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不毛なもの   

作成日時 2019-10-04
コメント日時 2019-10-07

不毛なものよ立ち上がれ 除け者にされたものたち 一度以上倒されたけど 美しい草花の繊細さや壊れやすさに面して 不埒な夜空から降ってくる いくつもの光が帯になって跳ね返されて 草花が映し出され 呼気が見える やっとそんなふう 触り心地のいい生命に生まれているね 愛として自分で決めた記憶 かすれたものもとても良かったはず それをなぞりなおして 力が強く強靭に なりたいという願いは 平等に存在する 感情を内部から外部へ そうして新しいものと出会い 過去の先にあった 可能ならば 細くとがった針のようにあれ お互いに交わることのできない 硬質で不器用な はぐれた光のような生き方をして


項目全期間(2019/12/12現在)投稿後10日間
叙情性1817
前衛性21
可読性2423
エンタメ11
技巧2317
音韻1612
構成1813
総合ポイント10284
 平均値  中央値 
叙情性2.31
前衛性0.30
可読性31.5
 エンタメ0.10
技巧2.92
音韻20.5
構成2.31
総合12.88
閲覧指数:943.2
2019/12/12 08時49分37秒現在
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コメント数(8)
せいろん (2019-10-04):

>硬質で不器用な >はぐれた光のような生き方をして 素晴らしいです。 簡単な言葉で表現されていますが、実際書いてみろと言われたら私なんかには無理そうです笑 鷹が爪を隠してこちらを微笑むような、それが今回の黒髪さんですね。あえて一時期平仮名にしたユーザー名を思わせます。 とても良かったです!

黒髪 (2019-10-04):

せいろんさん コメントありがとうございます!簡単な言葉を使うようにはしています。こった言葉が浮かんだときは、難解でも使いますが。爪磨きに余念がありません笑。とても良かったですか、楽しく読んでくださったようで、 嬉しいです。

ころねころね (2019-10-07):

冒頭から最後まで素敵です!尊敬…

黒髪 (2019-10-07):

ころねさん コメントありがとうございます! 素敵であると言っていただけて、とても嬉しいです。尊敬と、過分な言葉をいただき、嬉しいです。 詩を、毎日発見のある楽しさでやっています。

みうら? (2019-10-07):

黒髪さん、これは、どうしちゃったんですかと尋ねたくなるぐらい迫ってきましたよ。今月はもうコメント参加を控えようとしてるところだったんですが、思わず書いてます。 >硬質で不器用な >はぐれた光のような生き方をして この言葉に集約されており、作品の冒頭から結語に至るまで作者の息遣いが宿っています。 私が黒髪さんの全てをわかっちゃいなくて、それは当たり前で、いつも何故にわかってるようなことを言ってるのかと問われれば、以前から申し上げてる通りで、私は詩を書く行為において、逃げたのです。何から逃げたのかを言わなくても、逃げなかった黒髪さんはわかっていらっしゃる。つまり、だから、私も同じです。100歩譲って言えば、わかったふりでもなんでもいいから、わかっていると言い切るしかないということ。相変わらずダサいコメントになってますが、自分語り、モノローグは極めれば、どんなお上手な技巧的作品よりも優ることが証明されている作品ですよ、これは。あんまし、他人の作品を読んで泣かないですが、これは泣いた。別にこんなこと書かなくてもいいし、書かないほうがいいのでしょうが。次は詩集本作れるぐらい、傑作の連発をお願いします。 不毛だとか、言ってた人々へも祝福を。 (╹◡╹)

黒髪 (2019-10-07):

みうらさん コメントありがとうございます! 薄ぼんやりとした現実の中を、転び、怨み、それでも人の裏に──実は──ある、愛情に気づいたりして、 考えて、このような詩を作りました。僕は、逃げなかったともいえるし、逃げることがどうしても できなかった、という感じでもあります。そこには、個人的な史における真実を抱えながら、 自分の内的必然性を、どうにか表さないと、苦しくてしょうがなかったという感じです。 そういう意味で、この作など、僕の作の裏には、表すことのできない暗闇が、渦を巻いています。 今現在は嵐も去り、詩集を本格的に読んでいこうという気持ちです。 そもそも、詩とか、音楽とか、劇とか、それぞれの興味関心に従って、全ての作者は、芸術的な ものへのこだわりとか、思い入れとか、参加の意志がある、すなわち、芸術性を求めていない人は、 居ないと思います。当然僕の作にも当てはまることですが、「芸術」というくくりで、個人の作者を考えるということが、一番しっくりくると思うし、一番心情をよく言い表していると思います。 全ての芸術が、人を強く捉えるものでしょうし、そこには、何らかの平等性が──捉えられたということに基づいて── 芸術へと、芸術家へと続く、どこを通るのかわからない道を、ぼんやりとであれはっきりとであれ、作者読者自身を 導くように照らし、また、再創造として表れる自分の中の景色として、形あるものを、照らし出していると思います。 そのようのことから、自らの血の流れを感じる者は、破れてもまた立ち上がる力を持っているでしょう。 そのような力が、個人の中に、社会(制度)への反逆という形で表れるのも、うなずけると、思います。

survof (2019-10-07):

読んでいて鳥肌がたったのはクーラーの効きすぎが原因ではないはず。特に好きなのは後半から最後にかけて。読むたびに身体中に鳥肌が広がる。肌の緊張が嗚咽に変わる前に私は読むのをやめなければならない。 一言だけ付け加えるとするならば、この作品はまったく技巧的には見えないとはいえ、言葉一つ一つの扱いが丁寧であり、音韻にも注意深い配慮が施されている。つまりとても技巧的であるのだ。同時にそれは技術のための技術ではなく、手段としての技術として非常に巧みに、かつ自然に、目的の要請に応じて適切に用いられている。 技術というのは高ければ高いほど、その存在を忘れさせるのだ。

黒髪 (2019-10-07):

survofさん コメントありがとうございます。 円空仏を掘るように、推敲をしました。「仏作って魂入れず」というようにならないことを、気を付けました。 技巧というものでは、文体を定め、それを通したという感じです。 B-reviewでは、人の魂のこもった作品を、読むことができて、それはとても贅沢な時間に感じます。 人に感じていただける、そして、感じたということを、「それを知りうる」というのは、なかなか 貴重で、素晴らしいことです。一人ではできないようなことも、できますから。

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