「My Religion」stereotype2085さんとの共作 - B-REVIEW
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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

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「My Religion」stereotype2085さんとの共作    

月が霞みがかる寒い夜に 君は私を呼びつけた コンビニの灯りには蛾が粉を振りまいていて 地べたに落ちたアイスクリームには蟻がたかっている 傘をさしてきたのに雨は降らない 手袋をつけてきたのに 吐く息は白くならない 光を失った私の目には どんな色も浮かばなかった 私を見つけて手を振る君は とても嬉しそうだけど 瞬きが遅い男性の心理なんて 知らない方がよかった 私に届かない言葉を綴る君の 声だけを頼りに そこに確かにあったはずの 愛の糸を手繰る でも私は知っているの 東洋の三賢者が見たっていう流れ星も 磔にされたイエスの今際の言葉も 残念だけれど それは私が信じているものじゃなかったって 君は私に触れて私を貫いた 朱に染まった頬が沈静していく帰り道 私の体はゆったりと歩道橋から落ちていく 珈琲がゆっくりと抽出されていくように ゆったりと落ちていく 赤く血が滲んだ体には 蟻が群がり 蛾がもう一度粉を振りまいて 私の信仰とともに埋葬してくれる 白い吐息の向こうに見えるのは 涙より強くて冷たい 雨 盲目の場所で ただ一つ光となるのは 潮風に曝されても咲く 赤い花


「My Religion」stereotype2085さんとの共作 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 11
P V 数 : 1662.9
お気に入り数: 2
投票数   : 2
ポイント数 : 2

作成日時 2021-01-02
コメント日時 2021-01-11
#現代詩 #動画
項目全期間(2024/04/20現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性00
可読性11
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント22
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性11
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合22
閲覧指数:1662.9
2024/04/20 20時25分33秒現在
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    作品に書かれた推薦文

「My Religion」stereotype2085さんとの共作 コメントセクション

コメント数(11)
安里和幸(Groww)
安里和幸(Groww)
作品へ
(2021-01-02)

すごく上手い。 個人的にグッときたポイントは、色を失ったはずの詩の世界が「落下」の後に色がよみがえるところ。 「私の信仰」がどういうものなのか知りたくなりますね。

2
つつみ
安里和幸(Groww)さんへ
(2021-01-02)

安里さん、コメントありがとうございます。この詩の肝である「色」の部分に感銘を受けていただきとても嬉しく思います。命が途絶えて初めて甦る「私」の色や光、感覚は、「私の信仰」によるもの、というイメージですが、具体的に「私の信仰」がどういうものなのかは、読者の皆様に想像してもらえると嬉しいです。 (つつみ) 安里さん、コメントありがとうございます。この詩はある曲をつつみさんとシェアしていた時に、僕が土台を作り、つつみさんが細部に彩りを加えたものです。初めはもっと硬度のある女性像でしたが、それをつつみさんが等身大の女性に仕立てあげてくれました。感謝です。またここで修正を加えなければならないのは残念ですが、三賢者は東洋ではなく、東方の間違いです。二人して推敲している間につい見落としてしまいました。失礼しました。 (stereotype2085)

0
三浦果実
作品へ
(2021-01-02)

これは、いい。これはいいです。ステレオさんの作風であるイッてしまい過ぎているロマンティックさ(失礼...)につつみさんがリアリティを与えてるからいいのだとおもう。動画も聴きましたがいいですね。みうらがいいというのだからホントにいいですよ(笑)聴いてる方へ伝わってくる空気感がありますよ。私の偏見ですが、朗読は技術云々よりも声質がすべてだと思ってるんです。なぜならば、朗読のプロとかそういう玄人ではない、朗読になんの興味もない人がたまたま聴いて印象に残るのは声質だけではないかと考えます。その観点からすればこの動画の声質はいい。念のために申せば、「動画の」声質がいいんです。他人に自身の声をきかせるとき、どうすれば最高によくきこえるかをよくわかってる人の朗読に思えました。余談ですが、前回のステレオさんの朗読動画もよかった。あれもステレオさんの声質の良さが「ちゃんと」活かされてました。これも念のため申せば声質がいい人がてきとうに朗読やってもダメなんですよね。 読んで聴いてよかったです。

2
つつみ
三浦果実さんへ
(2021-01-02)

のいえられこーずさん、コメントありがとうございます。stereotype2085さんのことは詩人としてとても尊敬しており、彼の詩に何かを取捨したり加筆することはとても勇気のいることでしたが、今回はstereotype2085さんの勧めもあり、チャレンジさせていただきました。 朗読の方も聴いていただきありがとうございます。この詩を作るにあたり、stereotype2085さんとかなり協議を重ねて取り組みました。それが無駄にならないよう心を込めたつもりでしたので、プラスの方向で伝わりとても嬉しく思います。 (つつみ) のいえられこーずさん、コメントありがとうございます。朗読に関しては完璧につつみさんの功績であり、つつみさんの声質の勝利ですね。僕が造形すると女性にしても男性にしてもある種理想化されるのですが、この詩に関してはつつみさんが主人公である女性、詩の話者に弱さ、一人の人間としての弱さを加えてくれました。これがまさにこの詩の良さになっていると思います。僕の朗読にもお褒めの言葉をいただきありがとうございます。今年、いい一年になりそうです。 (stereotype2085)

0
つつみ
さんへ
(2021-01-02)

沙一さん、コメントありがとうございます。情景描写がアンビバレントな所を指摘していただきありがとうございます。ここはとても悩んだところでした。冬にアイスクリームを食べるだろうか、冬に蟻は活動しないのではないか。しかし、ここは、あとに続く詩のことを考えると、アイスクリーム以外の、蟻以外のものがどうしてもしっくりこなかったので、季節外れではありますが、このような表現となりました。 月についてのご指摘は、月が出ているものの、霞がかっているところに雨を予兆させているつもりではあります。 最後は、ご指摘の通り、写実的ではなく、主人公の心象風景を現したいという部分が強く出ており、そのことが、季節外れのアイテムを出していることにも繋がっている気がします。 色々なことに気づかされました。ありがとうございます。 (つつみ) 沙一さん、コメントありがとうございます。ご指摘の、寒い冬に蟻や蛾が活発なことが不自然だとは重々承知しております。これらは幾度もディスカッションを重ねた結果、心象を描写する為に採用したものです。アイスクリームも同様で「冬のアイスクリーム」とはいらないものとして捨てられすぐに溶けて消えてしまうもの、の象徴として採用しています。「赤く血が滲んだ体」以降はすべてが再生されることの比喩ですね。序盤が綺麗に回収されていて中々に良いのではないでしょうか。 (stereotype2085)

0
〜たかふみ〜 TakaFumi
〜たかふみ〜 TakaFumi
作品へ
(2021-01-02)

はじめまして。最後の2行が心に残りました。 これの後、「My Revolution」を達成され、再生されんことを祈念いたしました。 でも、こうして作品に昇華なされたということは、最早、復活はなされたと拝察いたします。 「赤い花」それは、薔薇 ? それともサルビア ? 花には(にも、の方が適切ですね)不案内です。

1
つつみ
〜たかふみ〜 TakaFumiさんへ
(2021-01-03)

〜たかふみ〜 TakaFumiさん、コメントありがとうございます。最後の2行心に残ったとのことで、最後の赤い花、どんな花でも綺麗に咲き誇るイメージで書きました。再生という言葉を頂き、この作品にプラスのイメージを持っていただいたこととても嬉しく思います。 (つつみ) 〜たかふみ〜 TakaFumiさん、コメントありがとうございます。最後の2行は僕が作った原型にはなかったもので、つつみさんが書き足したものです。それを更に僕が微調整しました。このパートでより詩全体が引き締まり、力強く「彼女」の信仰を浮き立たせることが出来ましたね。よく出来ていると思います。 (stereotype2085)

0
なかたつ
作品へ
(2021-01-11)

 一つのポイントに絞ってみます。最後にある「赤い花」とは何であるのか。  赤い花、それは、名前が与えられず、ただ赤いという性質を持った花のことであって、それがどのような大きさで、どのような香りをするかなどは誰も知る由がありません。ただ読み手に提示されるのは、「赤い」ということであって、なおかつ、語り手もまた「光を失った私の目」を持った中で見出した色であるということです。  でも、この「赤い花」が何であるのか、その答えが動画投稿にあるのではないかと勝手な論を提示してみます。「光を失った私の目」及び「盲目の場所」とあるように、語り手は視覚を失っていることが示唆されているのですが、まさにこのことが動画によくあらわれているのです。技術的なこと、手間がかかることなど、そうした「作者」の事情もあるかもしれませんが、そこまで読むつもりはありません。このようにして提示された作品だけの情報を用いても、この動画そのものが終始真っ暗となっており、「光を失っ」ていることや「盲目の場所」にいることの証明であり、この動画にあるのは「語り手の声」だけです。つまりは、読み手は語り手の声によって愛の糸を手繰るのです。それこそ、「声だけを頼りに そこに確かにあったはずの」とあるように、「声だけを頼りに」しているのは、語り手だけでなく読み手もまた同様であるということです。そして、「盲目の場所」=「動画」に唯存在する「語り手の声」がすなわち、「赤い花」だと言えるのではないでしょうか。  作品の内容を度外視してしまった読みだけでは申し訳ないので、内容についても少し述べます。語り手の目線は、縦横に動いています。「コンビニの灯り」「地べたに落ちたアイスクリーム」といった上下、「私を見つけて手を振る君」はおそらく横方向、「愛の糸を手繰る」もなんだか横方向な気がします。しかしながらも、「私の体はゆったりと歩道橋から落ちていく」という上下方向によって、生死の境目をさまよっています。その後、「赤く血がにじんだ体には/蟻が群が」っており、「地べたに落ちたアイスクリーム」というのも役割を終えたある意味死を迎えた存在だよなあ、と気づかされます。ああ、そうか、雨もまた上下方向に動く存在でした。  ところで「私の信仰」とは何だろうなあ、と。それは最後に見出した「赤い花」なのかなと思うと、あまりぴんと来るものではなくて、多分、やっぱり「声」だろうなあと気がしています。他者の宗教、ここでは、キリスト教が用いられているのですが、「それは私が信じているものじゃなかった」と表明されています。やはり、重点は「私に届かない言葉を綴る君の/声だけを頼りに そこに確かにあったはずの/愛の糸を手繰る」という三行に、語り手の想いが凝縮されるように見えてきます。無論、赤(朱に染まった頬、血、花)や白(吐息、アイスクリーム?)によって、物が対置されていて効果的にもなっているのですが、「光を失った私の目」をもち、「盲目の場所」にいるからこそ、色よりも、声こそが信仰の対象になっているのではないかと。

2
藤 一紀
作品へ
(2021-01-11)

>磔にされたイエスの今際の言葉も >残念だけれど >それは私が信じているものじゃなかった とありますが、磔刑にかけられたキリストが言ったという『神よ、あなたはどうして私をお見捨てになるのか』という痛みに満ちた言葉は、彼が神の子でなく人間であることの告白であったと私は思いますし、ここにおいて、彼を好ましく思います。そしてこの作品からはそうした痛みに満ちた肉声を感じます。〈赤い花〉がその結晶かもしれないと思えるほどでした。

0
つつみ
作品へ
(2021-01-11)

なかたつさん、コメントありがとうございます。とても丁寧に読み取っていただき、私も新たな気づきがたくさんありました。「赤い花」は「私」が「私の信仰」を取り戻したことで得られた象徴のようなもので、決して揺るがないものというイメージで書きました。 動画が真っ暗なのは、何となく何も写さない方が良いのではないかという感覚的な理由でしたが、なかたつさんが書いてくださったように、 >この動画そのものが終始真っ暗となっており、「光を失っ」ていることや「盲目の場所」にいることの証明であり、この動画にあるのは「語り手の声」だけです。つまりは、読み手は語り手の声によって愛の糸を手繰るのです。 と想像していただけることは、作り手側としてもとても嬉しく思います。声と赤い花を結びつけて読むとより「私の信仰」がくっきりと浮かび上がりますね。 語り手の目線についても注目していただきありがとうございます。 >「赤く血がにじんだ体には/蟻が群が」っており、「地べたに落ちたアイスクリーム」というのも役割を終えたある意味死を迎えた存在 ここについては、stereotype2085さんと特に協議して書き進めたところでしたので、気づいていただけて嬉しいです。 「私の信仰」とは何なのか。この案はstereotype2085さんが発案した部分でしたので、詳細は彼からもコメントがあると思いますが、ここについては読み手の皆様に自由に想像していただいた方が色々な広がりがあるのではないかとも思っています。なかたつさんのおっしゃる通り、「光を失った私の目」「盲目の場所」というワードから「声」こそが信仰の対象になるという見方、この詩をより深みのあるものにしていただけたと感謝しています。 ありがとうございました。 (つつみ) なかたつさん、コメントありがとうございます。「私の信仰」とは何なのか。それは、私が君の前で赤い花のように一瞬でも美になり得た事実、また私が生きた証としての赤い花への崇敬そのものなのですが、つつみさんの朗読によりそれを伝えるための声もまた信仰の対象となったのかもしれません。加えて上下、左右への視点の移動によって暗示される生死、盲目の場所においては声こそが光であり、信仰の対象になり得るという見方は当初、僕とつつみさんが強く意識しなかったものであり、この詩をより意味深長にしてくれた解釈です。深く感謝しております。ありがとうございました。 (stereotype2085)

0
つつみ
藤 一紀さんへ
(2021-01-11)

藤さん、コメントありがとうございます。私はキリスト教に余り詳しくないのですが、藤さんの解釈、胸に痛く染み渡りました。宗教的アプローチがどのようなものであったかは、stereotype2085さんに任せて私が赤い花に秘めた想いについて書こうと思います。 「赤く血が滲んだ体」は「私」が生きていた証であり、その中で「赤」は盲目の場所でも「私」の目に花のように映り、咲いた。藤さんの仰った、赤い花は痛みに満ちた肉声を結晶化したものという解釈は、「私」にとってやはり赤い花が最後にたどり着くことの出来た希望のようなものだったのだと改めて気付かされました。ありがとうございました。 (つつみ) 藤さん、コメントありがとうございます。赤い花が痛みに満ちた肉声、その結晶ではないかとの解釈、とても嬉しく思います。この詩の主人公である「私」はキリスト教にも信仰を見出せず、藤さんが仰るところであるキリストの「人間であることの告白」にも依るべきところを見出せなかったのですが、そんな彼女の最後の拠り所であった赤い花。これが痛ましいほどに人間的な肉声の結晶だったというご指摘は正に本質の一つです。短いコメントの中に多くの意味合いがあり、多くを学ぶことが出来ました。ありがとうございました。 (stereotype2085)

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