逃げ水 - B-REVIEW
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たそがれに たれかある さくらのかおりがする

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カオティクルConverge!!貴音さん

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最高です^ ^ありがとうございます!

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読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

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海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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きょこち(久遠恭子)

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だれのせいですか

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sorano

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ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

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逃げ水    

烏が一匹、風切に矜持を湛えて、胸郭は逞しく世界で一番誇らしい生き物。 お前の脊柱は決してバラバラになったりしないから、だからお前はそうやって澄んだ目付きで何でも見通してしまうんだね、灰色の風を羽根先に含んで翔びなよ、その脚が壊死して腐敗してしまう前に翔べよ、羽根をひとつだけ残して、電線をぶらんぶらんと揺らせ。 肢体がそれぞれ意志を丁寧に引き剥がされて横たえられながら、音になって空気の湿度に融解する汗ばんだ皮膚は潮の満ち引きを聴いて安らかに夏を弔うようだ。 海が観たいと言って出かけたあの場所には海と砂と波の音、それ以外は何もなかった。空虚とはこのことだと、いのちを終えた蝉はとても空っぽで安らかで、それに似ていると、少しは思ったものだ。 何も始まらない場所で立ち尽くして、海の水が青くなるのをずっと待っていた。 (儚いというのは美しいことだと、それは、いのちには血が流れていないなどと言っているようなものだ) ピアノの鍵盤の間のひとつひとつに細長い付箋紙を貼り付けて横から眺めると一点透視の草原。ふうっと息を吹きかけて砂が舞うと小さな兎が二匹、黒鍵の影に消えた。砂は風に溶けて緩やかに粒子へと分解しながら色調を滲ませる。 景色は組み立てるものだと、そう突き放してから白鍵の発光は柔らかく膨らんだり萎んだりしながら、それでも表面の威厳は頑なに感傷を拒んで慎ましく。 「風景は作るもの。空の色もまた」 烏が翔んで、はばたいた音がした。私が楽譜を広げて鍵盤をはじくと、空気もまた、いっせいに翔び立った。


逃げ水 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 10
P V 数 : 2097.4
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 1

作成日時 2019-09-04
コメント日時 2019-09-11
#テキスト #アドバイス募集
項目全期間(2024/03/29現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻10
構成00
総合ポイント10
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻11
構成00
総合11
閲覧指数:2097.4
2024/03/29 20時58分48秒現在
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    作品に書かれた推薦文

逃げ水 コメントセクション

コメント数(10)
stereotype2085
(2019-09-04)

んーむ。読み手にとってかなり敷居の高い表現、言い回しも多数見受けられますが、これぞsurvof節!と思わせる箇所が多数散見され気持ちよく読ませてもらいました。読後感がとても良いです。 「風景は作るもの。空の色もまた」や「儚いというのは美しいことだと…」の一節はsurvofさんが「ストロボ」で見せた刹那の美しさを切り取る能力の高さを改めて感じさせます。やはり僕にとってsurvofさんの作品とは「あの夏のその花火はいってみれば自傷だった。」などで表現される、刹那の耽美とでもいうべきものなのです。そこへどう至るかが毎回楽しみでもあります。次回作も期待しています。

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るる
(2019-09-05)

こんにちは、八咫烏を連想しました。カラスって、現代では ゴミあさりなどで迷惑がられていますが、神格化されている逸話のある生き物ですよね。 ≫お前の脊柱は決してバラバラになったりしないから、 ↑ ここが、好きでした。神ってます。生き物の脊柱は生きている間は そうそうバラバラにはならないはずですが、生きている限り いつかはきっと終わりがくるはずですが、【決して】バラバラにならない。だなんて、神を想いました。そして、 音楽性を可視化させたかのような表現が 随所にあるのも不思議で美しいと感じました。 「風景は作るもの。空の色もまた」 ↑ 風の色 雲の影すら 俯瞰できる 神々しい視座だと、感じました。 題名がまた、にくいですね。 なんとも いえない良さを感じているところです。

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survof
(2019-09-06)

stereotype2085 さん コメントありがとうございます!実はこの作品と同じようなスタイルで書いた作品を4つ集めたものを先月投稿したのですが、コメント数ゼロのまま流れてしまったので正直この作品も投稿するかしないか悩みました。とりあえず、コメントいただけただけでもすごく嬉しいです。「ストロボ」とはどちらかというと方向性が違うかもしれません。前半から中盤にかけて頭にあったのは「ストロボ」で書いたのと同じ時期の自分なのですが、「ストロボ」は時間を巻き戻してその時の感覚、感情に身をゆだねるようにして書いたのに対して、今回はその同じものを振り返って書いているんです。つまり「ストロボ」が微分的感性とでも呼べそうなもので書かれたとするなら今回は積分的感性で書いたという感じです。そのことにとても意識的になって書きました。ですのでステレオさんのおっしゃる「刹那の耽美」をいかに俯瞰して最後にはそれを突き放せるか、というのが根底にあったような気がします。その意味で読後感がとてもよかったと言っていただけたのは非常にうれしいものがありました。

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survof
(2019-09-06)

るるりらさん カラスって、そう、なんか実際に迷惑だしこわいしなんですが、実はカラスの造形美って惚れ惚れするものがあって、ワシやタカよりもカラスのほうがカッコいい!っていうのが昔からあるんです。子供の頃から猛禽類の鳥はすごい好きだったんですが、鳥がすごい好きになり始めた頃に住んでいた場所にはああいう黒いカラスってほとんどいなくて、ちょっと近くの山にいったりするとめちゃめちゃ格好いいタカとか結構みることができたんです。でもそのあと、今度はそういうタカみたいな鳥は全然いない、だけどカラスばかりがたくさんいる場所に引っ越してきて、で、カラスってなんかしらんけどめちゃめちゃカッコいいよな、って思ったのをよく覚えています。一時期はカラスの絵ばかり描いていました。 と、前置きが長くなりましたが、カラスってだからすごく特別な存在なんですよ。感傷をはねつける強さを持っているというか、まあ、言い換えると感傷的になる前にずる賢さと荒らされたゴミをみて一気に気分が醒めるっていうほうが正しいかもしれないですが、でもやっぱりどこか神々しい。強い。私はあの強さにとても憧れます。 >音楽性を可視化させたかのような表現が 随所にあるのも不思議で美しいと感じました。 これはどのスタイルで書く時もいつもとても意識というか努力している点でした。ありがとうございます。もっと頑張ります。 >風の色 雲の影すら 俯瞰できる 神々しい視座だと、感じました。 俯瞰!そうなんですよ、俯瞰。自分でも書いていてどんどん言葉に引きずられて何かに耽溺してしまうようなところがあるんですけど、やっぱりこの作品に関して言えばどこかで俯瞰したかったんだと思います。

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水上 耀
(2019-09-06)

はじめまして。 >「風景は作るもの。空の色もまた」 で読者の中におもいおもいの空が生まれた後に >烏が翔んで いくのは、読者が「風景をつくること」を実際に体験できる展開で、作品のコンセプトにあったすばらしい工夫だと感じました。 空の色に言及していない点も、非常に心地よいです。私は日暮れの空を想像しましたが、同じ夕暮れでも思い浮かべる赤や黒の深さは人それぞれで違うでしょうし、もしかしたら青空を想った方もいるかもしれません。「空の色をつくる」という点で、きっとおもいおもいの色の空があってよい作品なのだと感じました。 全体としてうまくまとまっていると感じました。参考にしたい作品です。

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survof
(2019-09-08)

水上 耀さん コメントありがとうございます!「風景は作るもの。空の色もまた」この作品のなかで一番目立たせたかった部分で、その部分鋭く反応していただけたことや風景を実際に想像していただけたというのはとても嬉しいです。 >私は日暮れの空を想像しましたが なるほど!私は書きながらなんだかどんよりした灰色の曇り空のイメージして書き始めて、で、この作品のなかでは語り手はまだ空の色を確かめていないんです。もしかしたら語り手がその瞬間に思い描いた空の色を私も知らないのかもしれません。

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ふじりゅう
(2019-09-09)

本作は、表面上は感傷的な詩に読める。しかし、感傷的と一言に片づけるにはどこか、違う気もしたので読み込んで考えてみた。 どうやら、本作は主人公の重要な心情、また重要なテーマが「海」や「蝉の死骸」といったキーワードに隠されている印象で、それが、読んだ時の、なんかいいという感情を引き起こされる要因のように思われる。 ただ、おかしな点がちりばめられている。 1. >お前の脊柱は決してバラバラになったりしないから 鳥をみて、主人公はそんなことを考えている。なぜこんなことを考え、また思考として明確に表れたのだろう。 2. >安らかに夏を弔う >それ以外は何もなかった。空虚とはこのことだ >いのちを終えた蝉はとても空っぽで安らか このような優しい詩句から、「終わりの美観」を語っているように見える。日本人は、特に「きえゆくもの」に対して美を感じるらしい(花火など)。しかし、 >(儚いというのは美しいことだと、それは、いのちには血が流れていないなどと言っているようなものだ) この一行で、そのような思考を全て否定される。つまり主人公は、終わりを迎えることに美徳など一切感じていないことが伝わる。 4. >風景は作るもの。空の色もまた ピアノに付箋を付け、風に揺れる様を見て、風景は作るものだと確信している主人公。つまり、主人公は、風景を楽しみに、海へ行ったわけでもないらしい。 >空気もまた、いっせいに翔び立った 空気が翔び立つ様子に、主人公がどのように考えを巡らせたかは書かれていない。いや、考えはないのかもしれない。ただ、翔び立つ様子を眺めていただけなのかもしれない。 まとめに入る。キーポイントはやはり「海」だ。景色を見たかったわけではない。雄大な海にはかなさ、切なさを感じに行ったわけでもない。では、主人公は何のために海にいったのだろうか。また、「いのち」に対する主人公の感情、それをなぜ詩句として導入したのだろうか。 ここからは、私の想像になる。私が考えるに、主人公は、肉親、その他、何か主人公にとって重要な人物を亡くしたのではないだろうか。主人公は、それまでは「儚さ」に対して、または「終わりを迎える」ことに対しての、一抹の美しさを感じていた。しかし、最愛のだれかを亡くした。その時、そこに美しさなど感じなかっただろう。その相手は、景色が好きだったり、ピアノを趣味にしていたりしたのかもしれない。ただ、終わってほしくなかったという思い。そんな主人公の「いのち」に対する価値観の変化を、表しているのではないだろうか。 主人公は、「空虚」を共有するために、海に行ったのではないだろうか。何も始まらない場所。なぜだかは分からないが、主人公はそのように感じている。それは永遠に続く空虚であり、主人公もまた、何も始まれないと感じているのではないだろうか。 他方、最初と最後に鳥が出てくるのはなぜだろう。それは、主人公にとって鳥は対局に位置する、いわば「力」であると感じていると考える。飛翔する鳥の、生命力に溢れた姿はまた、主人公にプラスの心地を与えてくれる存在なのではないだろうか。 しかし、最後の最後、逃げるように「鳥」と「空気」が飛翔する。それは本作のテーマである「生命」と「空虚」であり、それが逃げるように飛翔した、それに対する主人公の感情は、書かれずべくして書かれなかったのではないだろうか。 本作は綺麗な詩句に隠された、深い感情やテーマが魅力的な作品だと感じる。読み解かずにはいられない一作だ。

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survof
(2019-09-09)

ふじりゅうさん ものすごい丁寧に読んでくださって滅茶苦茶嬉しいです!とにかく、いかに感傷と決別するか、なんかそんなことをものすごく意識して書いたような気がします。 そして、儚く美しいものへの憧れと、現実を支配する重たい灰色のざらついた空気の鉄のような味。落差。空虚。「海」って私にとってものすごい憧れの対象で、それは幼少期のとても幸せな時間をとても綺麗な海の景色と共に過ごしたからなんですが、それを求めて一人で見に行った「この時」の海は「海」とは呼びたくないくらいに灰色で、もう本当に虚無の果てという感じでした。でも、そういう過去の幻にとらわれていないでもっと前を見て歩けよ、って教えてくれた人がいて、まあ、なんだかそんなことを思い出しながら書いたりしました。そして自分の考えたこと感じたことを全部伝わるように書かなければいけないわけではないというのが(そんなふうに自分は思っているのですが)、いわゆる詩のよいところなのだと思っていて、それはふじりゅうさんの冴えた読解がいい例なのですが、他の方に読んでもらうことで、自分でも見えなかった自分を自分の作品のなかに発見することがたくさんある、ということで、これはやはり掲示板でのこうしたやりとりの一番の醍醐味の一つだと感じています。

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楽子
楽子
(2019-09-10)

言葉ひとつひとつが丁寧で繊細で綺麗でドキドキしながら読みました…。 ヒーリングミュージックに近いというか、 とにかく丁寧・繊細・綺麗な描写に圧倒され、 頭を空っぽにした状態でも強制的に安らぎが得られる文章鎮痛剤的なすさまじさがありました。 と、小学生並みの感想だけだと私も成長しないので、どうしてこんな風に感じるのかと読み込むと、 序盤に散りばめられた不穏な描写(壊死、腐敗、引き剥がされ)が、二連目で虚ろであることに焦点が向けられ、無毒化、三連目とラストで一気にそれが形を持ち「羽ばたいて」いくという構成だからかな…と。あと「お前の脊柱はバラバラになったりしないから」が強烈な頑張れワードで、ここがあるから不穏なワードもそんなに重くならなかったのかな…と。 ばたついた足音を落ち着いた歩行に変えてくれるような強さと優しさがあって大好きです。 テーマとしての深みもあって、何度でも読める詩でした。

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survof
(2019-09-11)

楽子 さん >頭を空っぽにした状態でも強制的に安らぎが得られる文章鎮痛剤的なすさまじさがありました。 まじですか!?なんか、もし自分にも効くようなそんな文章があったら大量に処方してもらいたいです、笑!(あるいは書くことそのものが鎮痛剤みたいな働きをすることはあるのかもしれません) ヒーリングミュージックへの言及は嬉しいですね。私はアンビエント系、ノイズ系すごい聴くので、ああいう微妙な情緒の揺らぎみたいなのは今回結構意識したと思います。細部表現の磨き上げは突き詰めていくと本当にキリがなくて、不満な点はたくさん残っているのですが、今後も課題として少しずつ磨いていきたいです。 似たようなスタイルの作品を4つまとめてオムニバス形式で先月投稿して、結果、自分でタイトル訂正したコメント以外コメントゼロで流れたやつがあるんですが、感想とかコメントとかいらないんで、もしよかったらそちらも是非読んで見てください(そのうちの一つを取り出してまた再投稿とかするかもしれません) もしかしたら効くやつあるかもしれません、笑(あるいは逆方向に・・・汗) 私はずっとビーレビ参加者が楽しんで読める作品というのを意識して投稿してきて、冗談で書いたような散文みたいなものを多めに投稿していたんですが、なんか、もうそういうのいいかな、って思って、本当に自分が書きたいようなもの、笑われてもいいし、バカにされてもいいし、臭いとか言われてもいいし、なんでもいいんだけど、それでもどうしても書かざるを得ないものを書こうっていうのが最近の気分で、意外にもこの作品はいろいろな方からコメントいただけて嬉しい限りです。 >「お前の脊柱はバラバラになったりしないから」が強烈な頑張れワード この感想は嬉しいです!そうなんですよ、カラスの「脊柱」は自分への頑張れなんです。カラスって無慈悲じゃないですか?だからことさら力強さを感じるんです。カラス嫌われ者で、不穏な生き物ですけど、だからこそ私はカラスのその問答無用の力強さに憧れるんです。だからカラスの死体とか見るとやたらと悲しくなりますね、「お前、無敵の癖に、この野郎・・・!」って思います。 >ばたついた足音を落ち着いた歩行に変えてくれるような強さと優しさ 実はこれはすごく構成面で意識した点でした。前半は本当にげんなりした気分で書いていたんです。で、なんかこれじゃダメだ!と思って一晩寝かせて、後半を書きました。どうやったら前半の自分の心の「ばたつき」を作品のなかで解決できるだろう、って感じで書きました。なんだかピンポイントなご感想とても嬉しく思いました。ありがとうございます!

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