帰る 4 - B-REVIEW
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死んだベテルギウス

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

七月の雨

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow

桃太郎の神殿

幻想的な具体、具体的な幻想

時刻、刻々、刻むということは生きるということである。生きる、生まれる、死を予感する全ての事象が望む新たな幻想、書かれるべき詩、読まれるべき詩がここにある。

狂詩人

優しい人が好き

淡くうかびあがる差異のせつなさ

自分にとって「優しい人」と他者にとって「優しい人」は同じ「優しい人」だろうか。同じ言葉を使っていながら思いうかべるものは同じだといえるだろうか——

沙一

死ね、ニュートン

こいつはいい

こいつはいいよ。文体とイメージは翻訳ランボーの剽窃だが詩の勢いはホンモノ。

豆大福の日

ひとつ私に くださいな。

仮に、お伽噺のような平和があるとしても 敵は、存在するする。人には 雉、猿、そして犬のようなタイプの人のように個性が色々であっても、共通する敵が いる。敵に勝つために、もっとも大事なことは、共通する喜びに きがつくこと

真清水るる

ひらいて、とがって

ひらひらとひらかれひかれて

ひざこぞう、に出逢ってください。そして手をのばして作品の言葉にためすすがめつ、触れてほしい。

帆場 蔵人@⚰

薬売り

胡散臭さがたまらない

怪しいものや不思議なものが好きな方におすすめしたい、世にも奇妙な掌編——

沙一

書かざる言わざる、雄弁に水銀を

黙って笑ってろ、沈黙は金

これを見ているあなた、恥ずかしくはないんですか? 答えられないのですか。 なんでですか。 理由があるという訳でもないのですか? ああ、そうか。 全部、冗談だというのですね。

鳴海幸子

夏は夜。月のころはさらなり

田舎の夜道は暗くとも、恋は華やかで明るい——

沙一

あなたとどんぐりとハナミズ……

悪意のないホローポイント弾

ここには○○の残酷さが描かれている。 ○○が何なのかは、読めばわかる… …かもしれないし、わからないかもしれない。 感じ方は「人それぞれ」だから。

R

祖父の痕跡

黙想を貫いた彼が最後にみたものは…

祖父の遺物が並んだ「私」だけの世界… 彼の深層に踏み込むべく「私」は宝物箱に触れてしまうのか…祖父とは一体何なのか…

つつみ

直列つなぎ-うんこ!!(……

青春の現代詩

青春はいつも、エロくて汗臭い。そして切ないけど優しいところもあり、美しい瞬間もあるけど、昆虫たちも僕らも命を捨てて夫婦になることを受け入れる。それが生きるということだから。個人的には、僕は飯田華子さんの紙芝居を観に行きたい。

蛾兆ボルカ

ちがう星

ピッチャーとキャッチャーみたいだね

それから時々 おなじ星

三浦果実

いつまでもあいさつをしてゆ……

伝説の流行語はここから始まった

「かきかきたぶんしない」は伝説になった。わからない人には永遠にミューズは来ない。

三浦果実

粘土

こんにゃろっというやり場のない怒れる者よ

ほの暗い系男子がたどり着いた極北のモノローグがきみにはわかるまい

三浦果実

菊の花

2020年10月の裏番長/裏大賞

これの良さがわかるまで詩を書くんじゃない

三浦果実

死んだベテルギウス

地球は退屈な諦念に埋め尽くされてる

重力に支配された地球人にはわかるまい

三浦果実

風吹き抜ける青

残酷なロマンティズムがきみにはわかるまい

そのまま生き地獄で野垂れ死にするといいという孤高の美

三浦果実

ぢんせぃ

その喪失感は夢かうつつか

ネットとリアルがボーダーレスな、デジタルネイティブ世代の感性──

沙一

潮風

潮の香りにのまれるように

不思議な気配が手招きをしている

帆場 蔵人@⚰

空の下

大自然という舞台への出奔

二人が走り出す。広大な大自然という舞台へ。

羽田恭

明るい朝の歌

明るい朝のうらには、暗い夜があった

外をみつめることが、内をみつめることにつながっている──

沙一

震え 揺れ 回る

一気に詩情が注ぎ込まれていく。 それが 震え 揺れ 回る。 詩を詠み終えても、止まらない。

羽田恭

生きるためにパイを焼く

どうしようもなく生きていくということ

ただパイを焼く。それだけなのだけれど、衒いも奇抜さもなく心にぶつかってきて揺さぶられる。

帆場 蔵人@⚰

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帰る 4    

もう降らないのかもしれない もう降っているのかもしれない おとなの字じゃないから と口をとがらせたとき ルーズリーフに 野花が咲いたのかと思った 息づかいのリズムで 少しだけゆれる髪と 同じようにさらさらと走るペン の後に花が咲いたのかと あの日から 探しているつもりはなかったのに 土手を歩く僕の足元から 上流に向かって咲き始めた君の花が 視線を霧島に向けさせ その川の「流れける」が やっぱり国文研に行かなきゃ と言った君の探していたものを ようやく思い出させた 靴を履いているうちにぽつぽつと降られて ああもうっ て言った君の 探していたものは ここにもあるんじゃないのか 日向の山々に降る雨が 百年かけて大淀川になる ゆっくり歩けばよかったんだ たんぼに水をはり やがて田植えがはじまり その水面をわたる風のように なにげなくやさしく そばにいればよかったんだ こいのぼりが泳ぐ空から聞こえてくる声に うつむいてしまうと 雨のにおいがしてきて 江田、住吉、伊勢とまわって 砂浜に腰をおろし 折れそうな枝でもう帰るよ と書いたその後にひとつだけ 君の花が咲いた もう帰るよ それは君の町ではないのだろうけど もう帰るよ どこへ帰れるのかもわからないけれど もう少しで降ってきそうだから 帰るよ その雨は もう降らないのかもしれない もう降っているのかもしれない     

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作成日時 2021-09-02
コメント日時 2021-09-06
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帰る 4 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 624.8
お気に入り数: 2
投票数   : 0
ポイント数 : 0
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2021/09/20現在)投稿後10日間
叙情性00
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閲覧指数:624.8
2021/09/20 20時07分00秒現在
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    作品に書かれた推薦文

帰る 4 コメントセクション

コメント数(4)
ささら
ささら
作品へ
(2021-09-02)

 読んでいると,水彩画を何層も沁みらせるような雨にいる気分になり,ついでその靄の向こうに消えていく君を切なく思う感じが伝わります。逢魔が時ではないですが,違う世界との境界があいまいになる感じがしました。  また思い出との邂逅はふとした時にこんな風に迷いこむのだろうなと,そして別れは一度しても心の中で時間を超えて残るのかなとつらつら思いました。  幾度か読み返したのですが,花や川の流れは「君」の筆跡か文献の草書でしょうか。川の描写や帰るよという言葉が「君」との切れてるような切れてないようなつながりを思わせました。

1
筆者
ささらさんへ
(2021-09-04)

そうですね。思い出とか、デジャブとか、迷いこんでるのかも。無意識でも、無意識でも。 草書には思い至りませんでした。ノートの文字と文献と繋がるイメージ、いいと思います。 寄り添ってお読みいただいたようで、ありがたいです。

0
ネン
作品へ
(2021-09-05)

4 というのは通し番号なのか、 タイトルの一部なのか気になりました。 特に理由なく、あった方が落ち着きますが。 雨が降る、それは誰でもが知っている。 でも一旦詩として書こうとすると、 別世界の全く分からない事象のようになる。 ルーズリーフも花も家も地名も、 何の変哲もない日常のもので、 作者は何かを伝えようとしている。 それらを包括する、帰る、という一言。 郷愁は日毎に増すものなんだなあ、と この作品を読んだ後に感じました。

1
筆者
ネンさんへ
(2021-09-06)

はい、4番目の話です。 >郷愁は日毎に増す かぁ。ちょっとこたえますね。 コメントありがとうございます。

0
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