作品投稿掲示板 - B-REVIEW

田邊容


投稿作品数: 15
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個人的にはこの筆致は大好きです。伝わる可能性を全く意図しない言葉は空虚だとは思いますが、その投げやりさはこの作品からは感じられない。 でろり-出ろり-理路 とか、 手の毛 とか、 むす-蟲 とか、 飛躍のリズムが野性的で、読んでいて楽しかったです。 苔/むすのガクンとしたリズムからもう一段階速度が上がって、最後はきれいに走り抜ける。 もし作者さんが目の前におられたら、想定されていた読みと、自分が脳内で読んだ読みを照らし合わせてみたいなあなんて思いました。「魚」とか。 猿猴がen-corpseとかだったら面白いです。そんな英語ないか。なくてもいいですよね。面白いなら。 ただ、文体にこだわっているからこそ、背後の物語/意味に妥協があってはつまらないと思います。 今作においては、ある程度まとまってはいるけれども、まだもっと深みが出せる余地があったんではないかとも思いました。 (玉抜かれてcorpse)

2021-04-17

お読み下さりありがとうございます。 沙一さんのたとえ自体がとても優しい眼差しだなあと思います。そのイメージを念頭に読み返してみました。 何かを擬人化することって、対象を自分と同じ人間であると考えることで、私はそれを優しい行為にカテゴライズしたいです。 エヴァ、暗喩の暴力だと思います。劇場版はまだ見ていなくて、TV放送版の印象なのですが。劇場版やはり見るべきでしょうかね。 「笑う練習」、たしかに! (紅海/海紅)

2021-03-22

タイトルをひらがなにひらくことにかけているつもりはなかったのですが、文体が好みとのことで素朴に嬉しいです。 文章の凝縮について。ひらがなが単純にかさばるのも原因のひとつかもしれませんが、それは選択したことなので、それよりも意識できていなかった流れだとか、構成を吟味するべきなんだなと思わされました。贅肉の削ぎ落とし。 実は以前にも別の文章に別の方から同様の指摘をいただいたことがあって、そのときは結局理解できていなかったんだと思います。 胸がふるえた、という感想をもらえてちょっと胸がふるえました。 (ひらいて、とがって)

2021-03-21

本文が左右対称に見えて美しい。純粋な形状としては違うけど、本文中にちゃんと右と左が出てくるからそう見えるのでしょう。対になる語で中心部を何重かに挟み込んでいる。 味噌汁や渦、kelpとcapeなどのイメージを介して、日常と古生代がだぶってみえる。その異界を発生させている渦の中心にいるのは「矢嶋さん」。 一見したところただ適当に書かれた、とぼけた雰囲気の作品かと思った。読んでみると計算された面白さにやられた。まるでただの石ころだと思っていたものがアンモナイトの化石だとわかったときのように、楽しい体験だった。 (渦巻くよ、矢嶋さん)

2021-03-20

タイトルがよかった。虚飾がないように思えた。 自分でこのタイトルを言いながら全くやめる気配なくぴんぴんしている姿が目に浮かんで、ちょっと面白い。そういうシーンではないのかもしれないけど。 本文では「今日のiPhoneの選曲はなんだか可笑しいの。」が、もっとも広がりがあることばになっていると思った。後のことばは、言っていること以上のことは言えていないか、以下ではないか。 日常の一瞬を立ち上げたいという志向が伝わってきた。でも、まだ先があると思うのです。 (タバコの吸いすぎで死亡 享年31歳)

2021-03-20

とても純粋に、読んでいて楽しめました。 ピカチュウとイーブイのシートを敷いて、サイダーに泡を吹かせたら、サメの浮き輪をふくらませて、沖に出ようよ。 特にこの一文は音もよくて、リズムもいいなと思いました。 全体として固有名詞を思いついたように持ってきたり、手首を切るだとかのいささか手垢のついたイメージが膨らんだりずれたりせずにそのままぽんと出てきたりと、「軽い」印象を受けました。その「軽さ」がポップネスとしてグルーヴを生んでいる一方で、結局のところ「西瓜頭が流星にはなれない」という事態に重力が発生せず、ただの冗長な独り言に終わってしまいそうな印象もあります。 どれだけ種を飛ばしても、流星になれない。 この比喩はやられました。西瓜の種と流星を重ねるのは個人的にすごくパーフェクトな距離感のように思えました。 あとは、前後しますが「思索の海」という形骸化した比喩をビーチパラソルという語から無理やり海本来のイメージに接続していく箇所も楽しいですし、「愚かで、おろろ〜ん。」など、どこかとぼけていて思わず口が緩みそうです。 宮沢賢治がいきなり出てきて腕相撲と結び付けられるのは本当にわかりませんでした。もしかすると流星あたりのイメージと繋がっているんでしょうか。語り手のテンションが高いことは伝わってきました。 結局よくわからなかったのですが、うふふ楽しいねって言えればそれでいいような気もしています。読ませていただきありがとうございました。 (西瓜頭は流星になれない)

2021-02-21

なかたつさん、コメントありがとうございます。 ここまでの量をもって書いて下さって(おそらくがっぷりと時間をつかって下さって)感謝に堪えません。いただいたコメントに見合うものが本当に書けていたかと自問せずにはいられませんが、前向きにいこうと思います。 転調、ずれという言葉で、自分の無意識下にあった一面が大きく現れてきたように感じています。どこかずれていると感じること、そしてずれていくこと。そのことにどう意味を与えるのか。それが潜んでいたテーマだったかもしれません。 いただいたコメントを読んでいて、独白/対話と、象徴が持つそれぞれの効果がより明確になってきたように思います。そして、それらの連携・配置をもっと考えなくてはいけないな、と。 独白、とした部分に関して、好きと言っていただける箇所があってよかったです。強い感情を持つとき、人って言葉がつっかえたり、絡まって出てくるものだと思うのですが、そういう言葉って時として普通に順序よく綴った言葉よりも高い伝導率で、感情を伝えることがあると思うし、そういう偶発的な発露の瞬間が好きなんです。いわゆる普通の言葉が持つ伝わりやすさ/伝わりにくさを超えた言葉を用いることへの欲望があります。 他者との差異を見つける眼差しを自分へ向けている、そしてそれが自傷行為のようでもある、というのは私にとって鋭い指摘でした。つまりここで語り手が「差異を見つける」という行為の内に、対象を蔑むという色が含まれている。それが跳ね返ってきているということですね。 「できるかとはもう聞かないでくれ」がなかたつさんに与えた「実はできないのだろうなあ」という印象について考えています。「少なくとも僕にはできません」とも仰っておられますね。少し作品の外側の話になってしまいますが、以前友人と話していて「やっぱり殺意が足りないんじゃないか」なんて言葉が出たことがありました。もちろん一般的な意味あいではなく、必死さとかそういうどちらかというとポジティブな意味を共有していたように思います。もちろん作中での語り手が使った意味と即ちイコールではありません。なかたつさんがそういう印象を受けられたというのが、なにかとても興味深く感じています。このテキストはそういう風に読みうるんだ、そういうものを自分は書いたんだ、という発見。また、読み手の何が影響したのだろうか、という想像。この行為自体も広義の差別(≒差異を見つける行為)なのかもしれません。 最後に、やっぱりタイトルに関して、これからずっとできる?できる?と訊かれ続けるのは嫌だな、と思いました。自分で書いておいてなんなのですが。 重ねて、コメントを下さりありがとうございました。 (できる?できる?できる?あなたに?)

2021-02-17

福まるさん ちょっとタイトルは押しつけがましかったかもしれません。 読後に、自然と気持ちが動いてしまうものであればいいと思います。そのことをもう一度考えたいです。どうしたらいいのか。 読んで下さりありがとうございました。 (できる?できる?できる?あなたに?)

2021-02-13

表題や一部のフレーズが、同一のアーティストによる聞き覚えのあるものなのが、少し引っ掛かりました。 他のいいと思う箇所も安心して読むことができないので残念です。 わからなさに宿る……からの二行は瑞々しくて好きです。 読者を嘲る作為的な悪意からの借用でなく、心底好きだからこそのことであることを願っています。 (いのちに相応しい)

2021-02-08

白川ロイヨさん、コメントありがとうございます。 印象に残った部分を挙げて下さいました。やはり力のある文は、ものごとに対する態度、まなざしとイコールのように思えます。少しでも強く世界を見られていたらよいのですが、近ごろは精神的な視力が衰えているように思えてなりません。なんとか戦っていきたいと思っております。 空行、ひいては文章全体の形態については適切な形状を選べていないことがまだ多い気がします。改めて意識を向けたいです。 とても参考になりました。ありがとうございました。 (ラジオ体操第一)

2021-01-02

羽田恭さん、コメントありがとうございます。 印象に残った点を挙げてくださり、なおかつ返詩まで。 どの箇所がうまく響いていたのかを、率直にかんじることができました。 リズムに関しては、外れるほうに魅力を感じる性分なのですが、そもそもどこから外れるのか、というとおそらく下さった返詩にも用いられている七五調なのでしょう。 格を感じさせるような破格、というのが理想かもしれません。 再考のきっかけを頂きました。 重ねて、ありがとうございました。 (ラジオ体操第一)

2021-01-02

湯煙さん、コメントありがとうございます。 そうした作品、周りに観察の目が向いていないのが要因でしょうか。少なくとも自分はそういった状態だったように思います。 ご指摘下さった箇所に関しては、当初流れとして必要だと思っていたのですが、今改めて見てみると野暮かもしれません。 説明的な印象を与えかねないというのは、書こうとしたときの内面の凝縮不足であると思います。削ぎ落とす覚悟を持たねばならない、と思わされました。 いくつかの語句は惹きつけるようとのこと、皮一枚繋がった心持ちです。 いただいたコメントを契機に、見通しのよい視点から振り返ることができた気がします。とても助かりました。 重ねて、コメントありがとうございました。 (ラジオ体操第一)

2020-12-30

語り口が軽妙で、言葉がそれぞれの篇に必要な分だけ使われている印象です。 衒いがなくてやさしいなと思いました。 読み過ぎかもしれませんが、最後の「にせウルトラマン」が哀しさだけでなく暖かみが感じられて好きです。それまでの筆致と、特に直前の「いつかは帰れる」という言葉が響いているのが大きいような気がします。 はじめへと「いつかは帰れる」のに、お家には帰れず、そして昨日にも戻れ(帰れ)ない。全編に通底している時間への眼差しをみるとき、また面白い読み方ができるかもしれません。 (クロッキー 4 (夜盗))

2020-12-30

作者には、書きたいことがないのではないか、と思った。少なくとも今は。なんだか、「これもまあ詩だよな」「これもまあいけるか」という言葉をかき集めたような印象を受けてしまいました。感情や必然性でなく手先先行というか。私自身がそういう弱さに捕まることがあるので、そう見えただけかもしれません。見当外れだったら申し訳ありません。自己を変容しようとする格闘の産物であることは、間違いないと思います。 (汚水の苔脅し)

2020-12-13

扱われている内容に重厚感があっていいなぁと思いました。また、宇宙・闇の黒色と地球・空の青色の対比がきれいで好きです。 ただ、一部の仏教用語(乱暴なまとめ方ですが)に関しては、使うのが難しい言葉だと思います。よほど親しんでいなくては、腰の入ったパンチをこの言葉で打つのは難しく思われます。私の読解の未熟、また好みもあるでしょうが、あまり効果的な配置とは感じられませんでした。 「闇のなか見送った命」の部分を、もっと詳らかに読ませて欲しく思いました。ほんとうは黙することこそが美徳なのかもしれないですが。 (古い小道)

2020-12-13

タイトルの漢字もきれいなチョイスだと思いましたし、「世界でもっとも消費されている生き物」、「この中指の先っちょに~」等、パワフルかつ繊細な語、「※たくさんの注釈をかかえた罵倒」とその連みたいに平静なまなざしなど、一発一発のパンチが重くて好みでした。 「プライドとフライドポテト~」は、(女性としての語り手の意識の)プライドと男性性のすき間に(消費されるばかりでその実態を永遠に確認され得ない未確認生物=UMAとしての)女性の意識における「かなしみ」と取りました。 総じて、ここは浮いているのではと思った箇所が実はぼんやり繋がっていたりと、興味深い読文体験をすることができました。 ただ、いくらか断片的なようにも思いました。もう少し流れるように文字自体を追う快があれば、読者がもっと楽に読めたような気もします。 (朦朧と檸檬)

2020-10-09

てんま鱗子さん、コメントをありがとうございます。 内容に引き込まれて下さったのでしょうか。特に語りかけの温度感みたいな部分に着目して下さったと理解しました。 葛藤とかためらいとか、せめぎあう感情がきれいだなと思うのはわたしもそうです。 そういうものを書きつづけられたら、と思う次第です。 ありがとうございました。 (なあ、なあ。ほんでさ。)

2020-09-25

楽子さん、読んで下さってありがとうございます。 ストレートに好きと言って頂けるのはなんとありがたいことかと思います。 鈴虫の鳴き声っていいですよね。最近聴いてないのですが。 感情を引っ張りだされるようとのこと、嬉しいです。そう感じていただけたことが、最上のような気がしています。 ある意味成功だったと思わせていただけました。 ありがとうございました。 (なあ、なあ。ほんでさ。)

2020-09-25

笑いました。というのが、一番適当かつ誠実なレスポンスのような気がしています。 ネットスラングでいうなら 「大分むぎ焼酎 二階堂」。 草 です。 個人的には楽しませて頂いたのでここで終わってもよかったのですが、ただ、実験的な作品であるという作者さんの言葉がせっかくあるので、その点を考えてみました。 実験である以上、最上の結果は「新しい事実の発見」であるかと思います。次善の結果として「新しい事実がこの手段では得られなかったという発見」があると思います。 どちらかと言えば、この詩の功績は後者に留まるのではないでしょうか。 「インターネットの露悪を、詩の異化構造の中に直接組み込んだらどうなるのか」という実験自体は、それほど珍しい試みではないように思われます。 そして、私の個人的な知識の範囲では、この詩の構造(=実験)は、過去にも何度もあったように思うのです。新しい事実は発見されていないように思います。 もしかすると、「露悪」という点に新しさを認めてもよいのかもしれませんが。 ネット文化そのものを対象に取る詩自体はネット詩がある以上絶対に昔からあったと思うので、詳しい方に歴史を踏まえてお訊きしてみたいですね。そういう記事も探せばあるのでしょうか。 この詩の「実験成果」を誠実に批評するならその辺りの知識が必要になってくる気がします。 (INTERNET)

2020-09-22

言葉選び、モチーフ選び、場面選びの嗅覚が鋭い方だと思います。ただ最後の三行は少しよくあるイメージに流れ過ぎたのではないでしょうか。外側を探るのか内側を探るのか、またそれが作者自身のものか作品内人物のものかは別にして、探せばまだ何かあったのではという気持ちになりました。 (ベランダ)

2020-09-21

作者の他の作品を読ませて頂くに、色んなスタンスを試しておられるのかなという気がします。 内容に関しては、私の読解力がないのか、作者の方と感覚が違い過ぎるのか、それとも説明が不足しているのかわかりませんが、初めのうちは読めば読むほどよくわからなくなりました。「命を慈しむわけでもないというポーズをしながら結局は心を寄せてしまう心優しいオレ」みたいなとても陳腐な視点に読めたからです。 が、時間をかけるうちに、そうではない読み方ができるような気もしてきました。 最初はポーズに見えていた「命の盛りではあるけれど べつに、とくべつ命を慈しむわけでもないのだ」が、心底真実であるという可能性に思い至ったとたんに、そこがこの詩の核としてすごく力を帯びてくるように思いました。周辺の、カブトムシを思いやるような自然な物言いと相まって、この世で自然体であることの冷淡さが押し寄せてくるようでした。少なくともそう読むことができそうだと思いました。 どういう意識のもと書いておられたのか気になりますが、野暮ですかね。あまりにも筆致が平板なため、読み飛ばしてしまいかけました。 「自分の息が荒いことに気づいた」、「空は高くそっけなかった」は今もよくわかっていません。意図された飛躍か、ありがちな文で雑に纏められてしまった結果か。 私の感覚からすると説明が少なく、読みにくかったですが、他の方の印象も聞いてみたいです。コメントがつけばよいのですが。 長々とまとまりのない文章ですみません。このコメントを少しでも何かしらの参考にして頂ければ幸いです。 (炎天とカブトムシ)

2020-08-17

帆場 蔵人さん コメントくださりありがとうございます。 上のコメントでも正直に申し上げているのですが、書き始めの段階で読み手を意識してはいません。全てを計算して、意識的に何か一つの答えが読み取れるように書けるほどに賢い人間だったらよかったです。ただ、強い感情だったり無意識に通底している私の中の深いところの何かをできるだけ一貫しようとはしていますし、推敲の時点で少なくとも自分には一つのテーマを念頭に読めるように書きました。 その態度が文章だけでも確かに伝わったこと、読み取って下さったことが嬉しいですし、安心できました。 私自身も、時間を置いて読むとどうなるのか、今は楽しみに思えております。 重ねて、コメントありがとうございました。 (頭の炭でだけ)

2020-08-07

藤 一紀さん コメントくださってありがとうございます。 否定的な批評を頂くこともあり(それも勿論有難いことです)、要らぬ迷いが生じていたのですが、私自身、この作品をなぜ良いと思ったのか思い出すことができました。どれだけありがたいコメントかわかりません。 私は、書き始めるときに読み手を意識して書く書き手ではありません。 この態度がどれほどの人に否定的に取られるかはわかりませんが、私にとっての自然な言葉の発露は、そうなのです。だから、その言葉をそんな風に受け取って下さったことがわかって、本当に嬉しいです。 コメントを書いて、伝えて下さりありがとうございます。 (頭の炭でだけ)

2020-08-07

七五調のリズムと素朴な雰囲気にほっとしました。 最初の五行と最後の二行がすごく優しくて好きです。 「いとしおしく」は誤字でしょうか。 「もともと一つだったかのような」からの二行はいきなり傲慢さを見せられたようで違和感がありました。私がまだ若いだけかもしれません。 (あなた2)

2020-07-04

読ませていただきました。 作者にだけでなく、読者にも面白く読ませる腹が決まればもっと重みやエンタメ性がでてくるのかなと思います。作者がそうしたいかどうかはわからないのですが。 静かなリズムは好ましいです。 (罪)

2020-07-03

藤 一紀さん、コメントありがとうございます。とても参考になるのでありがたいです。 良いと思ってもらえてよかったです。 それぞれの連で、文体を具体的なものから抽象的なものへと3段階に意識して変えてみたのですが、やはり言及いただいている箇所を含む2連目が一番よさそうでしょうか。 藤さんは想像で読み込んで下さいましたが、その文脈的な部分もこちらから提示するのが書き手の親切であり、技術なのかもしれないと思わされました。非常に大きな気づきでした。 重ねて、ありがとうございました。 (Ī)

2020-06-10

<じっと黙っていても彼の中では <過程だけが猛烈な速さで通過するのだろう とか、 <はるか遠くからやってきた/誰のものでもない <責任に答えようとしていた とか、好きです。 全体を通して、何だか不思議な感じ。話が見えるような、見えないような。重たいような、軽いような。一読では私の目にはぼやけている箇所も多いのだけど、読めば読んだだけ情景が広がってくる気がします。 海の生き物であったこと。そこにどんな思いがあったのか。説明は少ないのだけど、読んでいて楽しかったです。 (速さについて)

2020-05-21

「確かめようは無く、これは別に確かめたいとは思わない」に重みを感じます。淡々とした筆致は技巧とは縁がなくとも好ましく読めました。 ただ、「酷くどうでも良いのだ」から最後までは、まだ何か書きようがあったのではないかと思います。私の技量ではどう書けばいいかというところまではわかりませんが。 「人の話」は面白いな、と思いながら読んでいました。 (無礼者)

2020-04-25

一読して、これが歌詞であるような印象を受けました。 この詩単体に対しては、あまり心を動かされませんでした。純粋に詩として見た場合、主題、構成など工夫の余地はあると思います。 ただ、個人的には「新しい記憶」という表現は目新しく面白かったです。 「歌詞っぽい」構成ではなくなったときにどうなるのか、気になります。 もしくは、このサイトは動画の添付も許容されてます。ご存じかとは思いますが、ご参考まで。 (そらに還るまで)

2020-04-23

ナイスポエムとのお言葉、ありがたく頂戴します。 「ポエム」って揶揄として使われうるし、そう言われる詩は大抵実際に魅力的ではない。でも「ポエム」的でありつつ、そのことに自覚的なまま「いい」に帰着できるのかを確かめたかったのです。Um Fantasmaさんがナイスポエムと言ってくださったことで少しだけそれが確かめられたかなと思います。 喋りかけるような雰囲気というのは、あまり自覚していなかったですが、確かにそうかもしれません。別角度から言語化されると、認識の解像度があがるのがわかります。 ありがたいコメントでした。ありがとうございました。 (線が夏が返送が不信が)

2020-04-23

 南雲さん、コメントありがとうございます。  今回は自分のポップさ、通俗性みたいなものと一度向き合ってみたのです。  やはり少し陳腐だったでしょうか。もっと目を向けるべき、取り逃がしたモチーフがあったかもしれません。ご指摘、感謝です。  味わい深かった部分として、幾つか挙げてくださってますね。いいと思うものをいいと思ってもらえるのは率直に嬉しいです。  また、最後に入れてくださった読みですが、興味深く読ませて頂きました。書かれた詩があって、それに対する読みが返ってくる。高度なコミュニケーションだなと思わされます。(思っているだけかもしれませんが)  読んで下さり、ありがとうございました。 (線が夏が返送が不信が)

2020-04-21

鳥と文鎮の比喩がものすごくいいと思います。あとは、あんまり面白くなかったです。恐らく正直に書かれているのだろうし、その真摯さは伝わってくる。でも、面白くはない。率直に書くことと技巧を凝らすことは相反しているかもしれませんが、それができたとき詩に込められたあらゆる誠実な感情は一つ上の段階に至るのではないでしょうか、読まれるものとして。最初に挙げた箇所は、情感と技術の融合がうまくいっているところだと思います。 (生きもの)

2020-04-21

ちゃんと書きたい内容があって、それがちゃんと万人に判る形で提示されている親切さがある。この作品では自分含め多くの書き手が気を配れないことが、自然にできておられるように思う。 前作からすこしスタイルを変えられたようだが、このスタイルのほうが読みやすく、情緒もかえって深く残るような気がします。 この作者がこれからも、毀誉方便に振り回されることなく作品を作り続けてくれることを願います。 (君に会いたい それだけなんだ)

2020-04-21

少女屋さん 読んで下さりありがとうございました。 コメントを読ませていただいて、気に入って下さったであろうことが心底わかりました。 挙げていただいた箇所はどれも、もしこの作品が自作でなかったら私自身挙げるであろう箇所です。気に入っております。 漢字とひらがなの使い方による印象は、私自身拘りたいと常々感じるところです。少女屋さんには刺さったようで嬉しい限りです。 うつくしいことばとの評、ありがたいです。このようなコメントを頂けて、光栄に思います。このコメントを抜粋して、ポップにして、本屋に置いて欲しいくらいです。 とはいえ自作の粗もわかるので、書き続けてもっといいものが書けたらと思います。 ありがとうございました。 (うつしみ うつせみ)

2020-01-28

ミリウェイズさん 言及されるとしたらやはりそこですか。参考にさせていただきます。 コメントを下さり、ありがとうございました。 (うつしみ うつせみ)

2020-01-28

読み手の感性の問題もあると思いますが、純粋さが裏目に出ているというか、あまり魅力的に感じません。どこかで見聞きしたようなフレーズが多いように思えます。 ただ一箇所感銘を受けたところがありまして、 <昼前の 薄い琥珀のような 澄んだ空気 というのは驚きました。私としても長年、あれをどう言い表したらいいのだろうと頭の片隅にあったのです。この部分に関しては、純粋な感性の勝利だと思いました。 (昔の君を)

2020-01-26

纏まっていないとのこと、コメントありがとうございました。 自分でもわかるほどの妥協がありました。 良いものが書けたときに、また投稿します。 ありがとうございました。 (読まずに食べて)

2019-12-13

こんにちは。コメントさせて頂きます。とても好ましい気の抜けかたで筆を取られている印象です。自分もこういうふうに書けたらと思うような筆致のひとつです。その印象の中にあって一種冷徹なまなざしもかいまみえて、全体がそれによって引き締まっているようでした。 「アフタヌーンチャーハン」とても惹かれます。掲示板を流し見していたときに目に留まって、おっと思って読みました。ですけれど最後の一行全てをまったく同じワード一つに任せるのはどうなのかな、と思ってしまいました。もう少し試行錯誤の余地があったのではないか。 新井と鈴木の音遊びもすごく楽しいです。ここからさらに彼らに関して膨らませる余地があるのじゃないかとも思いましたが、この詩に感じるさらっとした軽さが損われるかもしれないので、やっぱりこのままでいいかな。判りません。 とっちらかったコメントをお許し下さい。結論、楽しませて頂きました。ありがとうございました。 (炒飯的午後)

2019-12-04

survofさん まずは、とても丁寧なご指摘を下さりありがとうございます。今の作品に足りない部分はすべてアドバイスを頂いたのではないかと思うほど参考になります。 ご指摘を頂いて、視覚的な読みやすさが確かに欠けているのに気付けました。このような散文の形態で、この密度で提示するとき、ひらがなによる可読性の低下がより許容されにくくなることに気付けました。 普段は散文調はあまり用いないので、その意識のまま書いてしまったこと、またひらがなに開いてはいるものの効果的でないものが多くあること、が今回の失敗の一側面でした。 文の関連性の薄さ、に関しても本当にその通りだと思います。書いて下さっている一つ一つのことが納得できますし、自分がそれをこの作品でできていないことが理解できます。 >まずは、読者を引き込んで少なくとも字面だけは一気に読ませてしまうだけの仕掛け その結果として、内容からの作用、というのは目指す形としてわかりやすく頭に入ってきました。 今回の作品では、読者に読ませようとする意識が圧倒的に足りていなかったと痛感しました。 なんとか次、すべてにおいてクオリティを上げたものを書きたいと思います。ありがとうございました。 (縦糸、の発音)

2019-10-21

左部右人さん お読みくださり、ありがとうございます。 改行をしていないことについて、挑戦的との評をいただけたことが唯一と言っていい救いかもしれません。 いつの間にか、悪い意味で独りよがりな書き方に終始してしまっていたようです。 情動を煽れるものを産み出すために、イメージや切実さをどう落とし込むかということ、またどうすれば効果的に落とし込んだことになるのかということ。今私が考えなくてはならない部分だと思います。 私にとっては充分に有益な感想でした。ありがとうございました。 (縦糸、の発音)

2019-10-21

お読みくださり、ありがとうございました。悪くもなく、良くもない。振り返るにつれ、おっしゃる通りだと思わされています。個人的な切実さ、みたいなものがうまく書き込めなかったように思います。それが「他の誰かがすでに書けているもの」という南雲さんが言われる印象に繋がったのかもしれません。 次の作品をより良く書きたいと思えます。ありがとうございました。 (縦糸、の発音)

2019-10-19

語りのリズムを自分の中に持っておられる方だと感じました。 表面的な批評にはなってしまいますが、~もくものすであった、という一種の幻惑が、ともすれば流れすぎてしまうリズムにいいアクセントをもたらしていると思いました。 また、)( これなど面白い解釈ができそうで、刺激を受けました。 ただ、登場するモチーフが少し漠然としすぎている気がします。男の子、女の子、光、など。作者さんにはもっと言いたい細かいことがあるのだけど、それを含んだより大きい範囲をもつ言葉で言っている、みたいな。もう少しそれぞれのモチーフから作者個人のイメージの世界に入っていけたらもっと面白いと思いました。 (蜘蛛の巣)

2019-10-16

語と語の距離感だったり、指示対象と語の比喩の感覚がすごく鋭敏だと思いました。 藍染め液~ 希釈する~ の二行は特に、わたしが言おうとして思いつけなかった言葉を、跳躍して拾ってこられたんだな、と感じる。 わたしがいちばん好きなのはそこでした。いいのを読ましてもらいました。ありがとうございます。 (Note:)

2019-09-29

力が抜けていて好きです。一文一文が同じくらいの長さで、リズムよく放り込まれる。断片的だけど、話も見えてきて想像したくなる。 なにより、用意された画像がよかったです。このサイトの仕組みを活かした魅力的な作品だと思いました。 (携帯海月)

2019-08-24

藤 一紀さん 何度か読んでくださっていたとのこと、そして何よりコメントをくださりありがとうございます。 言葉の使い方について、言及をいただけてうれしいです。 本を読んでいても、きれいなリズム・字面の文章と、そうではない文章があるような気がします。きれいな文章はよくぼんやり目が上滑りしますし、そのせいで意味が把握できなかったとしても、文字を追うことそれ自体の快が発生しています。それはすごいことだと思います。 私自身もそういう文を書ければ、と思っている次第です。 その感覚を、とてもしっくりくる表現でおっしゃっていて驚きました。いいコメントをいただいたなぁと感じております。 ありがとうございました。 (呼吸癖)

2019-08-17

るるりらさん 「蕣」の一字を調べられたとのこと、私のほうがなるほどと思って読ませていただきました。咲いている時間が短い花、に使われる字なのですね。「朝顔」ではしっくりこないと思い、恥ずかしながら初めて使ったのです。勉強になりました。詳しいことは調べておりませんが、瞬間の「瞬」の字のつくりが舜ですね。そのあたりの繋がりもふと面白く思いました。 選挙カーなど、あまりセンチではない言葉を自分の言葉としてどう扱うか、というところも課題だったように思います。 ていねいに読み込んでくださっているように感じます。それに耐えうるものを書きたく思います。 「ルピナスさん」、お薦めくださりありがとうございます。図書館に行って読んできました。正直に申し上げて少し好みから外れていたのですが、それでも優しい作品だと思いましたし、絵本を薦めてもらい読むということがすでに替えがたい経験でした。重ねてありがとうございます。 私からも、あすなろ出版から出ている、小川未明の「月夜とめがね」(画:高橋和枝)をお薦めさせていただきます。ご存じの可能性も高いと知りつつ。 簡単ではない読書体験とおっしゃっておられ、私としてはすごい賛辞を戴いた気になります。 コメントありがとうございました。 私も何かを見るときに何かを思い附けられるような、そんな精神でありたいと思います。 (呼吸癖)

2019-08-17

個人的にこういった読んでいてリズムがいい作品が好きなのでコメントさせていただきます。 まず、解釈をさせるにはちょっと作品として説明不足なのではと感じました。(もちろん、私の読解力不足かもしれません)なので表面的な印象の批評になることをご容赦ください。 どぷりと泳いだ目がみゆる の一節、好きです。イメージが飛躍していて想像力を掻き立てられました。 あなたの口紅黒もった 黒もつ?という動詞のように読めました。意味はわからないが、そのわからなさが魅力になる部分だと思います。 残りの部分は、あまりイメージとして新鮮な印象を喚起されませんでした。わらった、の五連続(と読み取りました。実は六個目、七個目が隠されているとかだったら痺れます)も、あまり活き活きした表現には思えませんでした。印象の強い表現が選ばれてはいるけれども、その組み合わせにあまり意外性がない。 全体として、基本的に7拍、5拍のリズムが念頭に置かれていると思いますが、これはかなり強い設定というか、リズムとしては王道だと思います。なので、このリズムを大事にして作る場合、詩の他の部分でもうひと工夫が欲しいと思ってしまいます。 強力なイメージの化学反応とか、逆にものすごくまとまった雰囲気とか。 解釈以外に終始してしまい恐縮ですが、なにか一部分でも資するところがあれば幸いです。 (歪熟れ面)

2019-07-30