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犬歯   

作成日時 2020-01-14
コメント日時 2020-01-21

コーヒーを飲んでいる ひとりでも 来ることのないだれかを 向かいの席に 待っているみたいに 砂糖やミルクを かきまぜるためにあるはずのスプーンを 手にとることもなく 舌先でみずからの犬歯にふれてみる じぶんにもある 獣性のなごりをいとしくおもう ふだんはだれにもみられないけど ふとしたはずみにのぞかせてしまう わがままな本能みたいに


項目全期間(2020/01/27現在)投稿後10日間
叙情性77
前衛性00
可読性00
エンタメ22
技巧22
音韻55
構成1717
総合ポイント3333
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性00
 エンタメ0.30
技巧0.30
音韻0.70
構成2.41
総合4.73
閲覧指数:1263.7
2020/01/27 07時22分02秒現在
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コメント数(16)
大井美弥子 (2020-01-15):

とても素敵な詩だと思います。 >舌先でみずからの犬歯にふれてみる じぶんにもある >獣性のなごりをいとしくおもう この部分が、個人的には新鮮な感覚で、それでいて共感できて面白かったです。

沙一 (2020-01-15):

大井美弥子さん 共感していただき、ありがとうございます。 〈換喩〉という表現をしているのですが、新鮮に感じてもらえてよかったです。

黒髪 (2020-01-15):

ぐるぐると、何度も読んでしまいます。不思議に味わいがあって。おしゃれの描き方が良いと思いました。換喩という技法は、知りませんでした。そういうことの、効果がでているんでしょうか。学んで書くのも、 よい詩を作るうえで、経験的に知っていれば、自然な感じで出せるのかな、と思いました。あと、二連と 三連の間にある空行が、大きく取られているのも、凄く気が利いていて、繊細なつくりだな、と 思いました。

るるりら (2020-01-15):

あー。わたしにも わたしに 確かめられる野生があることを、この詩で 触ることができました。誇らしいです。

沙一 (2020-01-15):

黒髪さん 文体に、自分なりの方法をとりいれてあるので、それが効いたのかなと感じます。何度も読んでいただけて、うれしいです。ありがとうございます。

沙一 (2020-01-15):

真清水るるさん るるさんらしい、天真爛漫なコメントをありがとうございます。人も動物なのだと感じられると、ちょっとたのしいですね。

peace.pot.microdotpeace.pot.microdot (2020-01-16):

何となくコクトーの阿片中毒の時を思い出しました。

沙一 (2020-01-16):

peace.pot.microdot さん コクトーに限らず、ボードレールなど、あのころのフランスの詩人を好んで読んでいたこともあり、おのずから影響を受けている面はあるかと思います。コメントありがとうございます。

楽子楽子 (2020-01-19):

 とても素敵な詩だと思います。  誰が読んでも、詩の内容を自分の状況と重ね合わせ、小さな気づきを得ることができる。  また色々な解釈ができそうな、懐の広いところも魅力的です。

沙一 (2020-01-20):

楽子さん 解釈の広さを感じていただき、ありがとうございます。個人的に、楽子さんは〈喩〉に対する感度が高いように感じています。明言しなくても、なにかしら感取してもらえたなら、うれしいです。

なゆた創a.k.a.NORANEKO (2020-01-21):

比喩や語彙を可能な限りシンプルにしつつ、情景描写のなかに淡くも奥行きのある詩情を立ち上げる手際がスマートでかっこいいと思いました。 舌で触れた自らの犬歯に獣のさがを見出だすところが、デミタスカップの底に残る濃い部分のように心へと沁みてゆくのが素敵でした。

らびっとらびっと (2020-01-21):

シンプルさがまた深く考えさせられる作品でした。

ミリウェイズミリウェイズ (2020-01-21):

犬歯の部分が素晴らしいと感じました。

沙一 (2020-01-21):

なゆた創さん 寄稿されたコーヒーの記事、興味深く拝読させていただきました。コーヒーを愛する方ならではの、詩心のあるコメントをありがとうございます。 飲み干せなかった情念が、詩の底に澱となっていたのかもしれません。 デミタスカップ、その白磁は、犬歯の白とも響き合っているのではないかと、なゆたさんからコメントをいただいてからあらためて思いました。 もともとは、シンプルな詩を好んでよく書いていました。こうした作風の方が、私は得意なようです。

沙一 (2020-01-21):

らびっとさん コメントありがとうございます。 らびっとさんの作風も、きわめてシンプルですね。詩に、書かれた言葉以上の表象作用をもたせられたら、深みが増すように思います。

沙一 (2020-01-21):

ミリウェイズさん コメントありがとうございます。 犬歯、この作品の核心ですからね。しかし、この箇所だけで詩にしても、うまくはいかなかったんじゃないかという気がしています。

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