なんだかさ - B-REVIEW
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たそがれに たれかある さくらのかおりがする

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羽田恭

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カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

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きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

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きょこち(久遠恭子)

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海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

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きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

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あなたには「十月」が足りていますか?

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だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

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渇いた心を満たす雨に満たされていく

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なんだかさ    

深夜のサービスエリア ダボついたズボンを履いている人たちは だいたい足を引きずって歩いていて 僕はそれを見ながら やけに高いうどんを啜った もう朝なんて何十年も来ない気がして 0は一つも増えない気もして ワンカップを買うのも悩むぐらいで 紙コップに入ったお茶が 僕の舌を火傷させる たとえば僕に日が当たったとして 大通りを闊歩できるくらいの そんな自信がもてたなら もてたなら どうしようもないって 言える人間が羨ましくて どうしようもなくはないけれど ただ日々を焼べている僕は どうにかできるのだろうけれど いつのまにか汁のなくなったお椀は ぼやけた白い蛍光を反射していた 自分の顔はよく見えなくなっていて 僕はちょっと 安心したんだ 明日こそはカツ丼にしよう 10円玉を 今日よりあと数枚、入れるだけのこと


なんだかさ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 19
P V 数 : 1248.0
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-09-25
コメント日時 2018-09-26
#受賞作
項目全期間(2024/03/28現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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叙情性00
前衛性00
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 エンタメ00
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閲覧指数:1248.0
2024/03/28 20時56分49秒現在
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    作品に書かれた推薦文

なんだかさ コメントセクション

コメント数(19)
ヤエ
(2018-09-25)

陽の当たる大通りという曲を思い出しました。全体として上手くいかない人生を、その不安な感じを唄っていると思うのですが、最後の明日はカツ丼というところが少し明るくて好きです。不安だけど、明日も生きてるんだろうなといリアリティーを感じます。 ハンドルネームは高校生なのに、ワンカップが出てくるって、なんだかおもろいですね。

0
社町 迅
(2018-09-25)

今晩は。始めまして。 深夜のサービスエリア、まばらに走る車の音や、外灯の明かりだけの景色、 運転に疲れている話者が食事をとっている・・・ 第一連は話者の主観を語るだけで、疲れている雰囲気を感じさせます。 第二連は熱いお茶で下を火傷しそうになる短い描写で、話者の存在がくっきりとしますね。そうすることで、周囲の人気の無さや時間のゆっくりさ加減が分かってくるんだと思います。 で、しかも話者がくっきりと見えたことで後の連の回想が自然につながるんだと思います。 (>0は一つも増えない気もして  >ワンカップを買うのも悩むぐらいで  ここは分からないのですが、もしかしてお酒飲んで車中泊する気だったんでしょうか?) 第五連では逆向きの効果ですよね。 そして最終連は、みなまで書きませんが、食事で満たされて気分が良くなってる感じが伝わります。 ・・・久々のコメントなのでどんなことを書けばいいのか分からないままでしたが、 こういう風に読ませていただきました。・・・と、書いておきます。 破綻が無くて、内容もそうですがとても落ち着いた作品だと思いました。

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三浦果実
(2018-09-25)

これ、めちゃくちゃ上手い。久しぶりに来た来たって感じがした。一高校生というハンドルネームがギミックならば、それもいい。いや、ギミックでなく本当の高校生でもいい。とにかく、良い。いい作品に理屈はない。

0
社町 迅
(2018-09-25)

どうでもいい追記です。 ワン”カップ”、紙”コップ”、大通りを”闊歩”・・・と似たような響きが続くのが、妙な感じがしました。

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ふじりゅう
(2018-09-25)

拝見しました。 僕の好きな詩のスタイルとして、平凡な日常を捉えたと言いますか、小さなテーマで捉えられた詩というものがあります。然るにこの詩も、宇宙や死や事象の意味といった大きなテーマを僅かに内包しながらも、全体的に小さな日常、青臭い主人公の心理を上手く捉えた作品だと感じました。 内容に入りますが、やはり「0は一つも増えない気もして」の一文は良い部分だと思います。恐らく後半の「10円玉を/今日よりあと数枚」に繋がるように構成されているとは思いますが、何より主人公の心とリンクさせて「自己の無力」を主張しすぎない形で表現したこの一文は個人的にはお気に入りであります。 締め方も私的には魅力を感じます。この締め方からも、主人公の現実性と言いますか、いい意味での青臭さを感じさせる所がこの詩の魅力だと思います。 やや構成にJPOP的な大衆さを感じるところではありますが、ある意味それもまた良点のひとつなのかもしれません。

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かるべまさひろ
(2018-09-25)

五連目が、どうなのかな、と少し引っ掛かっています。 それ以外はなんだかなつかしくて、いいですね。

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一高校生
(2018-09-25)

初めまして。 こんなにもアクティブなサイトだったことに今とても驚いています。 今年から受験生なので、表現の場だった部活も引退することになり、どこかないかと探して辿り着いたのがこのサイトでした。 批評へのコンスタントな参加はできないですが、休憩時間などを利用してやっていこうと思います。 受験において私は理系として扱われていますが、文理など関係なしに表現はできるのだということを示していきたいです。 そんな一高校生ですが、よろしくお願いします。 また、これから皆様一人ひとりに返信していこうと思います。

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一高校生
(2018-09-25)

>>ヤエ様 ご鑑賞ありがとうございます。 最後にまだ、そこはかとなく不安が残っているというところを読んでいただけてとても嬉しいです。 まだ未成年なので飲酒はしませんが、私の中でワンカップは妥協というイメージがありました。

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一高校生
(2018-09-25)

>>社町 迅様 ご鑑賞ありがとうございます。 連ごとによる話者の存在の濃淡をしっかりとらえていただけてとても嬉しいです。 >>(>0は一つも増えない気もして  >ワンカップを買うのも悩むぐらいで  ここは分からないのですが、もしかしてお酒飲んで車中泊する気だったんでしょうか?) この表現はかなり悩みました。 推敲前は「明細の0」と限定的かつやや説明的な表現だったので取り除きましたが、やはり読み取りにくかったようです… ここでは話者の余裕のなさを描写しました。

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一高校生
(2018-09-26)

>>三浦天才詩人果実様 ご鑑賞ありがとうございます。 そこまで言っていただけるとは。とても嬉しいです。いい作品に理屈はないということばが身に沁みました。 ギミックではなく本当の高校生でした。

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一高校生
(2018-09-26)

>>沙一様 ご鑑賞ありがとうございます。 やはり滲み出ていましたか。 自覚していますが、私の書く詩へのポップスやロックの歌詞からの影響はかなり大きいです… ただ、この詩は私としてはかなり素直に書いたつもりでした。 今後、ひねくれた詩も書いてみたいと思います。

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一高校生
(2018-09-26)

>>ふじりゅう様 ご鑑賞ありがとうございます。 小さな日常の描写に僅かに内包された大きなテーマ。共感しました。でもまさか私の詩からそれが読み取れるとは思いもよりませんでした。 >>何より主人公の心とリンクさせて「自己の無力」を主張しすぎない形で表現したこの一文は個人的にはお気に入りであります。 その表現はかなり悩んだ結果、そうしました。推敲したときの意図が伝わってとても嬉しいです。 やはりポップスが滲み出ていましたか… 私の詩をつくるうえでの課題かもしれませんね。

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一高校生
(2018-09-26)

>>かるべまさひろ様 ご鑑賞ありがとうございます。 五連目描写不足ですかね… 安心したところをもっと緻密に表現した方がよかったかもしれません。 なつかしさを覚えていただきとても嬉しいです。

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なつめ
(2018-09-26)

一高校生様 うわー、私と同じ年ですか!!!仲良くしてください!(((o(*゚▽゚*)o)))私は文芸部の助っ人で、まだまだ初心者ですが…いや、すごいですね、私、敢えてお酒とか煙草とか、扱いにくくて避けてしまうのですけど、使いこなせてて素晴らしいです。書きなれておられるのだろうと思います。わー、私の詩が恥ずかしい…。私は文系です!理系の方ってやっぱかっこいい詩書くな…これからよろしくお願いしますm(_ _)m

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かるべまさひろ
(2018-09-26)

一高校生さん 丁寧なお返事ありがとうございます。 五連目は描写不足……だと思いました。 心中描写の三・四連目が丁寧だったからこそなんですが、もう一度景色に戻すところが些か力業が成立していない(「いつのまにか」という時間の長さを感じられない。火傷するほど熱かったはずなので。三四連目で少しでも外の時間を感じられたらよくなるかもです。)ところと、「僕はちょっと 安心したんだ」の文体がよしあしですが他より浮いていて、よりベストな「安心」の表現があるかなと思いました。たとえば六連目がこの詩の肝になっているように、自分の言葉で全部綴られているからこそ、本当に「安心」という言葉だったのかな? と感じました。「僕はちょっと 舌のひりひりにほころんで」とかするだけでも優しい気持ちに親近感がわくかもです。あくまで例えばですが。 受験、無理せずにがんばってください。 応援しています。

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stereotype2085
(2018-09-26)

いいんですよねぇ。みなさん褒めてらっしゃるんで、今さら言う必要はないんですけど。この諦念、傍観主義とでも言うべきものが、一人の高校生の目線から離れることなく描かれている。いいと思います。

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一高校生
(2018-09-26)

>>なつめ様 ご鑑賞ありがとうございます。 お酒や煙草はやはり未成年となると経験が少ないため、扱いにくいですよね。わかります。 あと、文理は意識しなくていいと思います。文系でも理系でも表現できる範囲は同じだと私は考えています。 これからよろしくお願いします。

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一高校生
(2018-09-26)

>>かるべまさひろ様 詳細に教えていただき本当にありがとうございます。確かに時間の移り変わりの描写に関しては再考の余地が残りますね… ただ「安心」ということばは個人的に変えたくないです…せっかく別の表現も考えていただいたのに申し訳ないのですが… 安心しきっていないからこそ、ここでは「安心」ということばが活きるのだと思います。

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一高校生
(2018-09-26)

>>stereotype2085様 ご鑑賞ありがとうございます。 お褒めのことばをいただけてとても嬉しいです。 そうですね。もう短いですが、高校生からの目線というものは大切にしていきたいと思います。

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