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蚊
気体を比較していると ウィンウィンの空気がなだれ込んで来る マウンドは鳥を丁重に弔うためです 小石を周囲に敷いて アイスクリームを食べながら 拝見させて頂きました 藤の木の下でアイスクリームを食べた マウンドの低さから鳥ではなくて カナブンか何かの墓ではないか 子供の戯れ言では済まない 大人が関与している 私はアリを砂に沈めて殺すようなことはしません 蚊を偶然殺してしまっただけでも 呪われるのですから 蚊のもげた後肢が目に浮かぶようです 痒くなるといけないので 左手の甲の親指と人差し指の間の ところに居る蚊を 右手で軽く払っただけでした 後肢がもげただけで生きていたかもしれない 蚊の事をモスキートの事を思い今日は眠りにつきました
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蚊 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 749.9
お気に入り数: 1
投票数 : 3
ポイント数 : 0
作成日時 2025-11-01
コメント日時 2025-11-09
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
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| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
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| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


こんばんは、 >>気体を比較していると >>ウィンウィンの空気がなだれ込んで来る ウィンウィンの空気、なかなかお目にかかれない表現で、惹かれました。 詩、全体の雰囲気も読み返したくなるカラーだと感じました。きっともう一度読みます。
1なんとなく不吉なことがかいてありますが、思わず引き寄せられてしまいますね……蚊ですか?アリも。虫を労わる人は、やさしい人だよな、と思いました。最初の方は、すこしごちゃっとしてますね。ボリュームはありますが。
1ぼんじゅーるさんコメントを有難う御座います。気体の比較や、ウィンウィンの空気は詩の始まりと言う事で、何か普段は目に見えないものが実体化するほういいのではないかと思い、そう言った方向で詩作して見ました。
0黒髪さんコメントを有難う御座います。虫愛ずる姫君と言うのをふと思い出していたのですが、虫は虫でも、秋に鳴く虫を愛でたり、蜉蝣の生態を嘆いたりなどのニュアンスが反映させればと思っていました。
2以前「蚊とタイマン」という詩を読んでそのタイトルに爆笑しましたが、 エイクピアさんはよくよく蚊がお好きなようですね。
1以前「蚊とタイマン」という詩を読んでそのタイトルに爆笑しましたが、 エイクピアさんはよくよく蚊がお好きなようですね。
1紅井ケイさんコメントを有難う御座います。ああ、「蚊とタイマン」、そんな作品を書いたこともありました。「蚊」は確か文極、文学極道と言うサイトの作品で「蚊」と言う作品の投稿が有って、その作品に触発されたのかもしれません。内容的には全然別の作品なのですが。
0仏教でも不殺生戒という教えがあり 「一寸の虫にも五分の魂」という諺もあるので調べてみました。 いちいちググッて見ないとわたしの小さな脳味噌には空きがないのです。 ちょっと気温が上がれば出てくる蚊。 厄介ですね。目の敵です。 なんで雌の蚊は直接動物の血を吸うのか? やはり理由がありました。 卵を育てるために栄養をつけなければならない。という それにしては、 ヤブ蚊という奴は肌をめがけて集ってくる気はしますね。 容赦もない小さなドラキュラです。 なんでこんな奴らに血を与えなきゃならねえんでえ~ と、憤りながらも冷静に考えてもみれば、 そっかあ、 痒い痒い、クソ~ と、刺された痕に注入された毒にも意味があって、 我々の防衛本能である免疫システムを活発にさせてくれているのではないかしらん、 なんて好いように解釈もしてみます。 適当に使われないと錆び付いてしまう機械のように 筋肉だってそうですね。 血には蚊。 アイスクリームには蟻ん子。 ということで、 この捉え方の発想はおもしろい。 のですが、蚊には蚊の生きる権利がある。 根底には深い宗教感もあるので、 タイトルが「蚊」ではもったいないです。 「献血」としましょう。
1メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。仏教の教えは厳格ですね、特に不殺生戒には身が引き締まります。そして一寸の虫にも五分の魂。北条重時の家訓なんだそうですが、出典は。ああ、「献血」ですか。根底の深い宗教観ゆえに「蚊」では勿体ないのですか。しばし検討したいぐらいですが、もうちょっとこの詩における蚊の意義を自分自身で精査して見ないと、「献血」はちょっと受け入れがたいですね。
0善意の形式化(=ウィンウィン)対して、虫一匹の死にすら罪悪感を覚える感情の過剰化 この二つが並列されていて、社会的な空気と個人的な感情が衝突しているように感じました。 >藤の木の下でアイスクリームを食べた という一節も面白くて、自然と人工的な甘味、死と日常のあいだをふらふら行き来する無自覚な残酷さが感じられます。 ラストの >モスキートの事を思い今日は眠りにつきました という淡々とした終わり方。罪悪感も祈りも全部、眠りで包んでしまう。人間の良心が日常に吸収される瞬間を描いているように感じました。
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