? 正直、ちっともヒリヒリしません。 ヒリヒリするには緊迫感が足りないかなぁ。 うん。ギリギリの攻防と言うような。 ごめんなさい。 正直なもんで。
1お読みいただきありがとうございます! お久しぶりですね~。 あまりに期間を空けてしまったので、みなさんの感想欄にお久しぶりですと書いていいものかと悩みました。覚えてないだろうなって思っていましたので。 頂いた感想から、紅茶猫さんは感覚よりも文章で読み込むタイプなのかなと思いました。 なぜなら、この作品に対する感想がわたしと凄く似ているんですよ。うん。 4行は偶然閃いたのですが、容姿により――の一文は自分で書き加えた文ですね。容姿が効いているのは嬉しいですよ。 差し掛ける傘。書いてくださった善悪の他にもう一つの可能性がある、とわたしは考えていて。それは興味ですね。雨を避けて近くで見たいという興味本位からの行動。ああ、まあ悪意の一種ですけど(笑) 蟻となるか、傘の持ち主となるか。 文章で読むならどちらかに身を置きたくなります。 どちらの視点でも書いている、と読むところなのですが、どちらの目を取るかは読者次第になりそう。
1あー、なるほど。 いや、全然構いません。 狙ったわけではないんですけど、自分で感想を書くならこうかな~と。 ギリギリの攻防、ふむふむ。 ありがとうございます。
1不思議な作品ですね。本の冒頭にこんなフレーズが載っていたら、次のページをめくって、暫くしてまたこの文章に、ふいに目線を戻してしまいそうに思いました。
1雨降りの日に、喫茶店か何処かの窓辺で、手元の活字を眺めているような、そんな光景です。
1お読みいただきありがとうございます! すごく素敵なイメージですね。そういう時間の中で読んでもらえるのなら冥利、嬉しいお話です。 そう。詩は短くても十分に機能するんですよね。本の冒頭や幕間に差し込んだり、日常の1ページに飾れば、もっと詩や短文の世界を広げられる気がしています。カレンダーだけじゃもったいない。 本であれば、あえて読めない詩を置いて読者の意識に色合いだけを植え付け、その後に本編を流す。きっと詩は色褪せずに、影響を与え続けるでしょう。 時々戻ってもらえるような仕掛けでも良いですし、ひと幕ごとに数行の詩を差すのも面白そうですし。 様々な形を作ってみたいです。
2「小雨踏む路地」と題名があるのに、 最後にまた「題名『容姿により、蟻と名付ける。』」とある。 一体どちらが本当の題名なのでしょうか。
1お読みいただきありがとうございます! 題名ですね。最後にある題名が作品の題名で、小雨踏む路地は題名をひっくるめた作品を一歩引いて見たときの題名、みなさんと同じ視点から眺めた時の題名みたいなものでしょうか。 なので、小雨踏む路地は作者が作品を眺めて考えた感想みたいなものですね。
1こんにちは。 いろいろとコメントなどを拝見させて頂きましたが、 「大人だなぁ」と感じております。 大人すぎて、 私は3歳児で、千才森さんに思えてしまいます。 千才森さんが執筆したライトノベルを拝読してみたいです。
1うおぅ、と飛びました。 思考が。 雨の繁華街、おそらく傘はビニールかなど。 短く力強い言葉に、迷わず1票です。
1はい、こんにちは。 コメントも読んでもらえて嬉しいです。もう少し軽いノリでコメントを書きたいんですけどね。 わたしは詩作品にコメントを書くのがすごく怖いんですよ。 読めてない自信しか無いので、本当にこれでいいのかってかなり悩みます。 一方でコメントを書いてみたい衝動もあるんですよ。怖いもの見たさ、みたいな。 今はコメントを書き終えてから1日や2日置いておいて、もう一回見直してから投稿しています。 以前ここに来たときはもう少しサクサク書けていたんですけど、あの時はどうせ詩なんか自分にはわからない!って開き直ってましたから書けたのでしょう。 その点、レモンさんのコメントの早さは羨ましいですよ。わたしはその技術を持っていませんからね。どう扱うかにもよるのでしょうけど、フットワークの軽さと早さは現代では大きな武器になると思っています。 んー、ライトノベルですか。 もう何年も書いていないんですよ。今は詩の交じったような短編小説もどきがメインになってしまっています。 思えば、こっちにライトな作品は持ってきていませんね。一番最初に投稿した作品がそれっぽいと言えばそれっぽいでしょうか。でもライトでは無いんですよね~。
1お読みいただきありがとうございます! わたしもこの詩が浮かんだときにうおぅってなったんですよ。 ただ、残念かな。偶然にポッと浮かんできた言葉なので、自分ではどうやって作れば良いのかわかんないのです。 こんなに評をいただけると思っていなくてビックリしています。ありがとうございます。 ビニール傘、いいですね。高い傘じゃなさそうだとは思っていたのですけど、安いビニール傘が雨に負けてバチバチ鳴っている感じもなかなかの雰囲気です。 色々と想像してもらえるのは嬉しいですね。
2こんばんは。 私はひとつの詩を、細部に注意を払わず、全体として読む癖があり、 だから、長いコメントが書けませんでした。 この頃、やっと細部にまで注意を払うようになりました。 やはり、千才森さんは、コメントでも寝かすのですね。 ビーレビでは、本当に勉強させてもらっております。
1シュールですな。しかもリアリズムが付く。先ずタイトルとして置かれてある「小雨踏む路地」というのが思考に作用する。そして筆者はいう。本来のタイトルは「容姿により、蟻と名付ける」と。容姿により?容姿が蟻として写されるのならば、それを眺める人間はなんともちっぽけな存在であろうか。逆に巨大な蟻の存在がみえてくる、のです。 心的オートマリズム。こういう無意識な深層心理に作用する言葉たちを、意識的な捉え方で読み解くのは絶望的です。意識下の向こう側に我が身を置いて見つめなければならない。 ※ 小さな足下の蟻にとっては小雨も凶器になる 濡れるのは嫌だろう。 わたしも同じ思いだ。 外へ飛び出そうか止めようか。 巨大な蟻を背景に、そんな戸惑う心理がみえてくるような。 印象として緊張感が漂いますね。 筆者は言葉をよく省かせたな。と感じます。
1↑笑。ごめん。打ち間違えた。オートマテイズムだよね。
1「小雨踏む路地」付け加えてみますが、これは小雨降る路地ではないということ。先のわたしの※解釈文による緊張感とは音(足音)によるものだと思う。つまり聴覚が生きていて、逆に視覚は朦朧として死にかけている。なのでナノでもなんでも世界は逆説的にも動いてもいるのだ。という。量子的な目線の解釈もできる。奥深いですな。考えれば考えるほど答えも拡がりわからなくなる。考えてはならない。それだけインスピレーションに作用するのでしょう。極々省かれた詩としては秀逸だと思います。
1※ 麻酔薬。まさか打ってないですよね。笑。LSDによって作用された朦朧感覚。シュールリアリズムとは見方によってはpsychedelicでもある。なかなか正常では思いつかない意識下の働きを感じますね。イヤー度々と申し訳ないです。
1お読みいただきありがとうございます! こうして頭の中を見せてもらえるのは、作者として凄く有難いです。自分が持っている唯一の世界とは違う、他者の唯一の世界を見せてもらえるわけですからね。 背後、背後!? って死角を突かれた気分になりました。いや、やっぱり詩を書かれる方々の世界観は魅力的です。 無意識下の作品とは言え、書いたのはわたし。そんな当事者であるわたしは前にしか意識が向かっていなかったんですよ。と言うのも、蟻の存在がどうにも気になってて、本当にコイツは蟻か? とずーっと疑ってました。ただの蟻なら見た目が蟻だから、なんて書き方しないでしょうし。 この作を書いたのは結構前なんですよね。2年ぐらい前ですか。それからずーっと蟻の存在を疑っています。 そんなわけで常に視点が前に落ちていたんですよ。 でも、第三者から見れば、そっか。 背後の影に気が付けていなかったのは……いや、普通に怖いんですけど。 ただ、蟻も人も踏まれる側であることに違いは無いんだろうとは思ってはいたんですけど。蟻だとは思わなかった。 考えてみれば、蟻なんですから列を作りますよね。1匹って事は無いんですよね。ああ。 と、なれば、メルモsアラガイsさんの読まれた世界に近づいてしまうわけですね。 ちょっと世界を広げることに成功しました。ありがとうございます。 聴覚が生きていて、視界が朦朧としている。 これ、ヤバいです、ええ。 わたしがこの作品を思い付いたのは仕事中だったんですよ。仕事は手と目を使うので、空いている頭でよく創作をしているんですけど、この時、創作に使える部分は思考と聴覚、嗅覚、味覚なんですよ。 自動書記って書いているときの外的要因まで写し出されたりするんですか? 心理テストとかに掛けるとマズかったりします?(笑) いやいや、打ってないですw 自分の言葉に酔って過剰な脳内物質? でおかしくなることはありますけどね。 そんな危ない真似してまで詩に向き合いたくはないです。 詩を書くようになったのはビーレビさんに来てからなんですけど、6年ぐらいですね。その間、自動書記に成功したのは2作品だけ。 打っててこれなら割に合わなく無いですか?(笑) いえいえ、ありがとうございました。
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