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大人レコード
「大人は知っている」 子どもの頃 家にレコードがあった 親に買ってもらったアニメか何かの そこに読めない漢字が書いてあった これ何て書いてあるの? 知らないわよ ねえ何て読むの? 知らないわよ ぼくが挿入歌を知ったのは 思春期になって 辞書を引いてからだ 「ブルース・リー」 まだ音楽がレコードだった頃だ ぼくは友達の家で LP盤をカセットテープに ダビングしていた 燃えよドラゴンのサントラだ ブルース・リーのアチョーが 甲高くひびく そこへ友達のお兄さんが帰ってきて ステレオがEP盤の45回転だと 教えてくれた 45回転だと 早送りのような音になる 最初からやり直しだ こうしてぼくたちとブルース・リーは 変声期を迎えた
大人レコード ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1256.9
お気に入り数: 1
投票数 : 3
ポイント数 : 0
作成日時 2025-07-04
コメント日時 2025-08-01
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
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| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
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| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


実に味わいのある詩ですね。変声期とかすごくうまい。レコードの回転数については 詳しくないんですけど、巧みに描かれていると思います。
1こんばんは。 ごめんなさい。笑いが止まりません。笑 たわしさんワールドなので、 何か仕掛けがあると思いました。 「大人は知っている」 これは、子供は大人は何でも知っていると思うけれど、大人だって、子供と同じで知らないことがあるんだよ、 という意味らしいのですが、 文字通り、「大人は知っている」という意味でしょう。 まず、お母さんの確信犯的なしらばっくれ(と読みました)から、 挿入歌と来て「ブルース・リー」。 漢字じゃないやん。絶対スケベな漢字だと思ったのに、あれ?と思い、 謎が解けたのは、45回転だと早送りになるという部分。 「あちょー!」を連続で早く言うと…笑。 で、変声期。変性器なのでは?と思いました。 私の変な妄想だとしても、とても面白かったです。 ありがとうございます。
1こんにちは。黒髪さんは運営だったのですね。失礼しました。レコードの数字はポエムになりにくいですね。何か変に説明っぽくなってしまって。ここは若い人が多そうだから通じないかな。
1こんにちは。前半と後半は別の作品です。前半はアニメ、後半はサントラ。挿入歌は小さいころ読めなかったので、読めない漢字を記憶はできないと思うので、うっすら記憶か想像力で今日書き上げたものです。 後半のブルース・リーは小学校6年か中1の時の、100%実話でこれは以前かいたものです。実際にレコードの回転数を変えてブルース・リーのあちょーも、自分たちも声変わりして変声期を迎えました。 まあ自由に読んでください。
1ごめんなさい。 失礼いたしました。
1こんにちは。笑ってもらった方がいいですよ。ま、てきとうに。
2いや、いいなあ。詩的な言葉で構成しているわけではないのに、読ませる、しラスト締めの「こうしてぼくたちとブルース・リーは変声期を迎えた」で一気に叙情というか俗にいうエモさが爆発している。こういう幼年期の探りながら、自分が興味関心の持つ物事にアプローチしていく過程って、意味のないものに見えることもしながら、時に横道にもそれながらだが、スリリングで甘く茫洋としてダークな部分も感じさせるんですよね。いい読み物でした。
1その詩的という言葉が書けないのですよ。
1たわし様、おはようございます。私はレコードが好きでして、休日は40年代のBluesなどを聴いております。タイトルに惹かれて、読ませて頂きました。最後の締めが、とてもカッコよく素敵です。ありがとうございます( ´ ▽ ` )
1こんにちは。40年代とはかなり古いですね。SPの時代ですね。私が聞いたブルースだとCDのbbキングのクックジャイルとかいう青いジャケットの刑務所でのライブ盤がよかったです。あとジャズやリズムとブルースのアルバムに一曲だけ入っているようなブルージーなナンバーが好きです。レニー・トリスターノのレクイエムや、ギル・スコット・ヘロンの何とかゲットーブルースです。
1この作品は終わり三脚(行)だけで一気に詩を立ち上がらせている。 アチョー まあ、それも技術だろうけど、あまり見かけない作りでよかった。
1ずっと外斜視だと思い込んでいた友達の目が、 よくよく見つめてみるとぜんぜん斜視じゃないことに気づいて、 最初からやり直しになった。その夏、いちばんの思い出。
1コメントありがとうございます。
0私は斜位だと言われました。右目が15cm先を見ているのに、左目は12cm先を見ていてピントが合わないのです。メガネを作るときの視力検査でモノが2個見えたり。
1漢字を?アルファベットを?読めない文字を教えてくれない大人。ブルースリーの燃えよドラゴンのサントラ。何かこの詩は少年の成長を促すもの、或いは促進するものの秘密に迫った詩の様な気がしました。
0こんにちは。鋭い分析ありがとうございます。
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