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延命救命   

作成日時 2017-11-29
コメント日時 2017-12-12

鈍重 そのもの自体を支えることがもう難く えいえんのような顕熱地獄を地方都市公園に展開 定型生活その余白に甘え甘えて 壁に支えてもらった頭がもう直ぐ数時間 返済は人生で 明朝 鈍重 そのもの自体を支えることがまだ難く 定型生活その余白に甘え甘えて 歪み強固な消滅願望 もはやそれは「ねばならないもの」としてこびりついた 定型定型定型が殺しに来る 定型定型が生かしに来る 約束約束約束に潰される 約束約束が生かしに来る 数時間前詩を思えず 数分前まで死を思うしかならず ただこの今何も考えられず身支度を整える ウケル 心に響く言葉 昨日殺しに来た言葉 今朝は生きる力を生み出して 死にたかった鈍重 生きたくなったまだ鈍重 定型定型定型の余白に 定型定型定型の朝に 明けない夜 止まない雨 使い古された言葉 暗闇に濡れながら走れないから歩くだけ 歩けないから立っているだけ 立っていられないから見つめているだけ 見つめていられないから呼吸するだけ 呼吸はやめられないから生きているだけ その事実が積み重なるだけ そして今朝も生き延びていくだけ


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2019/09/17 23時55分55秒現在
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コメント数(10)
ふじりゅう (2017-11-29):

心の絶望を緻密に表現できていると思いました。 借金を抱えた人の気持ちと解釈しましたが、割と幅の広い意味がありそうです。 いい詩だと思います。ありがとうございます。

李沙英 (2017-11-29):

こんにちは宜しくお願いします 同じ言葉を繰り返す時、私はその語を強くするために用いますが どうでしょうか 生活の中に幾度となく現れては締めつける生と死が文中で混同し もがいている要るサマは作者自らの投影でしょうか 苦し気でそれでいてその渦中にあっても どこか恍惚とされている憂いおも伺えました。

イチゴミルク (2017-11-29):

b-reviewはじめまして。 今の自分におかれた状況をあらわした張り裂けんばかりの心の絶叫の中にあって、 きちんと自分と向き合っているどこか切なさを表すものも、直感で感じ取ることができました。 同時並行で進ませるこういう心情をひとつの言葉でまとめてしまえる作者の感性に圧倒されました。

まりも (2017-11-30):

鈍重、という言葉の響きと、重さ。 明けない夜 止まない雨 使い古された言葉 決まりきった言葉でしか言えないけれど、口に出したとたんに、違うとわかる。わかるのに、それが言葉にならない・・・ 新しい言い方や新しい言葉、新しい名前を見つけ出すことが出来たら。きっと、そこには別の視界が広がる、はずなのだけれど、それが見つからないもどかしさのようなものが、伝わってくる気がしました。

クヮン・アイ・ユウ (2017-12-01):

ふじりゅう様 ありがとうございます。 どんな作品が詩であるのかという点について、考え続けていた日々でしたので、コメントをありがたく読ませていただきました。 恐らく、いわゆる詩というものとは違うものを書いているかも知れないのですが、生きていくうえで感じられるものは言語化したいと願っております。 ありがとうございます。

クヮン・アイ・ユウ (2017-12-01):

李さま コメントをくださり、ありがとうございます。 同じ言葉を繰り返すことについて、確かに、私は「定型」も「約束」も強めたかったのだと思います。 人を追い詰めるのに、人を生かしもするそれらが嫌いで、同時に愛しいのかも知れません。 死に近いときにリビドーを感じます。そんな感覚もあったのかも知れません。 ありがとうございます。

クヮン・アイ・ユウ (2017-12-01):

イチゴミルク様 おはようございます。コメントをくださりありがとうございます。 >>「張り裂けんばかりの心の絶叫の中にあって、 きちんと自分と向き合っているどこか切なさ」 とても嬉しく読ませていただきました。 書くしかないものを書いているので、その強度と必然性を受け取ってくださっていたとしたらとても幸せであると感じました。 ありがとうございます。

クヮン・アイ・ユウ (2017-12-01):

まりも様 おはようございます。 コメントをくださり、ありがとうございます。 名前のない感情を言語化したい衝動にかられて、ものを書くということがあります。ですが届かず、「それではないもの」と便宜上言うしかない地点で、叫んでいるような気持ちです。 話が逸れてしまいすが、自作が詩でなくてもいい、であればその名をなんとするのかという想いが作品に潜在的に込められていったのかも知れません。 これを書くときにそのことを考えてはいませんでしたが、生きる苦しみの中には確かにあったのだろうと思っています。 ありがとうございます。

百均@B-REVIEW ON/ (2017-12-08):

単純に、凄く分かる気持ちになる。 正直に言ってしまえば、他の言葉にしたってしょうがないとしか思いません。 僕の中に息づいてしまったクヮンさんの朗読が、僕の心の中に重大な、それこそ鈍重な声という情報を、あるいはステージの上に立つという人そのものの姿を焼き付けてしまった以上。ここにある表現は、ただそうある物としてしか僕は読めません。 そういう物を排除して読めないんですよね。繰り返し語られる言葉のロンドみたいなもんか。ロンドそのもののイメージが出てきたのは、これはひとつの音楽としての側面が強いと思ったからです。繰り返されるメロディーというのか、楽想というのか、上手く言えないですが、そういうものが明確にあるわけですよね。鈍重、定型、約束、そろえられた言葉そのものが、正に定型であるわけで、そういうものの積み重ねこそが言ってしまえば日常な訳で、都市の日常は常に一定の約束の中に成立するであろう事は予想がつきます。そして、それらはまた時間という定型にくくられている訳です。 そして、こんな事はわざわざ言うまでもなく、この作品の中に既に向きだしになっています。むき出しになっていう言葉を語り直す程、無粋な物もないと正直に思いますが、しかしながら僕はレッサーで、レッサーであるからには立ち向かって言葉を書かねばならない。この掲示板で毎月決まった日にちまでに作品を読みながら、格闘せねばなるまいという点において、そうですね。僕もやっぱり生きねばなるまいだし、そして最終的には勝たねばなるまいという感じです。僕は日々負けっぱなしなのですが。

クヮン・アイ・ユウ (2017-12-12):

hyakkinnさん ありがとうございます。リーディングをしていてよかったと、思いました。嬉しいです。 この詩を書き始める少し前に、鈍重とか約束とか定型という言葉の意味や音が心の中で鳴り止みませんでした。とくに鈍重は苦しいほどに響きなっていて、詩にするしかありませんでした。詩にするしか、ありませんでした。 都市の日常が一定の約束の中に成り立つということを受けて、改めてはっとさせられました。素晴らしい言葉でした。ありがとうございます。 効果として仕掛けとして言葉を繰り返したかったというよりは、すでにそういうものだったという感覚があります。 漢字で二文字の言葉が浮かんだ時から、はじめから繰り返すことが決まっていたような感覚で詩を書いていました。

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