飛行機 / テイク3 - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

パパの日曜日

しがない日常に飽きてしまったすべての人へ

ごく平凡な日曜日のパパが、壮大で絢爛豪華な世界へ旅立つ——

沙一

「中央公園より」

わかりあえなくたっていい

人種、国籍、性別、年齢、人間同士のわかりあえないディスタンス、そんなことよりも、おたがいに笑っていよう、ここはみんなの公園だから——

沙一

わたしの髪は生きているのか……

心を亡くしてしまいそうなときに

ささやかなお洒落をたのしむ、それは自分が自分であることをわすれないために、ひつようだったのかもしれない——

沙一

angel coffee?……

一瞬と、永遠

幸せなコーヒーと、降りやまない雨、好きな人といるとき、あなたならどちらを選びたいですか?

沙一

食べ物と死ぬ人

目が付いているうちに読みたまえ諸君

傑作。 目が付いているうちに読みたまえ、諸君。他に言うべきことはない。

石村利勝

別れ

余りにも挑戦的、だがそれがいい

数ある一行詩の中でも、想像力/表現力がとても高い作品。最初は(え、これだけ?)と感じることだろう。しかし、これだけ?からの作中世界の広がり方は、これだけ?発言が恥ずかしくなるほど広すぎるのだ。

ふじりゅう

ママンへ

散り際にも見えるママンの後ろ姿

無駄なくそつなく、それでいて大胆にママンに語りかける。「ママンへ」あなたはこの書き出しで何を思い、連ねますか?

stereotype2085

名残の雪

美しいと思える作品だった

美しい空間を、踏む。踏むことで、汚す。踏むことで汚す、明示のされない寂しさ。本作にとって、雪を踏む行為、それだけが個の存在の証明なのだ。

ふじりゅう

例えば鳥の教え

色が付いたばかりの映画のように

情景の転調あるいは繋がりが「色彩」を基調にして、境界をあいまいにしながら広がる。

鈴木歯車

おかあさん

史上最強のタイトル回収

本文たったの6行、造作もなく読み切れ、詩人よ。 そして再度タイトルを見返し驚愕せよ、詩人よ。

name

空なんか見てんじゃないよ

淘汰

この詩はあるタイプの詩と詩人を淘汰するべく書かれている と言えば言い過ぎか。 要注目。

stereotype2085

はずしわすれた風鈴が鳴る

やさしくせつない短歌集

かたづけられない想い出、それでもめぐりくる季節——

沙一

春風に吹かれてる

だいじょうぶだあ

《なんてこたあ ないんだよ》 天国から呼びかける声が、聴こえる。

stereotype2085

永遠の反射

名作?それともただの習作?

ただの習作なのかもしれない。が、ここには作者当人も気付いていないかもしれない、天才がいる。俺の直観は当たるんだよ。人生で二回くらいは。

石村利勝

こんにちは まっさらな世界

「まっさら」の優れた表現

あなたの世界も「まっさら」ではないかな? 「まっさら」なのに、書けますか?

yasu.na

imagine

パンチング。

今からリーディング界隈を、ノックアウト。

stereotype2085

はっかといちご

詩における視覚要素の決定版

いわゆる視覚詩的なものは作ろうとするとパッと見の奇抜さで満足してしまい、それを行った理由に乏しくなってしまうことが往々にある。しかし「はっかといちご」はその域を超え、結晶の造形だからそこの効果を成せている。

渡辺八畳

独言少女

いつも終電に間に合う人生生きてますか

少女の独言は胸に刺さる。というか萌える。条件があって、少女は本当に少女でなくてはならず独言は本当に独言でなくてはならない。なのでこの詩は刺さるし萌える。

石村利勝

MY 9090 OF NO……

最先端ノスタルジア

なつかしみが 超えてゆく 未来という名のノスタルジイ 

真清水るる

骸骨スフィア

プラトニックな求愛の舞踏

ほろびたゆえに、もうほろびることのない、永遠の愛。それは、幸せか、囚われか——

沙一

人魚性

海、たましいの故郷

素直さゆえに、なじめない人間のせかいにたいする、異邦のかんかく——

沙一

宇宙飛行士の解剖

死因は、孤独

二重の夜に、追い詰められた、かれは、涯のない闇のなか、吊るされた——

沙一

家庭の檄文

悲運

そこには笑顔の絶えない、家庭があった。

stereotype2085

あす

ミのシャープはファ

「ミのシャープ/響かせる笹舟にのせて/送り出してみる」って、やりますねえ。ひねりが利いてて鮮やか軽やか、清新なリリシズム。これぞ令和の”もののあはれ”じゃないですか?

石村利勝

バナナはおやつに入りますか

たもつワールド全開

これはバナナですか いいえ詩です たもつザ・ワールドです

羽田恭

この作品は読んだことがありません。


作品を
別枠表示

飛行機 / テイク3    

路上で真上を 見上げると飛行機は railの上を滑るように 超低空で ゆっくりと着陸してゆく あれが文明 金がないので 私が乗っていない飛行機であり 作り方も 飛ばしかたも 私にはわからない飛行機 Sindesimaumade Oreniwa wakanenda それが私の空を のうのうと飛んで 対岸の空港に着陸していく Oreni kotowari mo naku しかたないよね、と私は文明を許す 空が 空であることを諦めないのだから 飛行機がいようがいまいが この空は頑なに明るい 雲は白く Oremo sorawo akirame nai Musuno sishatati ga tomoniiru kara 地上にて私は 降りてくる飛行機を眺める


作成日時 2019-12-22
コメント日時 2020-01-18

飛行機 / テイク3 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 1380.2
お気に入り数: 0
ポイント数 : 19
#テキスト #受賞作
項目全期間(2020/09/20現在)投稿後10日間
叙情性66
前衛性00
可読性33
エンタメ00
技巧55
音韻00
構成55
総合ポイント1919
 平均値  中央値 
叙情性33
前衛性00
可読性1.51.5
 エンタメ00
技巧2.52.5
音韻00
構成2.52.5
総合9.59.5
閲覧指数:1380.2
2020/09/20 11時08分42秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

飛行機 / テイク3 コメントセクション


コメント数(6)
藤 一紀 (2019-12-26):

>しかたないよね、と私は文明を許す >空が >空であることを諦めないのだから この三行(とりわけ《空が》からの二行)は、「空」が見られる対象としての「空」、そして言葉の日常としては「私」という主語のもとに従属させられる「空」から分離して、主体性をもった実在として「私」に捉えられていて、あたかも表に現れないレベルでの語りかけと受け止めが行われているようにも想像でき、非常に美しいと思います。詩を感じる。テイク1、2では見られなかった(異なる作品ということをわかってはいても)ところで、「空」が「私」から離陸することに成功していると思います。 この離陸を前提にして、地にある「私」と空の「空」とが、互いに抱えている「死者」が、飛行機の「着陸」に合わせて私のなかで重なっていくと読むとより一層味わい深さが増しました。

0
蛾兆ボルカ (2019-12-26):

藤一紀さん コメントありがとうございます。 この詩がこの詩なりに空を主体性の相で描けていれば、作者としてはとても嬉しいです。 この詩における死者たちの在り方、その分離と重なりについても味読してくださり、深謝であります。 読んで頂いて、しみじみと感じられて来たのですけど、この詩は私としてやはり、書かなければならない作品だったのだなぁ、と思えてきてきました。

0
真清水るる (2019-12-27):

今日は、報告のコメントに まいりました。じつは、詩に ふれてない時間に、ローマ字表記部分を、急に 急にですよ。おもいだすのです。 年神さまは、この飛行機にのって 永遠を旅しておられるきがします。

0
蛾兆ボルカ (2019-12-27):

るるさん。 コメントありがとうございます。 あなたに読んでいただけて、僕はとても嬉しいです。 年神様かあ。僕はまだ来年の干支を知りませんが、確かにこの飛行機には何か搭乗してそうですよね。もうすぐ降りてくるかもだし、もうコッソリ来てるのかもであります。

0
左部右人 (2019-12-30):

>空が >空であることを諦めないのだから この一文が、作品の主題を象徴していると読みました。ここで書かれている「空」「飛行機」は「文明」というキーワードを元に考えてみると、例えば「海」「船」と代替可能なのかなと(可読性のある、という意味で)。そう言った範囲にまで広げて読むことが可能な詩だとと思いました。1,2を読んでいないのでこれから読んでみたいと思います。とても好きな詩です。ありがとうございます。

0
蛾兆ボルカ (2020-01-18):

左部右人さん コメントありがとうございます。 空と飛行機を代表するもの、ある意味では象徴するものとしても読んで下さり、作者としては嬉しいです。 1、2は、本作品とは異なる作品と作者は考えているのですが、実は他にも同じヴィジョンからいくつも書きました。 私にとって何かしら重要なことがここにあったのだと思いますけど、書けたかどうかは心許ないところであります。 このヴィジョンからは離陸し、この主題についての、また別のヴィジョンが降りてきてくれる日を愉しみにします。

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン
投票不可

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 2