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蟻ゆく遊び
僕の影の上 蟻がゆく 僕の影を踏んで 蟻がゆく 蟻の行列の横に屈んでも 奴らは僕の影を踏み潰す 上には乗らないでやったのに 黒い点々 右から左に 白点 緑も 時々混じって 黒い行列を 奴らは作って 上をゆく まあるい頭に まあるいおなか まあるいおしりの黒いのが 触覚ゆらし 僕の影を黒いあしで 流れてゆく ちょっと蛇行して、 へたくそな一本線がチロリチロリと。 その点々は、僕の影を いくども、いくども、 踏みつぶして いく その、黒いのに指をね、 ちょっとのせただけ。 黒いのが動かなくなった。 指の腹に、 土のチクチクした感じがあった。 陽の光が、 帽子を被っていなかった僕の髪の毛にあたっていた。 じぃんわりと、あついくらいだった。 くろいのが、うごかなくなって、 またちがう、くろいのがきて。 また、土の。 また、また、また、流れていくの。 でも、だんだん少なくなっていって。 それでも、違う土を指の腹に。 風が吹いたのかな?荷物を抱えたアリが、 後ろに下がってきたの。ふいに、ドキドキしてきたの。 その、背中に荷物と違うものをのせて、みようとしたんだ。 のせてあげたのかな、のせなかったのかな。 ドキドキは、まだつづいてる。 僕の影の上 蟻がゆく 動かない黒点 上手に避けて まだ長い行列作って 荷物を挟み 僕の影を踏み潰して ゆく 僕の影に、大きな影がが重なった。
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蟻ゆく遊び ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 631.1
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2026-01-24
コメント日時 2026-02-06
| 項目 | 全期間(2026/02/12現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


写実とポエジーの書きに引き込まれました。黒とくろの使い分けに作者の思想が込められたスタイルが感じ取れ、それがあざとくないんです。おうおうにして作者は意図を残してしまう。本作は完全に作者と作中話者の分離をなされていて、読者へ明け渡しています。最終行にある「僕」が作者とイコールになると読者はこの作品を自分のものとして読めない。投稿者ネームがまたセンスがいい。 分析みたいなコメント、失礼しました。
0返信が遅くなりましたが、コメントありがとうございます。 最終行は最後まで候補2つで悩んでいたので、ご指摘をいただきうれしい限りです。
0マトリョーシカですね。最後、ああなるほど!となりました。もっと刈り込んだ方がよかった気もしますが。
0小説をもとにしてますから、その雰囲気を崩したくないと頑張ったつもりなんですが。 そうですか。刈り込んだほうがいいですか。
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