お知らせ

吐露の日   

作成日時 2019-07-13
コメント日時 2019-07-13

夜に 真昼間のことを考えて 不味い酒を飲んだ 嫌いな人と一緒に ビールの泡は 不潔で薄かった テーブルには 意味もなく水滴が落ちていて けたたましい笑い声が ガラガラとそこらじゅうに 落ちていた 僕は考えた もし僕が 文句の付け所の無いくらい 仕事ができる人間だったら 居酒屋の薄汚い壁紙なんか 見つめたりしなかっただろう 私は思った もし私が 誰にでも優しく 細やかに気が付く性格で サッサと動いて 明るく笑う人間だったら 1人になって息をつきたいなんて 思わないだろう 僕と私は 流れ漂う 陽気な空気に 乗れずに居る 誰かが話を振ったけど 暗い谷が心臓を掴むから 上手く答えられなかった 明日も明後日も 絶望的な洞窟で 知らない大きな鳥が 飛んでいるに違いない 息が詰まったから 瞼を閉じた ふふっともう1人が 静かに笑った お腹がごろごろ言っていた 心臓がどくどく言っていた 全身が何か言っている 「おまえがいきるとおもしろい」 逞しい人々の中で 暗闇を抱えたまま 思い切り笑ってみた 生易しくないのだ 生きることは そして自ら 鳥を飛ばした 洞窟も谷も居酒屋も不潔な泡の中すら 滑空していく 不味い酒は飲み干した


項目全期間(2019/07/20現在)
叙情性5
前衛性18
可読性1
エンタメ0
技巧0
音韻0
構成0
総合ポイント24
 平均値  中央値 
叙情性55
前衛性1818
可読性11
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合2424
閲覧指数:204.0
2019/07/20 14時29分10秒現在
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