以上でも、以下でもない - B-REVIEW
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あなたへ

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海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

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アオゾラの約束

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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きょこち(久遠恭子)

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以上でも、以下でもない    

あまりにも平成的だった僕は 令和になったから、精神病院に入ることにした 外の空気はすっかり取り替えられて 何年も前から僕は青い空を見ていないし 部屋の隅で塩漬けにされたように もう全くどこにもいけない予感が悲しくて 「僕のお父さんになってくれますか?」と言ったら、医師が苦笑いを返した 幼い物語は、僕の身体を驚くほど蝕んでいて 引き剥がそうとするとひどく痛かった 痛み止めの薬を飲んで部屋にいくと ラジオから久しぶりにアリストテレスの声がした 「ニャーオ、ニャーオ、ニャーオ」 「うふうふうふ」 「初恋の人は?」 「男の子だよ」 「気持ち悪いねえ」 「気持ち悪いかな?」 ぷつっ ここの患者は(患者なんだろう)誰も終末に怯えていなかった 僕が相対性理論が嫌いだと言ったら、すぐに取り外してくれるような そんな雰囲気があった 僕はこれでいいような気がした いつまでもここにいればいいと思った 病室のカーテンを開けたら、 ちゃんと雨がふっていた


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作品データ

コメント数 : 13
P V 数 : 1866.9
お気に入り数: 2
投票数   : 0
ポイント数 : 10

作成日時 2020-06-30
コメント日時 2020-07-05
#現代詩
項目全期間(2024/03/29現在)投稿後10日間
叙情性44
前衛性00
可読性22
エンタメ00
技巧33
音韻11
構成00
総合ポイント1010
 平均値  中央値 
叙情性1.31
前衛性00
可読性0.71
 エンタメ00
技巧11
音韻0.30
構成00
総合3.33
閲覧指数:1866.9
2024/03/29 22時06分07秒現在
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    作品に書かれた推薦文

以上でも、以下でもない コメントセクション

コメント数(13)
かずや
かずや
作品へ
(2020-06-30)

先ほどサイトへ登録し、今ほど作品を拝読しました。 「精神病院」というのがありがちだなあと呼んでおりましたら、言葉の置かれ方に驚きました。 今は自分が読んだ詩から得た感情を表現する言葉が欲しいです。 自分の体験をちょっと引きはがされて目の前に出されるようなそんな感覚を覚えました。

0
獣偏
さんへ
(2020-06-30)

沙一さん コメントありがとうございます。 今回は言葉が宙ぶらりんにならないように、慎重に書いたので そこを見ていただけて嬉しいです。 後はどうすれば詩になるのか、を考えて書きたいと思っています。

1
獣偏
かずやさんへ
(2020-06-30)

かずやさん はじめまして。 最初に読んでいただいたんでしょうか。嬉しいです。 精神病院は素材としてはありがちですね(よく考えるとありがちではないと思いますが)。 できるだけ体験から書きたいと思っていますが、まだフィクションかもしれないです。

0
こうだたけみ
作品へ
(2020-06-30)

獣偏さんへ 「精神病院」というのが、よくあるモチーフとして登場しているのか実体験として登場しているのかどっちだろうなと思いながら読んでいました。なぜそう思ったのかというと、冒頭二行がとても軽い言い回しだったからです。 そして最後の二行を読んで、冒頭二行はここまで軽くしないといられないということなんだろうなと思いました。自分自身を保つために。 “体験を書く”というとき、実際にあったことを事細かに書けばいいかというとそうではなくて、出来事を一度自分の中に取り込んで咀嚼してやがて吐き出されたものが作品としての強度を持つのではないかなと考えています。獣偏さんの今後の作品もたのしみにしています。

0
かずや
かずや
獣偏さんへ
(2020-07-01)

言葉が足りずに失礼いたしました。 何と申しましょうか、自分の体験ではないのに知っていると申しましょうか、親しくないのに共感してしまうという。 全てが体験である必要はなく、表現として名前を使うのも構わないと思います。 そうした言葉が自分自身から溢れてくること自体がもう体験なのだから。 とそんなことを考えさせられました。 非常に好きな作品です。

0
獣偏
こうだたけみさんへ
(2020-07-01)

こうだたけみさん コメントありがとうございます。 精神病院の話は、体験としてはもうだいぶ前のことになるのですが 咀嚼して、揺るぎない詩に昇華するのはまだまだ時間がかかりそうです。 (そんなことばっかりですが)

0
獣偏
かずやさんへ
(2020-07-01)

こちらこそ読み違えて申し訳ないです。 僕もそうであればいいと思います。深い部分で共感してもらえたとしたら、とても嬉しいです。

0
鳴海幸子
作品へ
(2020-07-01)

以上でも、以下でもない-平均。 令和でも、昭和でもない-平成。その >幼い物語は、僕の身体を驚くほど蝕んでいて >引き剥がそうとするとひどく痛かった という二行で、アンチクライマクスのように読めないですね。 意識が、この "躁" の部分では内向的で、そうでない "鬱" の部分では外に向くのも共感できます。 その最たるものが冒頭の二行で、切れ味抜群と思います。

0
エイクピア
作品へ
(2020-07-02)

アリストテレスのくだりが面白いですね。哲学者の名前を猫に付けている作家の事を思い出しました。

0
獣偏
鳴海幸子さんへ
(2020-07-03)

鳴海幸子さん 僕は言いたいことを先に言ってしまう質ですね。 共感できる部分を見つけてくれてありがとうございます。 なんとなく精進したくなる、嬉しいコメントでした。

0
獣偏
エイクピアさんへ
(2020-07-03)

エイクピアさん 僕は種々のものにアリストテレスと名付けています。

0
白川 山雨人
作品へ
(2020-07-04)

好きです。前作の、秘密、も好きでした。でも、なんだろう、読み解きたいとか、コメントしたいって思わなくて、ただその空気感に、じっと立ち止まって、癒されていたいと感じますね。でも、コメントしないと伝わらないので、コメントいたします。応援しております。また、楽しみにしております。

0
獣偏
白川 山雨人さんへ
(2020-07-05)

白川さん コメントありがとうございます。 あまりこういったことを語るのは野暮だと思いますが、僕は詩とは風景のようなものだと考えています。 水や土や空気があるように、意識も偏在しており、それが凝結したものが詩なのだと 僕はそのように思います。

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