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見える物すべてが光の中だ   

作成日時 2019-02-02
コメント日時 2019-02-05

わたしに火を付けてください。 ここで、そこで、あそこで、 あなたの手で。 胸の奥のちいさな熾火がしだいに燃え上がるように。 ああ、錯乱した頭で描いた絵の中を列車が走ってゆく。 さあ乗り込もう。 あらゆる国を目指して列車は走る。 わたしは見る、聞く、ときには歌うことでしょう。 泣き、笑い、恥をかいて生きる。 わたしに火を付けてください。 よく燃えるように。 そして世界の果てに辿り着いたとして その残酷な手触りを感じたとして 何かを言うことができるのでしょうか。 わたしに火を付けてください。 わたし自身のおぼろげな輪郭が せめてちいさな光でありますように。 列車に乗って出発する。 あなたが感じ見るものすべてが あなたの側にいるわたしにも見えるのだ。 わたしに火を付けてください。 あなたの住む世界がまぶたを開けて 見える物すべてが光の中だ。


項目全期間(2019/04/25現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント11
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叙情性11
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閲覧指数:11.2
2019/04/25 21時19分08秒現在
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コメント数(4)
環希 帆乃未 (2019-02-03):

コメントが付かないのが不思議です。あなたが誰か明確であればよいなぁと、思いました。

galapa (2019-02-03):

環希 帆乃未さま コメントをありがとうございます。 <あなた>とは誰なのか…… 恋人、妻、女神、ミューズ、私にとって女性性を表す憧れ、だったりするのです。

ふじりゅう (2019-02-04):

 拝見しました。  列車=結婚とするなら、つじつまが合う、気がしましたが、「テーマを追いかけ読解する」という読み方ではない気もします。  「火を付けてください」が一体誰に言っている言葉なのかが今一つ分かり辛く、その「対象の不明瞭さ」がこの詩の読みを難しくしている気もします。  ただ、非常に美しく、「美しさ」という観点で計算された詩だと感じました。逆にいうと「あまりに美しすぎる詩体」だからこそ、結婚、人生、なにかへの挑戦、本作に当てはまりそうなテーマが霧散してしまう。またどれにしても、(私に)「火を付けてください」=受動的であることはどうにも引っ掛かるところです。  本作はテーマ云々でなく、その言葉選びの壮大さ、厳粛さ、美しさを味わえる作品とお見受けいたしました。

galapa (2019-02-05):

ふじりゅう様 お読みいただき、コメントをありがとうございます。 <「火を付けてください」が一体誰に言っている言葉なのかが今一つ分かり辛く>とのことですが、第一連で、あなたの手でと書いてあります。 “わたしに火を付けてください。 ここで、そこで、あそこで、 あなたの手で。 胸の奥のちいさな熾火がしだいに燃え上がるように。“ つまり、“あなた“に言っているのです。 <結婚、人生、なにかへの挑戦>など具体的なものを想定しては書いていません。それらも含む意気込みを抽象として書いたとは言えるでしょう。 <(私に)「火を付けてください」=受動的であることはどうにも引っ掛かるところです。>とのことですが、これは私のパーソナルに関する部分なのかもしれませんので、致し方ありません。 ほぼ同じテーマで「愛の歌 」を投稿しました。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2961 あわせて読んでいただけると嬉しいです。

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