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夜へ
山が 逆光により 稜線だけを際立たせ 漆色の存在として立ちはだかり その上を 橙と紺が 層となって 山の上を満たす 夕日 太陽の余韻がまだ残る 山向こうに歩みを進め どこかの誰かへ 光を差し込んでいく 橙が赤く 紺が濃く 次第に夕日のカクテルは 混ぜ合わさって 夜となる 空も山も 夜へと変わっていく 月が何も言わず 輝き出していた 太陽よ さようなら 月よ こんばんは やれる範囲で 仄かな光で照らしておくれ 帰り道につまずかないように 月よ もう寝るよ 太陽よ また明日
夜へ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 637.7
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2025-04-20
コメント日時 2025-04-22
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


夕日の描写が、とても美しいです。 橙と紺が層になって、とあるのですが、 はっきり二層に分かれているのではないことが、ニュアンスより伝わります。 >山の上を満たす であったり、 >夕日のカクテル であったり、 何気ない表現の細部にまで手を抜かない、 作者さんの姿勢が伝わって参ります。 ですから、この詩は、 これほどまでに力強い存在感があるのではないか?と思いました。 ありがとうございます。
0最後のところ、いいですね。 何でしょうね。 夜明けの景色、上弦の月を思い出しました。
0なぜだか「死」を連想させるような作品です。
0何気なく見た山の向こうに沈んだ夕日を、できる限り言葉を尽くして描写していきました。 それがよかったようですね。 力強いという評価、感謝です。
1何気なく夕日を見て、「また明日」という言葉が出ました。 夜明けではなかったのですが、そういう風に読んでもいいかもしれません。
1死に向かうとかそういうつもりはなかったのですが。また明日とかありますし。 黄昏時を扱ったので、そう思う余地はあったかもしれませんね。
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