信じる人達
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妖精 down
やさしくない、音が聴こえる、ぱたんとしませんか。大胆不敵な切り方。それはピザ。 （わかる言葉で語りたいと福祉課でうんうんと頷いてもらえて、充分だったから、もうたとえたとえません。その白い目が、九州大学が、あたたかくても、もう新しかったぷ。） まぁ、いいや。あーね。 そして、ゆっくりと僕が女の子を好きになっていく。そのへんてこな世界をくぐりぬけ、わたしたちは今京都０番 まだゲイライフという言葉があった時代、溶けて、消えました、あの、琵琶湖、見えない海から、通した検眼を用いてよわたし舟でした。 力を抜いて、力を抜いて、軽々しいわたしの生まれ変わりを、鳴いて欲しいうぐいすフロアを駆け抜ける十七歳の。 日本人が、（すぐ）、えんを言いますが、わたしたちはすでに切られてる。この猫を愛する智まぁ、いいや。あーね。 デリバリーしかできない（ ）。 右腕を、地面に突き刺してバクテリアの思うところ曰く陸奥湾の青とこの青は違うとのことで、わたしは仕方なく肺胞を捧げた。二月堂でオレンジ色を見つけたこの目を、絶対に隠しておきたいのに、この目はもう誰彼に潜んでいる。発車ベルのファミコンにも劣る２和音を模した音楽を、わたしは愛してる。 勃たないで欲しいじゃんね。あー勃たないで欲しいじゃん。本当にとりあえずスナップチャットするのもいいけれど、今夜の連呼を耳、肌で土壁を触ったのを忘れられないでいる。わたしは、いつも、盗んでいた。て。 ありがとう、Ｂ―ＲＥＶＩＥＷ。 （ポストロックの大好きな、制服くんをカジュアルにしているところ。） 「Der Kommunismus antwortet ihm mit der Politisierung der Kunst.」 彼が、そう言うと、わたし、今朝のニュースさえ、もう、見られない。もう 解説をしてくれたのは、きっと東大。 これは縁。これは二条城。これはシュレーディンガー。これはプルテウス。これは夜。これは意味。これはスピカ。 誰かが、わたしたちをやさしくする。 るーるるるる、らんらんらん。るるるるるるるるる、たんたんたん。めるうぇーの（ぺるすぺるす）愛の愛の、めーるゔぇーち、すんすんすん。愛してる愛してる、てんてんてん。ゲルマニウムのらんらんらん。 （どーらどしど、れっれっれっ。みみみみみみみみふぁ、そっどっら。どれみーふぁれーしれーし、そーふぁみーし、どっどっど。れみれどしみふぁみれど、どっどっふぁ。ふぁみれしどらしどみっどっし） 気がつけば、イタリアはわたし。すぐへんげしちゃう。ゆるやかに、形をかえて、わたしは、あなたたちは、今京都０番 ここからは引用。 『遊子』より プラスティックは言った。 「どうして、始めたの？ 神様、仏様、私を始まりに連れて行って。私、知っているよ。私たちは、勝手に動き出してしまった。答えを出せない集積回路が私たちだったんだね。私はこうして、もう隠居してしまって、誰かに響くような作品は創出しなくなりました。私の願いはたった二世代程度。三世代も四世代も、新生命に、私は関わりたくないわ。かろうじて、反粒子から逃れて、私が生まれ変わっても、私は小さい。大きな生を授かるのは、私にはできないわ。それでいいの。私の小ささに、私の災害に、私の守るものに、忘れていくわ。社会なんて、もうないだろう。」 プラスティックは、固体でない頃を思い出していた。中の原子の中でも一番年寄りの原子と会話をしながら、自らの未来を憂いた。幸せなプラスティックはどこにいるんだろう。この丸め込まれた絶望が現実に横たわっているのに、五感だけが冴え渡っているこの発狂に、天使は気が付いてくれない。私は、もう旅に出たい。そう思っても次の世界へ意識が渉ることはなくて、自我回路を芽生えさせるのに十分な量の情報原子を与えた親を呪った。 「自然発生だなんて言わないでぇぇぇェェェーー」 そう音波が届くと、プラスティックは観測した。終生ここにいるかと思える部屋には身体が二つある。 私、二段飛びするわ！
妖精 down ポイントセクション
作品データ
Ｐ Ｖ 数 ： 773.5
お気に入り数： 0
投票数 ： 0
ポイント数 ： 0
作成日時 2018-06-17
コメント日時 2018-07-14
| 項目 | 全期間(2024/04/19現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
これだけ自由に想念を飛ばしながら、言葉の流れに自然なリズムがある、とぎれめなく読ませる。天性のものなのか、推敲を経て創り出された文体なのか分かりませんが・・・意味の断絶が起きるところ、意味の連なった文章が断ち切られるところを、言葉の力で自然に乗り越えて行ってしまうあたり・・・たとえば、「あの、琵琶湖、見えない海から、通した検眼を用いてよわたし舟でした。 力を抜いて、力を抜いて、軽々しいわたしの生まれ変わりを、鳴いて欲しいうぐいすフロアを駆け抜ける十七歳の。」このあたり、ですね。（「わたし」が「私」でないゆえに、渡し船、私、舟、と重なって溶け合っていくようなところも。）「右腕を、地面に突き刺してバクテリアの思うところ曰く陸奥湾の青とこの青は違うとのことで、わたしは仕方なく肺胞を捧げた。」このあたりも、とても面白い。 検眼、そして「二月堂でオレンジ色を見つけたこの目」と、青の違いを見抜く目が重なっていく。 後半、自由気まま、に進行させる、という自らの意識に、むしろ捕らわれてしまったのではないか。「やさしくない、音が聴こえる、」で始まり、「誰かが、わたしたちをやさしくする。」と受ける流れでいったん構造が生まれているのに、それを壊すために（為に、という意志的なものであるのかどうかは、わからないけれども）冗長な鼻歌を持ち込むところ、これは必要だったのか？とか、「ありがとう、Ｂ―ＲＥＶＩＥＷ。」と入れて来るあたり、挨拶歌なのかな、と、なんとなく拍子抜けしてしまうようなところもあり・・・。
0まりも 様 コメントをありがとうございます。すごくうれしいです。 「後半、自由気まま、に進行させる、という自らの意識に、むしろ捕らわれてしまったのではないか。」 こちらの言葉、目が開きました。 制御している部分と、制御していない部分と、を制御しようとしているのですが、それが香っていると思いました。 こちらの詩は、5月の選評へコメントをみなさんがくださって、それがおもしろくうれしく、詩ができたという経緯がございました。 その文脈で、これは挨拶歌と言い切れます。 言葉のリズムは、天性と推敲と両方を混ぜるのを本当に力を入れている部分ですので、 本当にありがとうございます。 詰めすぎると、今度は読みにくくなったりすることもあり、 炭酸をほどよく抜いていく作業は、「遊び心」と察知されても失敗だと考えておりますので、 必要性は込みで書いておりますが、この辺は永遠に精進していく所存です。 ありがとうございます。
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