緑の石橋 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

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硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

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体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

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ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

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こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

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羽田恭

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カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

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きょこち(久遠恭子)

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海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

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きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

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衝撃を受けました

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二酸化窒素

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緑の石橋    

  緑の石橋  わたしは流水の音がどうにも好きらしい。波音、川の流れる音に出会うと、この時ばかりは耳の詰め物を外して聴き入ってしまう。身体に無理なく、すうっと染み入るのである。  気持ちの優れない時はしばしば、近所の沢に出かけて気分の転換を図る。そこには小さな石橋がかかっていて、いつも橋の中ほどから手すりに顎を乗せ、川面を覗き込む。落下防止のネットには苔がびっしりと生えていて、緑のカーテンに深く包(くる)まれている気分になる。季節がら桜の花びらが絶え間なく流れて行き、淀みに差し掛かるとピンクの歯車となりゆっくりと回りだす。桜の枝がどっしりと目の前まで伸びていて、満開の時期には間近で花を観察することができる。何でも触ってみる癖があり、ちょんちょんとつつき回していた頃が懐かしい。わたしなりの花見である。  ところがこの橋、道幅がとても狭い。車一台を通すのがやっとである。そのため、車がやってくる度にわたしは橋のたもとまで戻らなくてはならない。わりかし往来があるために何度も行ったり来たりを繰り返す。また、長いこと手すりにかじりついているからなのか、怪訝そうに顔を覗いていく人も少なくない。  でも良いのです。わたしはこの沢を愛している。だからふり返る暇がない。行ったり来たりは手間のうちには入らない。しかし、もし仮にこの場所を追われたとしても、その時は乙女椿を見に、これまたとっておきの場所に行けばよい。愛着はあれど執着はしない。これは難しいことであるが、常にこころに留め置きたいと思っていることである。



緑の石橋 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 1752.2
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 3

作成日時 2020-06-10
コメント日時 2020-06-26
#現代詩 #画像 #縦書き
項目全期間(2024/03/29現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性00
可読性11
エンタメ11
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント33
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性11
 エンタメ11
技巧00
音韻00
構成00
総合33
閲覧指数:1752.2
2024/03/29 05時43分51秒現在
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    作品に書かれた推薦文

緑の石橋 コメントセクション

コメント数(6)
湯煙
作品へ
(2020-06-10)

>愛着はあれど執着はしない、これは難しいことであるが、常にこころに留め置きたいと思っていることである。 留まれば腐りを始める流水のようですし、一所不在を示唆する響く締めの一文でした。それだけ本当に愛着があり、恢復させてくれる場所なんだろうと伝わってくる作品と思いました。

0
白目巳之三郎
作品へ
(2020-06-11)

とても素朴な詩で感動しました。少々思ったのが、「緑のカーテンに深く包まれている気分になる」というところが、全体のバランスを見ると、若干ですが、個人の感情が生のまま出ている感じがして(私としてはこの詩はかなり客観的に感じましたもので)、この詩風合いだともう少し抑えめに書いた方が全体としては釣り合いがとれるのではないか、と個人的には思いました。包まれてい‘る’気分にな‘る’と韻を踏んでいるせいで、他の部分の散文的な感じから浮いて見えたのかもしれません。 それはさておき、このような風合いはとても好きです。ああ、いいなあ、と思わせてくれる、どこか滝の近くで吹く冷風を感じるような詩でした。ありがとうございます。

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斉藤木馬
湯煙さんへ
(2020-06-12)

湯煙さま コメントありがとうございます。随筆は慣れず気恥ずかしくもあります。去年の台風で川筋は変わってしまいましたが、今なお大切な場所であることに変わりはありません。

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斉藤木馬
白目巳之三郎さんへ
(2020-06-12)

白目巳之三郎様 コメントありがとうございます。ご指摘の箇所、確かに違和があると思います。私が思うに特に「深く」がよくないのでしょう。他は写実的な描写を多用していますが、この一文だけは読者にイメージを問おうとしている。筆者として狙い過ぎたことは否定できませんね。 素朴、という言葉に嬉しくなりました。

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斉藤木馬
さんへ
(2020-06-16)

沙一様 コメントありがとうございました。自分としては随筆のつもりだったのですが、どちらにしてもこれは素直に書いて残しておくべきものと思いました。 ビーレビに愛着はありますね。この名前を名乗った最初の場所だからでしょうか。拙い作であっても真摯に向き合ってくれる人がいた、という経験はやはり大きかったと思います。

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こうだたけみ
作品へ
(2020-06-26)

斉藤木馬さんへ 私も最終連がいいなと思いました。「愛着はあれど執着はしない」って大事ですね。私もそんなふうに生きたいです。

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