西瓜頭は流星になれない - B-REVIEW
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萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

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それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

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言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

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カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

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きょこち(久遠恭子)

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海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

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きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

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だれのせいですか

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二酸化窒素

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西瓜頭は流星になれない    

手首を切ると痛いから、心を切れば涙が流れる。 流星になれない。 道路標識にちゃんと従ったのにね、おかしいね、何が?、僕が。 哲学者が書いた本が哲学書になるなら、手を引いて、思索の海に連れていって、ビーチパラソルは用意するから。 ピカチュウとイーブイのシートを敷いて、サイダーに泡を吹かせたら、サメの浮き輪をふくらませて、沖に出ようよ。 プラトンがサーフィンしてるよ、思考の波に乗ってるよ。 ソクラテスはゆっくり身体を伸ばしてる、準備運動は大切だからね。 アリストテレスはウェットスーツのジッパーを上げたね。 ここはフィロソフィーサーファーの海辺。 僕は何にもなれない西瓜頭、割られて、中身を飛び散らせる役目。 宮沢賢治と脳相撲をして勝てたら、百万円、挑戦してみたら? 水着の紐をしっかり結ぶのが君、それをほどきたいのが僕。 需要と供給のバランスが、均整の取れた三角形になったことはないよね。 手首を切ると痛いから、自尊心を叩き壊す。 ポッケに入った自尊心を叩くと、自虐心が二つ。 何にもなれない西瓜頭は、汁を垂らして、赤い果肉。 どれだけ種を飛ばしても、流星になれない。 内蔵した魂を発露する秘密、三週間では学びきれないはず。なのに。 そんな真剣ゼミの学習キットを探してしまう僕は愚かで、おろろ〜ん。 苺ジャムパンに回帰する、夕涼み会を懐古する、そんな日もあったね、って。 だから、ヒグラシの泣く黄昏で、待ってるよ。


西瓜頭は流星になれない ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 1149.4
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 4

作成日時 2021-02-13
コメント日時 2021-02-28
#ビーレビ杯不参加
項目全期間(2024/04/19現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性11
可読性11
エンタメ11
技巧00
音韻11
構成00
総合ポイント44
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性0.50.5
可読性0.50.5
 エンタメ0.50.5
技巧00
音韻0.50.5
構成00
総合22
閲覧指数:1149.4
2024/04/19 10時32分54秒現在
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    作品に書かれた推薦文

西瓜頭は流星になれない コメントセクション

コメント数(6)
福まる
福まる
作品へ
(2021-02-13)

一言言わせてください「表現がエグい」でも、「死」に向かう登場人物の特徴が少し分かります。まだ私のレベルでは若干読みにくいです。

0
トビラ
福まるさんへ
(2021-02-14)

福まるさん、ありがとうございます。 >「表現がエグい」 ですか? それはヤバいとかそういう意味合いで受け取っていいのでしょうか? というか、そう受け取ります、ヨシ! >「死」に向かう登場人物の特徴 それはどういう特徴なのか、気になりました。 作者として。興味津々です。 コメントを寄せてくださってありがとうございます。

0
福まる
福まる
トビラさんへ
(2021-02-15)

「西瓜」に代表されるように赤い色の表現のことです。

0
トビラ
福まるさんへ
(2021-02-15)

ああ、血を連想させるような感じですね。 お答えいただきありがとうございます。

0
田邊容
作品へ
(2021-02-21)

とても純粋に、読んでいて楽しめました。 ピカチュウとイーブイのシートを敷いて、サイダーに泡を吹かせたら、サメの浮き輪をふくらませて、沖に出ようよ。 特にこの一文は音もよくて、リズムもいいなと思いました。 全体として固有名詞を思いついたように持ってきたり、手首を切るだとかのいささか手垢のついたイメージが膨らんだりずれたりせずにそのままぽんと出てきたりと、「軽い」印象を受けました。その「軽さ」がポップネスとしてグルーヴを生んでいる一方で、結局のところ「西瓜頭が流星にはなれない」という事態に重力が発生せず、ただの冗長な独り言に終わってしまいそうな印象もあります。 どれだけ種を飛ばしても、流星になれない。 この比喩はやられました。西瓜の種と流星を重ねるのは個人的にすごくパーフェクトな距離感のように思えました。 あとは、前後しますが「思索の海」という形骸化した比喩をビーチパラソルという語から無理やり海本来のイメージに接続していく箇所も楽しいですし、「愚かで、おろろ〜ん。」など、どこかとぼけていて思わず口が緩みそうです。 宮沢賢治がいきなり出てきて腕相撲と結び付けられるのは本当にわかりませんでした。もしかすると流星あたりのイメージと繋がっているんでしょうか。語り手のテンションが高いことは伝わってきました。 結局よくわからなかったのですが、うふふ楽しいねって言えればそれでいいような気もしています。読ませていただきありがとうございました。

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トビラ
田邊容さんへ
(2021-02-28)

田邊容さん、ありがとうございます。 返事が遅くなりすみません。 全体としては、楽しんでいただけたようで、よかったです。 前はポップなものは書けなかったのですが、今は、ポップ風味なものを書けるようになったかもしれません。 少しは表現力が向上したということだと思うので、それもよかったです。 ただ、悪い意味で軽くなってしまったのは、僕自身がそんなに「西瓜頭は流星になれない」と思ってなくて、西瓜頭だって、なにかこうあるんじゃないか?と思ったりするので、そのあたりの思いの深度が浅いからだと思います。 自分が思っていないことを書いても、軽佻浮薄になってしまうということでしょう。 そこは反省点です、ご指摘いただき、ありがとうございます。 自分自身、書いていてけっこう乗れたので、個人的にも楽しかったですし、種のところなどお褒めいただけた表現もでき、それも含めよかったです。 個人的な反省をもう一つ言えば、最後の方を少しまとめようとしすぎたところですね。 それこそ、饒舌に続いていきそうだったので。 とくに最終行はまとめてオチをつける感が強くて、もう少し改善の余地がありそうです。 音や韻律のよさも、ここ数年、意識して取り組んできたところなので、成果が出てきたかな。 時間をかけないと磨かれないものもあるものですね。 それでは、ありがとうございました。

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