小鳥曜日 - B-REVIEW
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あなたへ

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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だれのせいですか

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ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

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小鳥曜日    

「月曜日」 雨の日の図書館に 象もいる小人もいる 傘を差しかけて来る言葉たち 「蒲公英」 観覧車から人が舞う  「木曜日」 白々とした文字に顔がへばり付いている 「あいさつ」 山では皆いい人になる 危険を一抱えずつ 持って登るから 「噴水ストライキ」 ふう、空が重たいと ため息が漏れた 水の腹 「小鳥曜日」 小鳥騒いだ跡のように 花びらが散乱している山の道 遠い桜が雲のかたちに見える 真新しい巣箱にコトリ 音灯る 「金曜日」 駅の雑踏を分けて 箱に落ちる一枚のコイン 水の一滴が落ちる音 底が抜けた箱なのか 美しい泉の湧く箱なのか シュレーティンガーの箱なのか 「土曜日」 咲き急ぎ 散り急ぐ花に 緑の休暇 空を埋めている 風が運んでいった 桜アラート 「曜日曜日」 遠雷かすかに棚引く上空に 名前の無い上に名前を失くしたという かたしろ佇む 雨の縦糸



小鳥曜日 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 12
P V 数 : 1308.2
お気に入り数: 0
投票数   : 4
ポイント数 : 7

作成日時 2023-05-01
コメント日時 2023-06-15
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/04/24現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性33
可読性44
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント77
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性33
可読性44
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合77
閲覧指数:1308.2
2024/04/24 04時43分36秒現在
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    作品に書かれた推薦文

小鳥曜日 コメントセクション

コメント数(12)
m.tasaki
作品へ
(2023-05-01)

こんにちは。 短い詩の連作集のようですが、やはり表題作の「小鳥曜日」が一番いいですね。 小鳥と擬音語のコトリとをかけているところが洒落ていますし、「音灯る」という表現もとても美しいと思います。 また、最後の「曜日曜日」も、名前を失くした白いかたしろが佇むところが、何故か郷愁を誘うような感じがしていいです。

1
紅茶猫
m.tasaki さんへ
(2023-05-02)

コメントありがとうございます。 m.tasaki氏はいつもニュートラルな視点を堅持されているレッサーさんだと思います。 人は耳障りの良い言葉ならいくらでも聞いていたいと思うものですが、こうした顔も名前も分からないネット空間で耳の痛い話は誰しもあまり聞きたく無いでしょう。我が子のように送り出した詩であれば尚のことです。 言葉のみのやりとりはつい感情的になりがちですから。 書き手や詩作品に対する距離の取り方がお上手なのかなと思います。 他の投稿者さんへのコメントも、読もうかどうか迷っている詩の時など参考にすることが多いです。 コメントがあまり付かない投稿者さんもm.tasaki氏のレスをきっかけにして、また何か書いてみようと思うのではないでしょうか。

0
エイクピア
作品へ
(2023-05-02)

最後の「曜日曜日」はナンセンスに見えますが内容はまっとうだと思いました。火曜日水曜日が無いのは何故かと思いました。代わりに有るのは「小鳥曜日」など。ああ、小鳥曜日はタイトル。音灯ると言う表現が清新だと思いました。聴覚効果が視覚効果として現れるとどんな内容と解釈できるのか、解釈の幅がこの詩の魅力だと思いました。

1
紅茶猫
エイクピアさんへ
(2023-05-03)

>解釈の幅がこの詩の魅力だと思いました。 気づきを頂きました。お読みくださりありがとうございました。

0
鳴海幸子
作品へ
(2023-05-06)

これ、めちゃくちゃいいと思います。私はこれは「日記」だと思うんですよね。小説やホラーゲームで、日付がバグったような表記にするという表現は別に新しいものではないと思います。しかし、この詩では同様の表現を詩として昇華できている、という点に価値があると考えます。詩人がしている工夫は、まず、第一連と第二連の間に落差を作っていることが挙げられます。第一連だけでは恐怖からほど遠い内容であるのに対して、第二連で人の落下の不穏なイメージを提示しています。また、語り手に常に客観的な描写をさせている点も不穏な感じを与えています。

1
ryinx
作品へ
(2023-05-06)

とても美しい作品だと思います。 以前の「ロウソクの火」でも感じたのですが、 このコメント欄で、その感覚の由来を言語化する事は難しいけれど、 音楽を聴いて、ふいに心動くような。 不思議な規則性があるような、なにかが揺らいでいるような、 淡々としていて、それでいて情感を湛えているような、 なにか神秘的な感じがします。

0
紅茶猫
作品へ
(2023-05-06)

コメントありがとうございます。 不穏な感じを希求したというよりは、気がついたら不穏な感じになっていたように思います。 こちらのサイトでは、どちらかというとメルヘンチックな詩を投下するおばさんとして浮いた存在ではなかろうかと思っていたのですが、心の内の不穏さがきちんと伝えられているのであれば良かったです。 ただその不穏さが希望に結びつくことが少ないので、そこは読み手にどう伝わるのか書き終えた後いつも不安に思うところです。 そんな中6連目の「小鳥曜日」の真新しい巣箱は少し希望めいたアイコンなのかなと思います。 心にも無いことを書いてもそれはそれで空々しくなってしまうので、自分の眼差しにはいつも忠実でいたいと思っております。

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紅茶猫
ryinxさんへ
(2023-05-06)

大変嬉しいコメントありがとうございます。規則性は俳句由来のものかもしれません。そうしたものをうまく詩の中に昇華していけたらと思っております。

1
たわし
作品へ
(2023-05-07)

一篇がとにかく短くて読みやすいです。「名前の無い上に名前を失くしたという」という箇所も詩的でいいですね。桜アラートは造語でしょうか、いい感じです。

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紅茶猫
たわしさんへ
(2023-05-07)

コメントありがとうございます。 自由律俳句を詠むので簡潔な表現方法を好む傾向があります。 >桜アラートは造語でしょうか はい、造語です。アラートを用いるのは少々不謹慎かなと思いましたが、桜前線が通過している間はアラームが鳴りっぱなしのような落ち着かない感じがあるので。 良い印象を持って下さりありがとうございます。

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エイクピア
作品へ
(2023-06-10)

コメントをすでにしていますので、淡々と票を入れたいと思います。実は評を書こうかと思って居た作品でしたが、叶わず残念でした。先月の分でも可能であれば、そして時間と、興に乗ると言う、手前勝手な僥倖と言うか、自分の都合ですが、が有ればまだ評を書こうかと言う気は有ります。

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紅茶猫
エイクピアさんへ
(2023-06-15)

前衛性が強いのは何となく嬉しいです。 再度のコメントありがとうございました。

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投稿作品数: 2