『-UFO- 地上の星屑観測船』 - B-REVIEW
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少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

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ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

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『-UFO- 地上の星屑観測船』    

細い手足を突っ張って フロントガラスの雲に立つ 移ろい続ける白い夢を追い 子供心を満たす虫 空と海とを統べているのだと 疑う知能も持たないままで 縦横無尽に回る雨の子 いつかの誰かによく似てた 甘い匂いがするなんて 一体誰が確かめたのか アレルギーを恐れて閉めた 車内に雨の匂いはしない 無垢ならば空を飛ぶだろう 無垢ならば地を駆けるだろう 無垢ならば海を泳ぐだろう 泳げる空は大人だけのエゴ 誰彼に尾を振るエンジンが 警戒心も見せずに吠える 雨が降る中ちいさな虫は 夢の続きを探しに飛んだ やわに育った足を伸ばして 空気を詰めたタイヤを回す 立ち上がることを忘れた人に ユンケルだけは優しく微笑む 「こんな大人になるんじゃねーぞ」 しゃがれた声で歌う円盤 自称未来を知ってる大人に 是非とも聞きたいことがあるんだ 僕らは空を飛べますか? ウインカーに急かされて 舵を大きく切らされた 黒い舗装は途切れず延びる もうハンドルは要らないのだろう 夢の在処を疑い続け 鉄の線路を信じ続ける 街の姿が更新されても 記憶の景色によすがを求める いつものコンビニ  いつもの端っこ 後悔だけで飽和している スマホをかざして煙草を盗った こんな大人になるんじゃねーぞと 円盤はいつも歌っていたんだ 目映く連なる星座が落とす 影に飲まれた未来の空で



『-UFO- 地上の星屑観測船』 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 1815.0
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 23

作成日時 2020-05-31
コメント日時 2020-06-06
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/04/26現在)投稿後10日間
叙情性87
前衛性00
可読性43
エンタメ00
技巧32
音韻11
構成76
総合ポイント2319
 平均値  中央値 
叙情性1.31
前衛性00
可読性0.71
 エンタメ00
技巧0.50.5
音韻0.20
構成1.21
総合3.84
閲覧指数:1815.0
2024/04/26 07時01分32秒現在
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    作品に書かれた推薦文

『-UFO- 地上の星屑観測船』 コメントセクション

コメント数(8)
エイクピア
作品へ
(2020-05-31)

こんな大人になるんじゃねーぞと言うフレーズも印象的だったのですが、それよりも4連目の4行が印象的でした。無垢とは何だろうかと考えさせられました。無垢故の万能さを強調しているように見えますが、大人のエゴとは何だろうかと思いました。

1
羽田恭
作品へ
(2020-06-01)

即興で返詩の川柳を 夢希望 大人になって 墜落死 手を伸ばす コンビニ前で 夢破れ

1
千才森 万葉
千才森 万葉
エイクピアさんへ
(2020-06-02)

 お読みいただきありがとうございます。 『こんな大人になるんじゃねーぞ』は一応印象的になるように配置したんですけど、安直な表現だった気もします。まあ、テーマがありきたりな使い古された感情ですから、こんなものかなって気もしますけど。  まあ、それは置いておいて。無垢と大人のエゴ。無垢の万能さという表現を読んで、なるほど、最後は万能に近づいていくのかと考えさせられました。やっぱりコメントってありがたいですよね。  書いたときのお話をすると、無垢とは1つの存在では無くて、空や海それぞれに存在している、もしくは、空や海を目指している無垢な存在たちをイメージしていました。  そうですね、空は『飛ぶ』場所なんですよ。海は『泳ぐ』場所であり『潜る』場所。それ以外ではあり得ない。空を飛べる人、空を飛べると一途に信じている人は『飛ぶ』と表現するかと思います。空を泳ぐ、とか、空を駆ける、なんて書いたりはしない。そんな風に捻って書かれた言葉は、誰かに良く見せよう、他人よりも上手に表現しようといった打算が働いている表現なのではないでしょうか。こういう表現を使うようになると、もう無垢な子供では無くなり、大人になったと言えるのかなーと。  ただ、そんな風に表現できると言うことは、泳げる空が本人の空想の中で確かに存在しているのだと考えるのです。少なくとも、嘘をついている訳ではないでしょうし。人間は空を飛べないことを知っている大人は、空想の中に、飛べないけれど泳げる空を作り上げて満足している。自分だけのための空、大人のエゴから生まれた空。こんな思想に浸りながら書いていましたね。  もちろん、これが正しいと言いたいわけではないですし、人それぞれに色んな読み方があって初めて詩としての面白さが生まれるのだと思っています。じゃあ、作者の考え方は書かない方が良いんじゃないかっていう意見もわかるのですけど、わたしは書いた方が多くの人に読んでもらえるんじゃないかなと考えるんですよー。なので、機会があれば作者の狙いは書いておきたいなと。  色んな方の、様々な視点のコメントが並ぶと嬉しいですね。  ではでは、コメントありがとうございました。

0
千才森 万葉
千才森 万葉
さんへ
(2020-06-02)

 お読みいただきありがとうございます。  ただいまです、裏庭から帰ってきました(笑)うーん、正確には畑ですね~。本腰を入れて手を入れ始めた家庭菜園に、思った以上に時間を取られてしまいました。どんな品種であれ、種からの栽培は難しい。  作品を作るきっかけは、フロントガラス越しに見上げたアメンボです。一回だけガラスに乗ってるのを見たことがあって、こんなところに何しに来たんだ? と、すごいビックリした覚えがあります。子供の頃はアメンボが飛ぶとか予想すらしていなくて、水溜まりに居るアメンボはどこから来たんだろうって不思議に思っていましたね。  夢って言うと、できるだけ遠くに定めた子供が褒められる傾向にあって、子供達はほとんどが大きな夢を示すんですけど、成長するにつれて小さくなっていく。アメンボの夢とか聞いてみたい(笑)  舵を切らされるの2行は、わたしも気に入ってるんですよ。ウインカーとかもそうですし、反射で答えてしまってやらざるを得なくなったり、考えも無しに立ち上がったから部屋から出て行かなければならなくなったり。特にウインカーって急かすような音がしません? カッチカッチカッチって。わたしはあの音がちょっと苦手です。  現代詩っぽくなっていますか? それなら書いた甲斐がありました。実は、今作品はわたしの好みからは外れるんですよ。こういう救いの見えない暗さ・ネガティブさは、わたしのジャンルじゃないと思っていまして。いつもならこの後に雰囲気をひっくり返す展開を繋げたりするんですけども。職場のデスクに座ってる主人公に声が掛かるんですよ、「なあ君、わたし達の星座の前足をやらないか?」なんて。  今回の目的は『詩らしい詩を書く』だったので、無難に詩らしさを演出してみました(詩は暗くなりがちという偏見)。もちろん表現は目一杯凝りましたけども。なぜそんな目的で書いたのか。思いがけず、6月の選考委員に誘われまして。詩歴の浅いわたしがそんな大役を担って良いのだろうかとも思いましたけど、せっかく貰った詩を学ぶ良い機会なので受けることにしたんですよ。でも、詩をろくに書けない人の賞なんて貰ったって嬉しくないじゃないですか。なので、一応このぐらいの詩(っぽい詩)を書けますよというアピールのための作品だったんです。成功しているかどうかはわかりませんけどね。  当初、違う作品を上げる予定をしていましたが差し替えました。  わたしが選考委員に選ばれたと言うことは、詩にあまり詳しくない人の視点も選考に組み込みたいと思っているのかな~と勝手に解釈していまして、6月はわたしなりに頑張りたいと思います!  コメントありがとうございました。

1
千才森 万葉
千才森 万葉
羽田恭さんへ
(2020-06-02)

 お読みいただきありがとうございます。  返詩に下の句を添えて、変化を持たせた短歌へ変える。 >夢希望 大人になって 墜落死   骸に春風 沿う二輪草 >手を伸ばす コンビニ前で 夢破れ   『有料ですよ?』と 袋くれた君  今回は目的があって暗い感じの作品に仕上げましたけど、実はバッドエンドって苦手なんですよね~。なので、ちょっとハッピーエンドを示唆するような句を添えさせて貰いました。返詩では、わたしの作品から受け取った雰囲気を文章による説明ではなく、新たな作品として味わえる、という点が面白いですね。伝えたい雰囲気が伝えられたようで良かったです。  返詩、ありがとうございました。

0
羽田恭
千才森 万葉さんへ
(2020-06-02)

返詩をさらに返詩してくれるとは! しかも短歌にしてしまい、ちょっとバッドエンドを回避するのも面白いですね。 こちらこそ、ありがとうございます。

1
つつみ
作品へ
(2020-06-03)

無垢な子供と大人になってしまった大人(?)が車から何気なく眺めている風景の中で見え隠れしているように感じました。 「夢」に対する表現がおもしろかったです。 >移ろい続ける白い夢を追い >子供心を満たす虫 >雨が降る中ちいさな虫は >夢の続きを探しに飛んだ この2つの表現には、夢を信じる無垢な子供が表現されていて >夢の在処を疑い続け >鉄の線路を信じ続ける この表現には、自らウインカーを出すことも、ハンドルを切ることもしない、つまり自分では方向を変えることのできない、頭の固い大人(言い過ぎ?)が表現されていて >いつものコンビニ >いつもの端っこ 毎日同じ風景の中で現状維持を心掛けるここの部分は 自分にも当てはまるような気がしてドキッとしました。 >スマホをかざして煙草を盗った というところだけどうしても意味を汲めませんでした。

抒情:3 前衛:0 可読:0 エンタメ:0 技巧:0 音韻:0 構成:3  
1
千才森 万葉
千才森 万葉
つつみさんへ
(2020-06-06)

 お読みいただきありがとうございます。  大人になってしまった大人って表現、いいですね。わたしも大人になりたくてなったわけではなく、いつの間にか大人と呼ばれる人間になってました。  子供と大人の境目に立つ大人、そんな作品をかいてみました。今回、夢を追いかけてる虫のモチーフはアメンボですね。アメンボ、わたしは『雨ん坊』だと思っていたんですけど、調べてみると『飴棒』が語源みたいです。カメムシに近い種類の虫で、同じように匂いを発するのですけど、アメンボは飴ように甘い匂いがするのだそうですよ?  まあ、今回はわたしの勘違いである『雨ん坊』がテーマになっていますけどね。大人になっても『坊』と呼ばれる虫。  そうそう、頭の固い大人。でも、最近は頭の固い大人ってそんなに居ないんじゃないかなって思います。そう考えると、大人になると頭が固くなるという固定観念を信じ続けている頭の固い大人なのかもしれません。  何故頭が固くなるのか? それは楽だから? 今までと同じ言動を繰り返せば、生じる結果は今まで経験した出来事の中に収まってくれる。これは、楽です。予想外のことが起きにくければ日常生活を過ごしやすくなります。  同じコンビニの、同じ場所に駐めていれば、事故やトラブルに遭わないことを経験で知っている。今までと同じ行動を繰り返すだけで、予想通りの結果を得られる。不測の事態を防げる。  頭が固ければ、未来も固い。固くなった未来では、飛躍も起きにくいわけですが、固い頭ではそこまで頭は働かない。  個人的な考えですが、新しいことに対して億劫だと思うようになったら、歳を取ったって事なんだろうなって。  話は変わりますけども、わたしは未だにスマホを使った電子決済を利用したことがないんですよ。○○Payとか。  クレジットカードですらお金を支払ったという感覚が薄いのに、スマホで決済だと、更に支払いをしている感覚が無くなるんだろうなって。わたしも頭は固い方なのです。  そんな意識を入れた一行ですね。  コメントありがとうございました。

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